はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

『駅からハイキング』四谷駅 迎賓館赤坂離宮。

12月7日、私にとっては今年最後の駅からハイキングに参加しました。

この日は、快晴、12月とは思えない程暖かな陽気で気持ち良くウオーキングを楽しみました。

今回のコースは四谷駅を出発し、明治神宮外苑、赤坂、青山、新宿御苑の外苑を周り四谷駅に戻るルート。

約7.5km、所要時間は 2時間半ぐらいのコースです。

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中央線の四谷駅に10時過ぎに到着し、コース地図やパンフレットを受け取り出発です。

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四谷駅を出て、しばらく歩くと見えてきました、立派な門。

写真は逆光で、スマホのカメラだと、眩しくて画面がどうなっているか分からないで撮った写真ですが‥。

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迎賓館赤坂離宮

国賓などの宿泊やおもてなしを行う有名な施設です。

入り口という入り口には警備室と警備員が常駐していました。

あまり下調べをしていなかったので、『確か、事前予約をしないと見学出来ないのでは。』と、思っていたので、外から見るだけでいいや‥と、思っていました。

見学者入り口と書いてあるところもあり、警備員の方に聞くと見学okとのこと。

せっかくだから、見学しましょうとのことで、立ち寄ることにしました。

ところが、見学者もまばらで、受付では、本来事前予約が必要な和風別館の見学枠に空きがあるとのことで、見せて頂けることになりました。

その和風別館の見学は10人のグループ単位で時間指定があったので、その時間に合わせる為にのんびり見学し、結果的に駅からハイキングは全ポイントに行くことは出来なくなってしまいました。

 

 

🇯🇵受付

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 よくバスツアーなどの都内観光では組み込まれている迎賓館ですが、コロナ禍のせいで、見学者は多くはありませんでした。

受付の整理用の誘導路が虚しく見えます。(笑)

ここでは、荷物検査をします。

空港の荷物検査のようにポケットの中に金属製の物はないか確認した後、荷物は籠に乗せ、X線で確認していました。

夫は、常にペットボトルで飲み物を持ち歩いているのですが、中身の確認(目視で)をして、尚且つその場で一口飲んでくださいと、言われていました。

ここで、事前予約が必要な和風別館の見学枠の空きがあると言われたので、見せて頂くことにしたのですが、見学者の署名と住所(市区町村まで)、連絡先電話番号の記入を求められ、チケットの購入をします。

参観料は庭園のみが300円。

本館、庭園は1500円。

本館、庭園、和風別館は2000円。

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参観料、高い😅と、おケチな私は思いましたが、凄く立派な小冊子と、過剰なまでの警備をしてまでの、参観者の受け入れなので仕方ないのかもしれません。

 受付では、X線荷物検査までされてちょっとびっくりだったのですが、多分死角がないほどに警備員を配置していました。

リュックを背負っている人は強制はされないもののロッカーの案内をされていたし、とにかく触るな、気をつけて‥という感じです。

ここまで厳重に警備しているのは、とにかくセキュリティー第一ということと、あちこちが、国宝に指定され、文化財だらけだからなんですね。

写真も、庭園は撮影okでも建物の中は一切禁止でした。

 

🇯🇵迎賓館赤坂離宮本館入り口。

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ここでも、警備員の方がいて、チケットをチェックします。

順路通りに進み一方通行であること、歩いていいのは絨毯の上だけ、壁やカーテンでさえ絶対に触らないこと、カメラ、スマホ類はカバンにしまうことなどの説明を受けて入場します。

中に入ると、公開されている部屋には警備員と学芸員のような方がおられ、僅かな距離の廊下にも監視カメラがありました。

そして、時々学芸員さんが話かけてきます。

よく、万引き防止の為にマークした客に『いらっしゃいませ』と接客を試みるような雰囲気に似ていて用心されているのかなあ‥。

夫が梅沢富美男風のインテリヤクザ見えるのかなあ‥。(これ、息子達が夫のことをおちょくる時の常套句😜)

