はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

3年後のスウィーティー。

3年前のある日、スウィーティーを買いました。

スウィーティーって、みかんの売り場が小さくなる頃に出てくるグレープフルーツの仲間の果物です。

オロブロンコとか、メローゴールドなども同じ仲間です。

グレープフルーツより皮が分厚いけれど、グレープフルーツより苦みが抑えられていて甘くて美味しい果物です。

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3年前のその日は、暇だったのか、こんな甘いグレープフルーツの種なんだから、

この種から発芽した木は美味しい実を付けるに違いないと妄想し、

空いていた植木鉢にいい加減に庭の土を入れ、割と形の良い種、8個をテキトーに指で押し込みテキトーに水をかけて放置プレイ。

その頃の私は、水耕栽培というかキッチンガーデンにハマっており、

大根の頭の方の切れ端を水に浸けてみたり、

豆苗の切った後の種の方を水に浸けてみたり、

人参の頭の方の切れ端を水に浸けてみたり、

アボカドの種を水に浸けてみたり‥していました。

大根は春先だったせいか、ヒョロヒョロと茎が伸びてきて薄紫の花が咲き、

豆苗は生えてきたけれど、硬くて食べれないシロモノだったし、

人参はチョロチョロと葉っぱが伸びてきて、

アボカドは、種に大きくヒビが入りそこから芽が出てきました。

アボカドだけはその後、鉢に植え替え、かなり大きくなり植木鉢が窮屈そうになったので庭の片隅に植えました。

関東なら、2、3年目の苗なら冬を越せるらしいのですが、去年の大雪ですっかり埋もれてしまい1本の棒になってしまいました。

やっぱりダメかと思っていたら、暖かくなると根元から新たな枝が伸びてきて、

ヒョロヒョロしながらも成長中。

植物って凄いですね。

 

で、いい加減、テキトーのオンパレードで植えた、スウィーティーの種ですが、

何と、発芽率100パーセント。

何しろ、忘れて庭に放置プレイしていたぐらいですから、双葉🌱状態で気がついたのが、多分春になった頃だと思います。(笑)

まさか全部発芽するとは思っていないのであまり大きくはない植木鉢は、葉っぱどうしが押し合いへし合いしているような感じでした。

このままでは全滅してしまうと思い、庭に地植えすることにしました。

と、言っても、車2台分の駐車がやっとぐらいの広さの庭で、既に柿や、キンカン、柚子などを植えていたので、成長した後のことを考えると、どうしたものか。

色々悩んだ末に、苗の状態が良い順に、大きく成長しても大丈夫なところに2つ、

4つはとりあえず南側の庭だけど、あまり大きくなったらちょっと困るところに。

そして、残った2つの苗は、不恰好だしそのまま枯れはてさせるのも何だしという事で、北側の梅の木の近くに植えました。

というか、そこしか空いてなかったというか。

 

で、3年後、種からこんなに大きくなりました。

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不恰好でしょう?

そうなんです。そのまま枯れさせては可哀想と、とりあえず植えた、梅の木の下。

北側なので、冬至から今時分ぐらいは殆ど陽が当たらないし、梅の花が終わって葉っぱが茂るとバッチリ日陰になるし、植物にとっては過酷な条件。

皮肉な事に、不恰好ちゃんが逞しく成長しました。

南側に植えた6つの苗は枯れてはいないのだけれど成長もしていないのです。

近くに柚子とキンカンの木を植えてあるせいか、春から秋は、アゲハの楽園と化します。

当然、いも虫も沢山付いてしまうのですが、成長したら蛾ではなくアゲハだと分かっているので一切消毒もせず為すがまま。

怖ろしいほどのいも虫が付いていても、ある程度大きくなるのを待ってスズメがやってきてがっつり食べていくようで、自然界のバランスがとれているようです。

でも、小さなスウィーティーの苗にとっては、災難でしかなく、同じ柑橘系なのでアゲハに卵を産み付けられてしまいます。

それで、葉っぱを食べられ枯れないのが精一杯という感じで、茎は多少太くなったものの全く成長できないという結果に。

まだしばらくはこのままでも大丈夫そうですが、柚子の木同様にトゲが凄いので、何処かに植え替えるとしても大変そうです。

それにしても、期待されて良い環境を与えられたはずなのにイマイチで、

全く期待されていないのに気がつくと逞しく育ていたなんて、皮肉ですね。