台風15号が関東を直撃。(千葉に上陸)
コンパクトながら、暴風と大雨をもたらせた。
数日前から、関東直撃の予想が報じられていた。
昨日は朝は晴れていたものの、怪しい雲が飛ばされてきて午後は時々シャワーのような雨が降っていた。
雨がやんでいる時間もあったが、テレビでは、台風15号の情報を常に流し、午後には首都圏の在来線が始発から8時ごろまでの運休を決めた。
確か、去年の台風の時、首都圏で初めて計画運休が行われた。
今回は、通勤時間帯にかかるということもあり、前日に計画運休が決まった。
個人的には、『JRさん、good job！』って思う。
鉄道が無理して動いている可能性があるとなると、世のサラリーマンは、這ってでも会社に行こうとする人の多いこと。
鉄道の運休が決まっていたら、少なくとも這ってでも行こうという人はかなり減ると思うし、本音はラッキーなんじゃないかな。(笑)
その昔、うんと昔、JRが国鉄と呼ばれていた頃は、春になるとストライキで電車が止まることがよくあった。
私が社会人になった頃、JRになり、滅多にストを決行しなくなったが、職場ではスト対策として、上司は前日から会社近くに泊まりこんでいた。
宿の手配が遅れるといっぱいになってしまい、ラブホに事情を話して拝み倒して宿泊したなんて笑い話になっていた。
(ちなみに男の人だけで泊まりたいというと、盗撮などを疑われて断わられるんだそう。)
また、社宅では前日に営業車で帰宅して、乗り合いで出社したりしていた。
さすが、昭和の24時間闘えますか？のジャパニーズビジネスマン。(笑)
でも、そこまでしても、ギリギリで回避されていたけれど、朝の交通は大混雑。
世のサラリーマンは真面目だから、遅刻しないように早めに家を出たりする。
きっと、同じ路線を利用しているのに、ある人は普段どおりに出社できて、ある人は遅刻というのはまずいよね、という心理。
ストだったら、電車が混んで大変だっただけで済むかもしれないけれど、台風は強風で怪我をしてしまう心配もあるし、大雨で、靴やスーツがぐちょぐちょになるだろうし、出社するだけでも大変。
冷静に考えると、台風で出社を諦めて急遽有給を取った場合、超絶迷惑かけまくる人って、ほんの一握りだと思う。
でも、多くの人は、会社から特に指示は出ていないし、交通機関が同じような条件の同僚は出社したのに、有休とったらまずいよね‥というブラック企業精神に影響されて、渋々会社に向かっているんじゃないかな。
今回は、JRさんが前日から計画運休を発表してくれたから、無駄な早起きをしないで済んだ人も多かったと思う。
でも、ボチボチ運転が始まり、テレビでは、改札に入りきれないほどの大混雑の映像が映し出されるようになった。
大変だなぁ。どうせこんな日は、いつものパフォーマンスで仕事出来ないんだから有休取っちゃえばいいのに。‥と、思うのは、会社勤めからはるかかなた昔に離れたおばさんのたわごとなのかな。
会社も、仕事に影響がない人は積極的に有休とりましょうってアナウンスしてくれたら、ホワイト企業として有名になるかも。(笑)
台風の心配がなくなり、交通機関の大混雑の映像を観ると、休める人は休んだ方が世のため人のためだと思う。
そんな雰囲気に世の中がなってくれたらいいなと思う。
ちなみに、今日は新聞の朝刊の休刊日だった。配達員さんは心からほっとしていると思うし、配達してもらう側も同じようにほっとしている。
案外、みなさん、こんな風に思っているのはないかなと思っている。
電車が動き始めたところも、これから台風の影響を受けるところも、大変な1日。
どうか、怪我なく、事故なく‥と祈っている。