‥と、思ったものの、他の方も同じように声をかけられていました。

 

🇯🇵迎賓館赤坂離宮本館内部。

建物内は一切撮影禁止なので、立派な小冊子を頂けたのかもしれません。

写真はその小冊子のものです。

正面玄関

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勿論、手前にロープが貼られ、近づくことはできません。

 

朝日の間

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要人の表敬訪問や首脳会談が行われる朝日の間は、国賓天皇皇后両陛下とお別れの挨拶をする最も格式の高い部屋です。

 

花鳥の間

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晩餐会が催されるお部屋です。

 

彩鸞の間(さいらんのま)

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来客が最初に案内される控えの間として使われています。

また、総理大臣による外国元首との首脳会談や条約調印にも使われています。

10枚の大鏡を合わせ鏡のように配し、シャンデリアが永遠に続くかのような豪華で奥行きのある印象の部屋でした。

 

 

どの部屋も天井が高く、真鍮製の金具はピカピカに磨きあげられ、贅を尽くした空間でした。

見学出来る部屋はごく一部で、しかも部屋の中央にレッドカーペットを敷いてあり、歩いていいのはそこだけです。

この場所は、かつて紀州徳川家の江戸中屋敷があった場所で、明治を迎え皇室に献上され、仮御所となり、明治42年東宮御所として日本で唯一のネオ・バロック様式の西洋宮殿が建築されたのが、現在の迎賓館赤坂離宮本館です。

戦後は国に移管され、昭和49年に迎賓館として蘇りました。

建物内の天井画など、当然西洋風ですが、よく見ると兜にサーベル、菊花、桐紋章など和風の要素も取り入れていました。

贅を尽くしたステキな空間でしたが、日本の外交の舞台なので同じように贅を尽くすのならバリバリの和風建築の方がいいなあ‥なーんて思う私はひねくれ者かな。😅

 

 

🇯🇵主庭

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 前庭より迎賓館赤坂離宮本館をのぞみます。

庭園は自由に写真撮影okなんですが、警備員の方がしっかり見守っています。

本館の建物は勿論のこと、噴水も国宝に指定されているそうで、手摺りに荷物を置いただけで注意されている方も居ました。

写真には写っていませんが、花壇の植え替え作業が行われていました。

冬は葉牡丹、春はパンジー、夏はサルビア、秋はマリーゴールドを植えるとのことでした。

 

🇯🇵和風別館見学。

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和風別館の見学は事前申し込み制で、抽選のようでした。

コロナ禍で見学者が少ないので、定員に空き枠があるとのことで、ラッキーなことに見学することが出来ました。

チケットを購入する際にこのカードホルダーを渡されて、首に掛けるように案内されます。

約1時間のガイドツアー形式で、ひとグループ10人の定員制です。

学芸員さんが解説し、後ろから警備員さんが見学者を挟むようについてきます。

注意事項は、本館同様で、触るな、気をつけて‥です。(笑)

‥というのも、本館より更にデリケートな作りのようで、砂壁にカバンの角が当たっただけで傷が付いてしまい、補修するには色合わせの為に全面改修になるなど、大変なことになってしまうようです。

廊下の中央にカーペットが敷かれ、歩いて良いのはそこだけですが、僅かな段差があるところも警備員さんはご丁寧に『お一人づつ、気をつけてお歩きください。』と、注意します。

万が一、見学者がコケたら、怪我の心配より、建物の心配をするんだろうな‥という雰囲気です。(笑)

 

🇯🇵迎賓館和風別館 游心亭(ゆうしんてい)

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和風別館は、昭和49年の迎賓館の大改修時に谷口吉郎の設計により新設されたものです。

