先日、今年度の健康診断を受けて来ました。
今だから言うけれど、夫が退職して国保(国民健康保険)になるまで、健康診断は2回しか受けていません😅。
子供達が幼い時は、ワンオペ育児だったし、実家も近くはなく彼らの面倒をみてくれる人が居ない‥という言い訳をしていましたが、ホントはバリウムが嫌で嫌で‥。
健保組合の時の健康診断はバリウムの検査がセットになっており、一度受けて気分が悪くなったので、バリウムの検査だけを辞退しようとしたら、受付の看護師さんに理不尽に叱られてしまい、渋々受けました。
検査の担当の方は、気の毒に思ってくれたのか『特別にチョコレート味のバリウムでも、苺味でも良いですよ。』と、優しくしてくれましたが、やっぱり気持ち悪くなり、もう受けないと決めたのでした。(笑)
そして、夫が退職後は国保になり、こちらは検査項目は最小限で、本人の希望でプラスしていくシステムだったので、最小限の検査だけ受けることにしました。
勿論、バリウム検査は無し😊です。
健康診断は近所のかかりつけ医のクリニックへ。
市の健康診断の最小限の項目だけ受診です。
血液検査、尿検査、心電図、計測、プラスお医者さんの診察という内容です。
毎年受けているので、前年に問題がある検査数値が出ている項目があると、お医者さんから追加検査を勧められます。
幸い、今のところ、全く問題なし。
全項目の検査結果は後日になりますが、まあ、今年も『健康な小デブ』といったところでしょうか。(笑)
ただ身長が5㎜縮んでいました。
これは私達の世代『あるある』らしいのですが、ちょっとショックでした。
健康診断の話になると、思い出すのが母のこと。
母は、超健康体で、歯医者さんと、出産の為に産婦人科にお世話になったぐらいで、殆ど医者知らずの人でした。
また、昔は専業主婦だと健康診断の機会そのものも少なかったようです。
その母も、晩年は自治体の健康診断を受けるようになっていたのですが、あっという間に病気で亡くなってしまいました。
ある時、バスツアーに参加して体調が悪くなり、当初はバイキングで食べ過ぎたのかな‥と、呑気に構えていたのですが、お腹の腫れが引かないので病院を受診すると、がんセンターを紹介されて入院となりました。
もう、30年近く前の話ですが、担当医は、口止めしないと本人に余命年数まで言いそうな人でした。
婦人科系のがんで、腹膜播種を起こしておりステージ4。余命2年でした。
当時は、ネット環境がなかったので、今ほど簡単に情報を集めることはできません。
母にとっても青天の霹靂で、慌て本で調べていましたが、よく言われる『5年生存率』と、『余命』を混同していたようで、自分の余命は5年と信じているようでした。
その後、手術と化学療法で寛解に持ち込み、海外旅行まで果たしたものの、担当医の見立て通り再発。
しかも、当時最後の手段の抗がん剤でアナフィラキシーショックを起こしかけ治療は中止。『他に手立てはありません』という担当医の言葉が相当ショックだったとみえ、急激に悪化して、本当に余命2年となってしまいました。
私にとっては初めての身近ながん患者でしたが、当時、とても不安になったのが、担当医のお話でした。
『母親がこのがんにかかると、遺伝性があるから娘のあなたも気をつけてください。出来れば、きちんと定期的に検査を受けた方が良いですよ。』
治療の過酷さを間近で見てきただけにショックと恐怖でいっぱいでした。
そもそも検査って?
普段、病院に縁がないし、どちらかというと医者嫌い気質なのに、婦人科系の検査なんて、きっと痛い、恥ずかしいのダブルパンチだろうなあ‥と妄想し、憂鬱モードから抜けだせません。
でも、母も、婦人科の検査は毎年ではないものの、健康診断は毎年受けていたし、発症する数ヶ月前の健康診断では全くの健康体だったのだから、僅か数ヶ月であっという間に病状が進んでしまったことになります。
まさか数ヶ月毎に検査するわけにはいかないし、もうこれは運命‥?
当時の母は、私の目から見ると、父方の意地悪なおばさんにストレスを溜めていたようにも見えたし‥。(ホントに嫌味なBBAだったの😅)
で、結局、ストレス溜めずに良く寝て良く食べて、最低限の健康診断でも、悪い数字がでなければ、いいかなあ‥と、思うことにしています。
かかりつけ医の近所のクリニックのお医者さんも、毎年、ちゃんと健康診断受けてくれればそれでいい‥って言ってくれたし‥。
‥と、いう訳で、血液検査の為の採血でさえ、怖くて実はストレスに思っていたし、体重測定の為に手持ちの服の中で、1番軽そうな服をチョイスしたり‥と、無駄なストレスを溜めた健康診断も無事に終わりました。(笑)
体重測定で、服の重量として毎年1kg引いてくれたのに今年は500gしか引いてくれなかったのがちょっと不満ですが(大笑)、なんだかホッとしています。