今年は暖冬だったこともあり、桜の開花が早く、近所では既に満開です。
新型コロナウイルスのこともあり、何となく自粛モードの毎日でしたが、暖かくなると雑草も元気いっぱいに芽吹いてきました。
広くはない庭ですが、一通り草むしりをすると、やっぱりほんのりと腰痛になります。
我が家は建て売りですが、この家が建つ前は雑木林だったそうで、植物にとって土の環境が良いらしく、自分でテキトーに植えた植物も立派に育ち、植えた覚えもない植物も、しっかり根付いていたりします。
入居当時はサザンカの宿でした。(笑)
建て売りなので、業者が見栄え良く植えてくれたのはサザンカでした。
実はうちとっては厄介な樹木でした。
ピンクの八重咲き大輪の花をつける木だったのですが、周りに花が無くなる晩秋に満開を迎えるので、スズメバチばかりやってきて、何度も怖い思いをしました。
そのサザンカも転勤で賃貸に出した期間に初のチャドク蛾の毛虫の大発生で、サザンカはモヒカン刈り状態。
住人やご近所の人がかぶれるなどの健康被害が出なかったのは幸いでしたが、業者に全部抜いてもらいました。
そこで、俄然元気になったのは、沈丁花。
サザンカが無くなったので陽当たりが良くなり、急成長。
賃貸中の住人は植物に関心がなかったようで、見事に何もしなかったので、別の木かと思うほど大きくなっていました。
転勤を終えて自宅戻った時には、植木屋さんに枯れない範囲で切り詰めてもらい、毎年、早春に芳香を放ち沢山の花をつけていました。
それが、数年前の大雪の際に、かなり長い間雪に埋もれたせいもあり、何となく木の元気が無くなり、昨年秋に突然枯れてしまいました。
沈丁花が植えてあった場所は、もともと秋冬は陽当たりがイマイチだったのですが、
枯れてしまった沈丁花を撤去すると、意外と広いスペースが誕生しました。
秋にパンジーを買ってきて植えたのですが‥。
信じられないことに、全く株が大きくならず、花も咲きません。
確かに冬至の頃は殆ど日が当たらないのですが。
今までは、沈丁花の根本付近に強引に植えていても何とか花を絶やさず、春になると、パンジーの株も大きくなっていたのになあ。
この場所は、気まぐれで夏は色々な草花を植えていたのが、10年以上沈丁花が植わっていたので、土の特定の成分が枯渇したのかのかなあ‥。
と、いうわけで、この冬は猫避けトゲトゲを敷いて土を休ませています。
沈丁花が植わっていた場所の隣は、うちのシンボルツリーと化した花梅の木がありますが、
この木、花は綺麗だけど実は付けない品種なんです。
ところが、一昨年あたりから実を付け始め、木の大きさから考えるとかなり少ないものの、20個程度の実を付けるようになりました。
でも、今年は花も貧弱で少し心配しています。
心配の種になっているのがスウィーティーの木。
実は、スーパーで買ってきたスウィーティー(苦味をとったグレープフルーツのような果物)の種をテキトーに植えたら、ほぼ100%発芽して、形の良いモノは南側の庭に植え、そのほかは空いていたのが梅の木の下だったので仕方なく植えたのですが。
4年目を迎えて、ますます元気いっぱいです。
皮肉なことに南側に植えたものは近くに柚子とキンカンがあるのでアゲハ蝶の産卵場所なってしまい、枯れずにいることで精一杯で、全く大きくなっていません。
梅の木の下のスウィーティーもこのまま大きくなると、梅の木と喧嘩してしまうので、どうしたものかと思案中です。
スウィーティーの木も柚子の木同様に、かなり凶暴なトゲがあります。
3〜4cmの太め針といった感じのトゲで、植え替えるのも大変そうです。
ここまで大きくなると、下手に移植して枯れても悔しいし、そのままというわけにもいかないし‥。
結局、トゲの凶暴さに負けて、しばらくは剪定して盆栽化することにしました。(笑)
元雑木林の土の力を過信しないように、栄養をプラスしなくっちゃ‥などと思っています。