昨日は、1年ぶりにO先生の診察でした。
私ではなく、夫の診察ですが、何年経っても妙な緊張感があり、終えると何だかホッとします。
昨日は、時々強い雨が降る天気で、駐車場が屋上になりませんようにと、祈りながら病院に向かいました。
朝1番の予約でしたが、道路は、結構強い雨降りなので、普段運転しない人も車で通勤するらしく、あちこちで小さい渋滞が起きていました。
時間に余裕を持って出かけたものの、ぎりぎりの到着。
O先生の診察は、今までは予約時間があってないような、待って当たり前の混雑ぶりでしたが、今日は病院そのものが空いていたようで、スムーズに順番が回って来ました。
『お元気でしたか?何か気になることはありますか?』から始まり、和やかな診察室。
元の病気は、もう完治と言って良い状態で、今は放射線治療の後遺症の緩和を相談するといった感じです。
もっと言うと、もう診察を受けなくても大丈夫なのかもしれませんが、夫もO先生もお互いに顔を見せに診察を受けている雰囲気も感じます。
そんな和やかな診察ですが、『じゃあ、また来年ね。』の言葉を聞くと、心からホッとします。
O先生にお世話になって早16年。
最初の印象は最悪で、その病気の最悪な予後ばかりを説明されたような気持ちになり、涙と絶望感ばかり溢れてきたのを思い出しました。
その時点ではお互いにどんなお医者さんか、どんな患者さんか分からないのだから、最悪ケースを説明するしかないのだろうな‥と、今では思うのですが。
外来の診察室で夫と私が理解出来るまで説明をしてくれていて、結果的には診察室には1時間以上居て、涙目で診察室を出た時の待合室の他の患者の冷たい視線を浴びたのが、ついこの間のことのようです。
その後、放射線治療、化学療法、外科手術‥と、多分治療のフルコースを経て、幸い健康を取り戻すことができました。
ただ、治療としては、O先生もよく頑張ったよね‥と、毎回言ってくれるほど過酷なものだったので、小さな不調とは折り合いを付けて生活をしている状態です。
今回も、放射線治療の後遺症と思われる症状に対しての相談がメインとなったのですが、
普通に生活ができているので、敢えていじるようなことはせずに‥ということで、『じゃあ、また、来年ね。』と、なりました。
和やかな診察で終わって、やっぱりホッとした瞬間でした。
でも、余計なお世話なんだけれど、O先生、年々おデブになっている‥。
絵に描いたようなストレス太りのように、私の目には映ります。
夫の病気が発覚した時に、その生活環境を知る為か、普段の運動の状況を知る為だったのか、O先生、スポーツジム談義を夫としていたこともあったのですが、きっと忙しくてそれどころではない生活を送っているのでしょう。
思い返すと、夫が病気になってしまった時も、夫は仕事は忙しそうだったし、運動不足の酒太りみたいな状態でした。
夫が入院していた時は、『重病患者』だったので頻繁に付き添っていたこともあり、お医者さんの仕事を身近に見ることになり、しみじみO先生も激務だなあ‥と思っていました。
とりあえず寛解(病気が治った状態)を勝ちとってからは、夫は少し早めに退職することにしたし、食生活も見直しました。
病気になった時と同じ生活していたらダメだよね‥と思い、現在は幸いその時の生活とはほぼ真逆な生活をしているつもりです。
一方のO先生、年齢は、多分私と同世代だと思いますが、ずーっと忙しく不健康な生活を送っていそうです。
まさに医者の不養生という感じのおデブっぷりです。
無事に年に1度の診察を終えると、O先生また太ったよね‥と、O先生の健康を心配している、余計なお世話な私達夫婦です。
来年もまた、夫もO先生もお互いに健康で診察を受けられますように‥と、思いながら病院をあとにしました。