最近のニュースで、思わず笑ってしまったのが、
『隣りに住んでいるのもちょっと嫌だ』
『見るのも嫌だ』
『同性婚を認めたら国を捨てる人も出る』
‥なーんて言って更迭されて、尚且つ色々なところから非難されまくっている荒井秘書官。
それだけでは済まずに外国からも差別的だと非難されている。
私はこのニュースを聞いた時に、不謹慎だけどこの人、正直すぎる(笑)と、思った。
と、同時に脇が甘いなあ‥とも。
秘書官という立場の人の発言だったら、オフレコであっても、漏れ伝わったら大騒ぎになるのは私でも想像できるのに‥。
多分、オフレコを前提としたので、安心して思わず本音が出てしまったのだろう。
それなのに、表に出てしまうなんて、マスコミも掟破りだしちょっと気の毒な気もするけれど、この人、敵が多い性格なのかな。
個人的には、荒井秘書官より、彼のことを非難している人達の方が偽善者の臭いを感じてイヤーな感じがしてしまう。
だって、まだ同性婚とか、LGBTというと、変態さんとか、日陰者みたいなイメージを持っている人、年配者や頭の堅い人には多いのでは‥。
まず、岸田総理。
もしも、公用車でお土産買いまくりでバッシングされている秘書官であるご自分の息子さんが、『僕、ゲイでーす』と、カミングアウトしても、
『持続可能で多様性を認めあう包摂的な社会を目指す』なんて、小難しいこと言っていられるだろうか。
テレビに出てくるコメンテーター達も、『とんでもない差別発言だ』と、いうトーンだけど、もしも自分の親族にLGBTのの人が居たら無意識のうちに差別をしているんじゃないかな‥。
あいつは身内じゃない‥とか、身内の恥だ‥とか。
多分、私達世代(若くはない世代)にとっては、同性婚と言うと、男どうしで、又は女どうしで、あーんなことや、こーんなことしちゃうの?‥みたいなひん曲がった視線を向けている人って多いと思う。
マスコミも、ウエディングドレス姿の女性のカップルがちゅーしている写真などを使ったりするから、あんまり健全なイメージを与えないと思う。
でも、同性婚の問題って、男女のカップルには当たり前の権利が、同性のカップルには与えられていないということなのでは。
保険などの契約で不利があるとか、配偶者控除などの恩恵を受けられない‥とか、フツーの家庭であれば家族としてのあたり前の権利に制限があるとか‥。
そのあたりの不平等の解消の為に同性婚の人にもフツーの結婚の人と同じ権利にする為のことなら、向ける眼差しも変わるような気がするんだけど。
法律のことはよくわからないけれど、真っ当な生活をして、税金を納めて、善良な市民だけど、同性のカップルでした‥ということで有れば、そんなに毛嫌いしなくてもいいとは思うけれど。
働けるくせにインチキして生活保護受給して、育児放棄してパチンカスなDQNカップルより、不利な条件下に置かれていたら気の毒な気も‥。(極端な例えとは思うけど)
と、言いつつも同性婚というと思い出すのがコレ。
少し前にネットで見た記事で、
話半分に受けとっているのだけど、『ユニバース25』という実験。
(半日かけて、リンクを貼る努力したのですが、ギブアップ。
iPadでは出来ないのかな。やっぱり、IT偏差値、まだ40ぐらいだからかなあ‥。
ユニバース25で検索してくだされば、いっぱい出てきます。)
ユニバース25というのは、食べ物も潤沢にあり、天敵も居らず快適な環境を用意し、そこにネズミ放して観察したという実験。
年単位をかけて観察したところ、このネズミの楽園は、最終的には同じようなパターンで全滅してしまった。
天敵もおらず食糧も充分恵まれているにもかかわらず、更に快適な環境を独り占めしようとする行動に出て、ネズミの社会で階層が出来てしまうんだとか。
更に、オスどうし、メスどうしで、あーんなことやこーんなことをやり始め、更には子ネズミを邪険に扱い始め、全滅しちゃったそうで、同じ実験を25回繰り返しても結果は同じだったんだそう。
何だか、この記事を読んだ時は、いやーな気分になった。
今の世の中と似ているよね。
ホントは充分恵まれているんだけれど、欲張りな人たちは既得権を守ろうと必死になり、LGBTの話題も身近なものになっている。
やっぱり健全じゃないよね。
LGBTの人たち苦悩をイマイチ理解していないので、私も差別的な発言になってしまうけれど、同性婚を権利として認めるのは、不平等是正という観点では共感出来るけれど、やっぱり自分の息子たちが同性婚したいと言ったら、嫌だなあ‥。
政治家やコメンテーターの方達も、本音と建前の部分ではお仲間なんじゃないかな‥。
それなら、口を滑らせた秘書官のバッシングするより、同性婚だけではなく、真っ当に生きている多様な人達‥(すぐには具体的に思い浮かばないけど)の不平等の是正の方法を考えればいいのに‥ねえ。