市のデジタルカメラ入門講座に参加した。
3回の講座のうち2回は座学が主で、3回目は最後に少し写真撮影をした。
今まで、デジカメの説明書も読まず、テキトーにシャッターを切っていたというレベルの私。
復習も兼ねて記録しておこうと思っている。
🤗色々な参加者。
参加者は10名。男女比も半々ぐらいで、男性陣は多分60代より上(定年後かな)、女性陣は子供がスポ少でサッカーをやっているという若いママさんが1人と他は多分同世代ぐらい。
その中にちょっと‥という方が‥。
私より少し下の年齢かな‥と、思われる超マイペースなおばさん。
ちょっと悪意に満ちた表現だけど、大人の発達障害なのかなあ‥。とにかく人の話を聞いていない上に発言の多い困ったちゃん。
初っ端から少し遅刻してきて、質問を頻繁にするんだけどトンチンカン。
挙げ句の果てに『その部分寝てたので、もう一度教えて下さい。』と、平然と言ってのけ、講師の先生に嫌悪の表情が出ていても、本人だけが気がついていない。
他の参加者は、女性陣は私同様にデジカメや一眼レフを買ったもののあまりよく分からずにテキトーに使っているので、この際だから機能を理解したいという人が殆ど。
男性陣はかなり立派なカメラをお持ちで、知識がありそうなんだけど本人曰く、フィルムのカメラが長かったので、デジタルは‥ということらしい。
でも、入門というレベルじゃないよね‥という感じ。
腕前や知識がバラバラなので、講師の先生は大変だろうなあなんて、思いながら講座はスタートした。
🤔基本の使い方。
カメラの構え方から教えてくれた。
脇を締めて構えましょう‥とは、よく言われるけれど、
具体的には肩幅ぐらいに足を開き、片足は半歩前へ。
これで下半身の安定が違うんだとか。
それから脇を締めて‥というのは、安定してブレない為のことなんだけれど、デジカメならまだしも、大きな一眼レフカメラになると、腕だけに負担をかける姿勢だと辛いので、そこは臨機応変で良いみたい。
それより、一眼やデジカメだけでなく、スマホのカメラ機能を使う時も共通で、
右手でカメラを持って左手は下から支えるようにすると安定するし、
シャッターを切ったら、心の中で1秒数えて動かないことが肝ですって。
近頃のカメラは高性能なのにブレてしまうのは、シャッターを切った後に直ぐ動いているケースが多いからだそう。
それから、ストラップは必ず腕に巻いて、一眼レフのようにストラップが長いものは8の字にしてから腕に巻けば、万が一、手が滑っても地面に落とすことはないそうで、
デジカメのストラップは特に必ずやった方がいいですよ‥とのこと。
1秒待つのは初耳。多分ひとつお利口になった気分😊
😉pモード撮影。
pモードとは、プログラムオートのことで、殆ど全自動に近いのだけど、露出やホワイトバランスを自分好みに調整出来て、他は全自動で対応してくれるモード。
‥と、言っても露出って何?変態さん?(笑)レベルの受講者が多く、まずpモードに設定するだけでも大騒ぎ。
講師の先生が1人1人に席に回ってくれて『このボタンですよ。』というレベル。
露出補正というのは、明るさのこと。
明るいものは白っぽくなっていくので、青空と道路の写真だと、青空は道路との対比で白っぽくなるのでそれを補正したり、逆光で写真を撮ると、顔が暗くなるのでそれを補正するとか。
デジタルカメラは、白より黒の方が情報量が多いので、迷った時は、暗めに設定して撮れば、後から編集で修正も可能。
‥ということを、講師の先生のカメラでその辺のモノを撮って直ぐに投影して見せてくれたのだけれど、わかったような、わからないような‥。
ホワイトバランスも同様で、写真の色味を暖色系か寒色系かに補正すること。
暖色系なら、柔らかい雰囲気。
寒色系なら緊張感。また、肌の白い人は唇の赤色が際立つとか、
