はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

お見舞い旅行?完結編。

今回のじいちゃんのお見舞いは、色々なことがありました。

じいちゃんに関しては、当初は誤嚥性肺炎がこんなに深刻なことだとは思っていなかったので、ショックでしたが、95歳だし‥。

本人が辛い思いをしていないような事だけは大きな救いです。

そして、病院から宿へ向かう際に起こった壮大な回り道事件(笑)。

今回は、蒲郡市三谷温泉近くの住宅街に迷いこんでしまったのかと思っていたら、名古屋市緑区黒沢台1丁目だったというわけワカメな状況からの続きです。

 

 

この時既に18時半頃でした。

土地勘が無いところでナビが全く信用できないのは最悪ですが、宿泊先の旅館を目指して、ナビを疑いつつ走り出しました。

バッチリ帰宅渋滞にハマってしまい、テールランプの長い列。

それなのに、更に長い列になっている高速入口に馬鹿ナビは誘導してきます。

今回は、道路標識の『蒲郡』方面を見て確認しながら走行すると、高速には乗らず、23号線(蒲郡バイパス)を走ることになりました。

実は、車の流れに乗って偶然このバイパスに行きついたのですが、まるで高速道路のようです。

ホントはこのバイパス、自動車専用道路で法定速度は60kmですが、皆さんカッ飛んでいました。

最初は間違って高速に乗ってしまったのか‥と、思ったほど。

でも順調に走行し、『蒲郡』方面へ向かう交差点で曲がって、しばらく走ると、蒲郡駅(JR東海名鉄)が、見えた時は、ホントに嬉しく思いました。

 

更に進むと、当初夕食のお店としてチョイスしていたお店がありました。

時刻は19時半。こちらで夕食をとり、宿には、到着が遅れる旨の連絡を入れました。

夫は鰻丼、私はひつまぶしをいただきました。このお店のひつまぶしのうなぎは、カリカリして程よく脂がのっていて、美味しくいただきました。

 

そして、このお店から僅か10分で、宿泊先の旅館に到着しました。

その旅館は高台に建っているようでしたが、街灯も無い真っ暗な道を登ったところにありました。

建物は古いものの、よく手入れをされていて清潔感がありました。

弟が、その昔、社員旅行で泊まったことがある‥と、言っていましたが、確かに社員旅行御用達という雰囲気もありました。

直前割で、お部屋お任せ朝食付きという格安プランでしたが、お部屋も申し訳ないほど広々として快適でした。

お部屋は、12畳の和室と4畳半ぐらいの部屋が2つ。

バストイレ付きで洗面台は2口あり、他に流しと、冷蔵庫と湯沸かしポットがありました。

こんなに広い部屋を2人でゆったり使うことができました。

温泉も、遅い時間と、翌朝に入りましたが、広々として、何より清潔感もあり快適でした。

何となく、古き良き昭和って感じでしょ?
アメニティは必要な分だけフロント前からセルフで受けとるとか、無駄を省いて快適さをキープしているように思いました。

朝食バイキングも、ありふれたメニューでしたが、こまめに補充されており、美味しくいただきました。

それで、2人で何と13500円。

温泉にも入れたし、名古屋でビジネスホテルに泊まるより、遥かにお得で、快適だと思いました。

平野屋さん、お世話になりました。

 

珍しくのんびりとした朝を過ごしたので、チェアウトはギリギリの10時。

神社仏閣大好きな夫のリクエストで、豊川稲荷神社に立ち寄って、帰路に着くことにしました。

蒲郡市三谷温泉の平野屋さんから、車で約30分で無事に(笑)、到着しました。

 

豊川稲荷神社は、日本三大稲荷神社の1つ。(京都の伏見稲荷神社、茨城県笠間市笠間稲荷神社、そして豊川稲荷神社)

商売繁盛のご利益で全国的にも有名です。

境内はとても広く立派で、ひとまわりすると約1時間ほど経っていました。

本殿を参拝後は、狐の石像が奉納されている霊狐塚へ。

平日ということもあり、のんびりとした時間を過ごしました。

豊川稲荷神社を出ると、どこかレトロな雰囲気の門前町が広がっていました。

やはり名物は稲荷寿司のようでしたが、昼食の時間には早く、駐車場に戻り帰路に着きました。

 

豊川ICから、東名に乗り、途中で、新東名へ。

短い距離でしたが、正面に富士山の姿を見ることも出来て、快適なドライブでした。

この日は、下り方面は事故渋滞らしく、かなり長い間、ノロノロ運転になっているようでした。8割方、トラックだったので時間の制約もあるだろうし気の毒に思いました。

幸い、こちらは渋滞に巻き込まれることなく、途中、ランチ休憩とトイレ休憩を取り、海老名JCから、圏央道に入り、15時半には関越の川越ICで、高速を降りました。

ここまで来れば、まだ1時間ぐらいかかるのですが、気分は帰ってきたも同然です。

スーパーに寄って、夕食用に、お弁当を買い込み、無事に帰宅しました。

 

 

何だか、色々なことがあった1泊2日でした。

高齢者にとっての誤嚥性肺炎で入院の意味‥の深刻さ。

人間、誰しも最後には死んでゆくのに、いざそれが迫っている姿を見せられる立場になると、色々な思いが湧いてきました。

じいちゃんの場合は、老衰で、苦痛は感じていないし、穏やかにゆっくり身体の機能が失われているという状態と、理解しているつもりです。

決して死はタブーでも敗北でもないのですが、そうした姿に向き合った経験が殆どないこともあって、延命措置を希望しなかったことを、じいちゃん本人はどう思っているのかな‥と、やはり気になってしまいます。

少なくとも、自分の終末期の希望は、息子達にちゃんと伝えておこうと思います。

自分の為にというより、今回のように延命措置の希望の判断を迫られるのは、順当に行けば、彼らですものね。

そして、車のナビは、まず疑ってかかることにします(笑)。

また、名古屋まで行くことになると思いますが、早速、最新の道路地図(中部)、買いました。

普段の生活では縁のない土地なので、地図を見るだけでも新鮮です(笑)。

 

長々とお付き合い、ありがとうございました😊。