はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

危機感。

今年がコロナがニュースの中心になるなんて誰も思っていなかったと思う。

1月の終わり頃に中国武漢での新型肺炎のニュースが増えて、チャーター機で邦人が帰国。

その頃から症状がなくても感染しているケースがあると報道されていて、ウイルスって厄介だよね‥という雰囲気はあっても、帰国者管理はゆるゆるだったし、素人目にみても大丈夫なの?と、思う対応だった。

もしかしたら騒ぎすぎなのかな‥と思い始めていたら、中国人観光客相手のバスツアーのガイドさんの感染が分かり、やっぱりまずいことになっているかも‥なんて思った。

でも、春節に重なり中国人観光客をブロックすることもなく、当の中国人も、日本に避難しに来たと笑ってインタビューを受けている映像に実は少しイラッとしたけれどね。

身近に、中国人観光客で溢れるスポットはないので、私自身は、他人事で、インフルエンザと同じように、ちゃんと寝てちゃんと食べて、常識的に清潔にしていれば絶対大丈夫って、変な自信もあった。

訪日する中国人がマスクの爆買いをするのを、半分不快感がこもった視線で見ていたけれど、そのあと1ヵ月もしないうちにマスクが店頭から消えるなんて思わなかったし、普段マスクをする習慣がなかったので、あまり関心なかったし。

 

2月に入ると、ダイヤモンドプリンセス号の対応ばかりのニュース。

イギリス船籍のアメリカの企業が運営している船を、どうして日本が面倒を見なければならないの?と、素朴な疑問もあったけれど日本人乗客も多かったし、人道的にも仕方ないんだろうなあと、思ってながめていた。

でも、海外からはウイルス培養船と揶揄され批判され、何だか貧乏クジ引かされてるなあと、思うと同時に、この船、確か香港から乗ってきた1人の乗客が感染していたのがきっかけだったのだから、やっぱりウイルスって厄介。

‥と、言いつつも3連休には、自粛ムードも少し緩み、感染者がジワジワ増えてくると、学校の休校が要請されて。

批判もあるけれど、コロナウイルス怖いよね‥という雰囲気も広がっていった。

 

3月に入っても、ニュースの殆どはコロナ関連。

相変わらずPCR検査は、なかなか受けられないとか、自粛要請で、経済的にピンチになるお店への対応などの批判も大きくなってきたけれど、東京オリンピックの1年延期が正式に決まり、志村けんさんが亡くなってしまったことで世間の空気が大きく変わったように思う。

私が住んでいるところは、緊急事態宣言が出ている。

と、言っても、普通に生活している分には、大きく生活が変わったことはなかった。

ただ世間が、だんだんピリピリしてきた。

スーパーでも、2月ぐらいまではお惣菜コーナーもベーカリーも剥き出しで陳列されていて、個人的には恐怖を感じて買うのを辞めていたけれど、今は、天ぷら1つから個包装されるようになった。

レジの対応も最初はマスクのみだったのが、人の間隔を空ける為にガイドになる線を引き、お医者さんがするようなピチッとしたゴム手袋をするようになり、透明ビニールのような幕が追加され、お金のやり取りも直接手渡しはせずに、トレーを介して行うように変わっていった。

お客さんのマスク率もほぼ100%になり、今までマスクをしない派(というか、在庫もない)私もさすがに、ハンカチマスクを作って買い物に行くようになった。

 

それでも、コロナに対する危機感には、その人の生活環境で大きな差があると思う。

私自身も、3月ぐらいまでは、常識的に清潔にして栄養、睡眠に気をつけて、人混みに行かなければまず大丈夫だと思っていた。

3月までは、サークルにも参加していたけれど、それぞれが体調管理をしっかりしているし、

家族に高齢者がいるとか、持病を持っている人が居るという人は早々に休んでいた。

だから、自分が仮に症状が出ない感染者だったとしてもツベルクリンの陽転反応のような捉え方をしていて、お互い様だよね‥という感覚でいた。

それに変化が出てきたのは、社会人の家族が居て、感染しないように細心の注意を払う様子を見て、子供世代がこんなに気をつけているのに万が一自分が発症しなくてもコロナをお持ち帰りしていたら申し訳ないという気持ち。

それに学校の休校要請やオリンピック延期、志村けんさんのニュースで火がついた感じになった。

私の身近な人達の捉え方を見ていても、その危機感の温度差はその人の置かれた環境がやっぱり大きかった。

最初に休む意思を明確にした方は、息子さんがお医者さん、娘さんも医療関係者だと言っていたので、入ってくる情報量も質も慎重にならざるを得ないものだったのだと思う。

そういえば、早くからスーパーへ行く時はマスクは勿論、カートも素手で触らないよう手袋をつけたままって言っていたし。

その話を、半ばドン引きモードになりそうなのを隠しながら聞いていたのは、1人暮らしの方や、夫婦だけなど、自分達が十分に気をつけているし健康上問題ないし、コロナは怖いけど自分の近くに感じていない人達だった。

結局、数ヶ月前は、そこまでしてるの?と思っていた人も今はマスクして手袋して‥それ以上防御をして買い物に行っている。

 

テレビでは、このまま何も対策をしなければ、コロナで42万人の死者がでるかもしれないという試算がニュースになっていた。

怖いと思っても、医療関係者が近くにいなかったら身近な話ではない人も多いと思う。

なーんて偉そうに言っても、私もその1人。

テレビでは、医療崩壊の危機を訴えているけれど、それを実感してからでは手遅れだと思う。

是非、この方のブログを読んで下さい。↓↓↓

 

医療現場の中心(からちょっと離れた場所)で、コロナを叫ぶ - パンダ組の日常

応援しています。医療や生活インフラを支えている人の足手まといにならないように、外出を控えるし、自粛できる立場を幸せに思います。

2020/04/16 10:25

 

来年の今頃、去年は大変だったね‥と笑い飛ば していますように。