はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

野生の王国、気持ち悪いシリーズ(笑)。

この季節、ちょっと油断するとすごいことになってしまいます。

それで何度、鳥肌が立つ思いをしたことか‥。

大袈裟に書きましたが、ちょっと暑くなってくると害虫との戦いが始まります。

 

この家に暮らし始めた約30年前、周りは雑木林でした。

ベランダにクワガタ虫が落ちていて大喜びしたこともありましたが、出会って嬉しい虫より、そうでない虫の方が圧倒的に多い環境でした。

 

その1、薮蚊。

かつては蚊取り線香の大缶はひとシーズンにいくつも使い切るほどの必需品でした。

やっぱり、木が多いというのが原因でした。

近隣の開発が進み、雑木林は老人ホームや駐車場になった今、玄関にぶら下げるタイプの虫除けで何とかなっています。

 

その2、ゴキブリ。

天下の嫌われ者のG。

我が家も、その名を口にしたくないほど夫婦揃って大の苦手です。それだけに奴が出没した日には大騒ぎ。

そんな様子を見て育った息子2人とも、Gは怖い生き物とインプットされてしまい、やはり苦手なようです。

ただ、学年が上がると怖がると舐められるから‥と努力の甲斐あって?、何とか大丈夫になったそうです。

でも屋内でも職場では大丈夫でも、自宅に出没されると未だに怖いのは、親のせい、三つ子の魂百までも‥らしいです。(笑)

その恐怖のG、ちゃんと今年もコンバット仕掛けたので、きっと大丈夫(‥ですよね。)

 

その3、蛾。

Gと同じぐらい苦手なのが蛾。

大きいのは問題外ですが、小さくても、不器用に飛び回られるのも恐怖だし、戦闘機のように飛び回る三角形の蛾は最恐です。

でも、蛾も人間のことを怖がっているのかな‥と感じることもあります。

蛾と目が合った気がすると、蛾も居心地が悪いらしく、飛ばずにもそもそと横移動して隠れようとしていることが何度かありました。

蝶々は大丈夫なのに、何で蛾は鳥肌モノなんでしょ。

 

その4、ナメクジ。

うちの庭、アリとか、ダンゴムシとかワラジ虫などがいっぱいいるんです。

でも負けないぐらい、いっぱいいたのがナメクジ。

夜行性で姿を見かけないので、存在に気がついていなかったのですが、マリーゴールドだけは途中で枯れてしまうので土が合わないのか‥と思っていました。

ある年、ナメクジハウスというナメクジ版ホイホイを仕掛けたところ、一晩で入り切らないほど潜んでいたことがわかりました。

今年は、ジニアを植えたのですが、様子が変‥。

ここ数年、ナメクジのことを忘れていたので、近々仕掛けてみようと思います。

 

arakannkoala.hatenablog.com

 

‥で、ここまでが、ある意味定番の、我が家の野生の王国の歓迎できない虫達。

そこに新たな歓迎できない虫の存在に気がついてしまいました。

 

その5、アブラムシ。

園芸をする方にとってはお馴染みで?、草木の大敵のアブラムシはよく名前が出てくる相手ですが、今年は数年ぶりに大発生していました。

これ、まだマシな方なんです。

びわの木なんですが、葉っぱの陰になって見えない枝が真っ白になっていました。

びわの木は昨年強剪定したせいか、ど根性で葉っぱが過剰気味に生えてきていたのです。そのかわり花芽が1つもないね‥などと呑気なことを言っていたら、外側から分からない部分ではアブラムシの大発生でした。

早速、(夫が)消毒して、退治してくれました。

写真の黒っぽいのはアブラムシの成虫です。

アブラムシって一生姿を変えずに草木にしがみついていると思っていたのですが、最後は羽が生えてくるんですね‥。

 

その6、てんとう虫。

この気持ち悪い生き物、何だと思いますか?

少し前に、梅の木に、米粒大の茶色い粒々がびっしり付いている枝を見つけました。

ただ、場所が悪く、ちゃんと死角になる場所だし、高い場所だし、老眼だし?‥で、なかなか処置することができませんでした。

その後、茶色の粒々があった枝にくっついていたのが、このグロテスクな生き物。

当初は茶色の粒々が成長したのか‥と思っていたのですが、調べてみたら、何とてんとう虫のさなぎでした。

茶色の粒々はカイガラムシだったようで、てんとう虫の幼虫は肉食で、アブラムシとかカイガラムシを餌として成長するのです。

カイガラムシが沢山いたので、てんとう虫の幼虫も沢山集まってきて、食べ尽くしてさなぎになったようです。

1匹だけオレンジ色の個体がいますが、まさに羽化したところのようです。

このてんとう虫はどんな模様なるのかなぁ‥。

この枝の近くの葉っぱの裏には、黒いボディに赤い丸が2つ並んでいる二つ星てんとう虫がところどころにいるので、これから黒くなってゆくのでしょう。

てんとう虫って、成虫になってもアブラムシを食べてくれる益虫なので、梅の木には消毒液を撒かずに、害虫退治はてんとう虫に任せることにしました。

それにしても、てんとう虫って成虫は可愛いのに、成長途上は、かなりグロテスクなんですね。

1つお利口さんになりました。(笑)

そして、害虫が発生しても極端に多くなければ天敵がやってきて、バランスは取れるんだと、しみじみ思いました。

でも、庭木の手入れを怠ってボサボサなままだと、あっという間に野生の王国、害虫パラダイスになってしまうんですね。