あなたは誰?
数日前からひょっこり姿を現した白いきのこ君。
ドアップにしたので、良く分からない写真ですが、部屋に置いているレモンの鉢植えの隅っこに白いきのこが唐突に生えてきました。
このレモンの鉢植え、かなり前に数個の実を付けた状態で買ってきて、翌年に庭に地植えして大きなレモンの木に成長することを夢見ていたのです。
隣に柚子やキンカンの木があるせいか、若いレモンの木の葉っぱは柔らかくて美味しいらしく、アゲハ蝶の幼虫達の1番人気になってしまいました。
で、数年庭で頑張っていたものの真っ先に葉っぱを食べ尽くされてしまい、枯れずにいることで精一杯で、ちっとも成長できません。
すっかり丸坊主にされてしまったので、去年の秋に植木鉢に植え替えて、部屋に取り込み養生させていました。
過保護気味な待遇が功を奏し、新しい枝、葉っぱが出てきて復活してきたところでした。
植木鉢の土はホームセンターで購入した、いわば消毒されている土で、虫も菌類の胞子も居ないはずです。
考えられるのは、先日、たっぷり水やりをして庭に数時間放置したことぐらいです。
庭にきのこが生えるのを見たことないし、そもそもそんなに広くないんです。(笑)
気になるので調べてみました。
ところが‥。
きのこの世界は、写真を見て、『あ、これこれ。』‥と、すぐに分かるほど簡単ではありませんでした。
写真で見る限りはとても似ているのだけど、大きさが極端に違うとか。
傘が開く前はそっくりだけど、開くと別物だったり。
よく、キノコ狩りのシーズンになると、毒キノコの食中毒がニュースになったりしますが、
素人にはなかなか手ごわく、見た目がお店にありそうなきのこにそっくりだけど、実は猛毒なんてことが結構あります。
今更ですが、写真だけで判断するのは難しいんですね。
勿論、食べる気なんてさらさらありませんが、『あ、これっ!』というドンピシャなきのこはなかなか見つかりません。
で、多分、これかな‥と思われるのを見つけました。
白姫唐傘茸(シロヒメカラカサダケ)
夏から秋にかけて、林内の腐植土に、地上に単生する。
大きさは、傘径1.5〜3cm。
(自然観察雑記帳というサイトを参考にさせていただきました。)
写真の見た目がそっくりなことと、大きさもまあ近いかな‥という感じです。
我が家のレモンの鉢植えに生えてきたきのこ君は、最初はずんぐりしたえのき風ですが、翌朝傘を広げていて、約1cm。
ちょっと小さいのですが、きのこ君にとって、もしかしたら厳しい環境で、これが精一杯の大きさで、個体差の範疇ということで。(笑)
もし、ご存知の方がいらしたら、どうか教えて下さい。
で、きのこ君ですが、やはり胞子を撒き散らすので、見つけたら抜いた方がいいそうです。
室内の植木鉢にきのこが生えてくることは、決して珍しいことではなく、
鉢が水分過多になっているとか、温度、湿度がたまたま、きのこに心地よかったりすると生えてくるそうです。
土も、ホームセンターで買ってきたから大丈夫というわけでもなく、条件が揃えば生える時は生えるモンなんですね。
レモンの鉢植えを過保護気味にお世話している夫は、見つけると抜いていますが、翌朝、シレッと生えています。(笑)
今日は、反対側に生えていました。
一斉に埋め尽くすように生えてきたら恐怖ですが、チョロチョロ生える分には、まあいいか‥と思っています。
でも、きのこの世界は、奥が深いですね。