はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

カリーナED。

先日のこと、買い物に出かけたとき、目の前をカリーナEDという車が通り過ぎて行きました。

『まだ、走っているんだ』

『大事に乗ってるみたいで、綺麗を保っているね』

‥と、目の前を通り過ぎて行った車を見送りました。

カリーナEDという車は、夫が独身の時に最初に手に入れた車で、結婚後も数年乗っていました。

という訳で、もう30年ぐらい昔の車なので、目が釘付けになり、思わずガン見してしまいました。

その後、何故か思い出し笑い‥

 

 

思い出したのは息子達が小学校の高学年か中学生ごろのこと。

アルバムの整理をしていた時、息子達が側にいて、なんとなく一緒に見ていました。

カリーナEDは、次男が生まれる前に、他の車に買い替えていたし、長男はふにゃふにゃの赤ちゃんだったので、全く覚えていないだろうなぁ‥なんて思っていたのですが。

息子2人はカリーナEDの写真に釘付けに。

『EDだって』

『EDって車に書いてあるし‥』

‥と、2人で受けまくっていました。

さすが、『中2病』のお年頃。

ED イコール勃起障◯という事で、大騒ぎ。

小学校低学年の頃は、もれなく、『うん◯、ちんち◯』の言葉が出てくると大喜びしていた、絵に描いたような悪ガキの息子達。

順調に中2病に向かっているのね‥と、妙な感動がありました。

ちなみに、カリーナEDのEDの意味はExciting Dressy(エキサイティングドレッシー)というオサレな名前だったはずなのに、この車が生産終了になった後に、病気の方のEDの方が有名になったそうです。

 

その後も、息子達の『中2病』的な勘違いの事を思い出して、またもやニヤニヤ。

それは、息子達が中学生と高校生になった時のこと。

夫が大きな病気になってしまい、病院通いが続いていました。

その最も深刻だった時のこと。

夫は手術後、治療方針上からも、集中治療室に割と長く入っていました。

生死の境を彷徨っているという訳ではないのですが、毎日お見舞いに行っても、その雰囲気に精神的にもぐったりする緊張感がありました。

大抵、息子達を連れて3人で病院へ行ったのですが、2人共、さすがに心配そうな表情を浮かべ、多分3人でどんよりとしたオーラを放っていたと思います。

でも、夫の入院している病室向かう時、泌尿器科の前を通って行くのですが、その時は、息子達が心なしかニヤニヤしているような‥。

その時は、私自身も精神的な余裕が全く無くて、何で息子達は微妙な顔しているのかなあ‥と思っても忘れていました。

数日後、また泌尿器科の前を通ると、特に混んでいました。

総合病院で、曜日によって診察する先生が変わるし、混雑する先生の日なのかなあ‥とぼんやり眺めていたのですが。

『今日の患者は、年寄りが多かったね。』(ニヤニヤ)

『年取っても、なるんだ‥』(ニヤニヤ)

‥と、訳の分からない会話をしている息子達。

『何の話?』

泌尿器科って性病を治療するんでしょ。』(は?🤣)

‥という、とんでもない勘違いをしていた息子達。

泌尿器科の前で待っている人達はみんな性病患者だ思いこんでいて、見るだけで可笑しいという思考回路になっていたようです。

だから、病室では、雰囲気にも圧倒されて神妙な顔をしていたのに、帰り道に泌尿器科 の前を通ると、変にニヤニヤしていたという訳。

全く、何処からそんなひん曲がった知識を仕入れたんでしょうね。

我が家では、泌尿器科というと、その事を今でも思い出して、いまだにニヤニヤしてしまいます。

 

‥という訳で、カリーナEDが目の前を通り過ぎる僅かな時間に、おバカな思い出浸って、ニヤニヤしていました。

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この車がカリーナEDです。

ネットから探してきました。中央にEDのロゴが入っています。

今見ても、なかなかカッコイイ車だと思いますが、残念な名前扱いをされて、なんだか気の毒です。😁