特に赤、緑が効果的で、梅雨時の緑色が、いい感じになるとか‥だんだん話が難しくなってきた。
今まで、カメラに全てお任せで、考えたこともなかったけれど、実例を見せてもらうと、少しは違いのわかるヒトになる。
けれど、逆にこんな写真を撮りたいという軸がないと、難しいなあとも思う。
また、講師の先生の『ちょっと補正して‥』という表現。
そのちょっとの加減が難しいよね。
‥と、わかったようなわからないような状態で第1回目は終了した。
😉カメラの作り。
翌週は、もう少し深い内容になり、カメラのモードのダイヤルにあるSとかAの解説。
Sはシャッタースピード優先で、スポーツの写真を撮る時はブレたくないから早くする。
花火の軌跡や、滝や渓流の水しぶきを絹糸のように撮りたい時は、遅くする‥とか。
Aは絞り優先で、ポートレートを撮る時など背景をぼかしたい時など。
それからISO感度‥。
カメラの知識がある人にとっては基本中の基本でも、今までカメラの賢さに頼りっぱなしの私にとっては、カメラの構造と共に説明をしてくれたので、なるほど‥なお話。
とはいうものの輪郭をポワッとイメージしている程度の理解力。(笑)
でも、話を聞かなかったら、SとかAのモードなんて一生触らなかったと思う。
一応、前回の部分は復習してから講座に臨んだんだけど、正直なところ、わかったようなわからないような‥レベル。
やっぱりカメラって難しいよね。
‥ここまでが第2回目。やっぱり難しくなってきて具体的なことを書くとウソを書いてしまいそうな、情けない私。
😁構図。
初心者でも見栄えの良い構図として、
迷ったら、『日の丸構図』(画面の真ん中に被写体を持ってくる。)
有名なのが『黄金分割』『三分の一構図』
多分、無意識のうちにみんなやっていそうな構図。
それより重要なのは、『水平をきちんと取る構図』なんですって。
やはり人間の視線が水平をきちんと取っているので、写真も、水平をきちんととっているほうが見ていて心地よいというか、伝わるのだそう。
😊写真との向きあい方。
今までの講座で、デジカメの知識だけはついた(はず)。
どんな写真を撮りたいのか、自分の中で明確にするのが1番大事という話を講師の先生がされた。
その写真は誰に見せるの?どうやって見せるの?
写真の価値の為にもゴールを設定する必要がある。
そして、その写真、いつまで残すの?
デジカメのメモリーは原因不明で消えてしまうこともあるから、プリントするのが一番確実なんだけれど、次にオススメが外付けのハードディスク。
DVDの寿命は30年と言われているけれど、長持ちしないらしい‥。
具体的な保管法という観点ではなくても、思い出系のカテゴリーにすぐに入ってしまう写真は、取捨選択も難しいしデジタルになって情報量も膨大になったし、私達世代にとっては『終活』問題にもなる。
また、被写体へのリスペクト。(ヒトでも物でも。)
旅行時など一緒に行動している人への配慮。
また写真を撮ることによって失うものもある。例えば子供の運動会の撮影。カメラ越しの世界と、撮影者ではない場合の臨場感の差。
何を得て、何を手放す?
私の場合、せっかく新しいデジカメを手に入れたのに、読む気の失せる説明書にくじけて、カメラ頼りの撮影だけじゃもったいないと思って申し込んだ講座。
今までの写真は日常の記録写真だったなあ‥と思ったし、人の目に触れるからには少しでも綺麗に撮りたいと思った。
でも、どんな風に綺麗に?
今日は最後に会場周辺で実際に撮影してみて四苦八苦。
どんな写真に‥の軸が定まっていないから、何の設定をいじったら良いのかから迷ってしまう。
まだまだ誰かと一緒の時は、きっとカメラの賢さに頼る撮影になりそうだけど、ど素人から初心者へ半歩ぐらいは踏み出せたと思う。
因みに講師の先生、名前をググったら、結構凄い先生だったみたい。
なんだか、この程度の理解力で申し訳ない気もする。