前面の池の水の揺らぎが壁に映り、建物の中からは紅白の梅の木を配した築山、和風庭園が綺麗に見えるように計算されているそうです。

迎賓館近辺の高層ビルも庭木で視界に入らないように設計されていたそうですが、一部の木が枯れてしまい、成長待ちとのことでした。

当初は水の揺らぎの為の池だったので、水盤のような池だったのが、田中角栄氏の一言で錦鯉を飼うことになったそうです。

外国の要人が鯉に餌やりする映像を見たことがあると思いますが、ココです。

 

🇯🇵迎賓館和風別館 游心亭 内部。

ここも、内部は撮影禁止なので、写真は小冊子のものです。

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壁は超デリケートな砂壁、天井も凝った作りになっており、建築の知識が全く無くても、丁寧なこだわりの空間であることは伝わってきます。

入り口横の陽当たりの良い場所には盆栽の大きな鉢が10個ぐらい並び、しっかりと手入れをされて出番を待っている感じです。

写真左側の和室は47畳の大広間。

海外からの賓客を伝統的な和食でおもてなしする場所です。

写真右側の茶室は茶の湯文化を身近に感じられる場として利用されています。

かなり高価だという茶器が展示されていましたが、大抵、招待されたお茶の先生がご自分の茶器を持ち込まれているそうです。

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隣には、即席料理室があり、より親密な会食の場として利用されるそうです。

即席料理室というイマイチな名前ですが、かなりオサレな小料理屋さんといった作りで、

カウンター席のみを利用する方が多いのだとか。

なのに、利用頻度は数年に一回ぐらいなんですって。(モッタイナイ‥)

 

🇯🇵前庭

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噴水のある主庭の裏にあたります。

イスとテーブル席もあり、キッチンカーで飲みものの販売、隣では迎賓館グッズ(手提げ、小物類など)のテントも出ていました。

でも、迎賓館の敷地内なので、参観者のみしかこの場所に居ないので、この日はガラガラでした。

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中門を出て、正面に見えるのが正門です。

四谷駅を出て、最初に見かけた立派な門で、国宝指定されています。

 

 

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思いがけず、しっかりと迎賓館を見学しました。

受付があったのは西門入り口で、そこから入り、手荷物検査、参観料を支払って、

本館の見学、噴水のある主庭に出て、和風別館をガイドツアー式に見学して、前庭に出て来ました。

中門を出てまっすぐ進むと、正門があり、そこが出口でした。

時刻はお昼過ぎ、『あれ、今日は何しに来たんだっけ?』

駅からハイキング、今日のコースなら、ぐるりと回って四谷駅に戻って、ホントならランチしている頃なのに、気がつくとひとつ目のポイントだけで、満足していました。(笑)

お腹も空いたし、駅からハイキングを続行して途中でランチにすることにしました。

 

②御観兵榎(ごかんぺいえのき)

明治神宮外苑が青山連兵所であった頃、観兵式の際に明治天皇の御座所がこの榎の木の西隣に設けられた為、御観兵榎と呼ばれるようになったとのこと。

‥でも、道を間違え、気がつくと通り過ぎていました。(パスしました。)

 

明治神宮外苑いちょう並木。

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有名ないちょうの並木道ですが、紅葉のピークは過ぎていました。

並木道の奥に見えるのが、聖徳記念絵画館ですが、青山通りから一望すると(この写真の構図です)奥ほど低い木になるように植えられているそうで、遠近法の効果で実際より遠くに見えるように工夫されているそうです。

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道を間違えていたせいか、最初に出会ったお店がつけ麺のお店。

ランチタイムのピークを過ぎていたので、店内は半分の席が空いているような感じでした。

美味しゅういただきました😊

 

④日本オリンピックミュージアム

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オリンピックやスポーツの魅力を体感できる博物館。

入場は事前予約制で、しかも定休日でしたので、外観のみです。

 

⑤国立競技場

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言わずと知れた東京2020大会のメインスタジアム。

でも、周りはまだ工事中のような鉄板の壁で覆われており、当然近くに寄ることはできませんでした。

正面に回れば、違う風景だったかもしれないけれど。

実はこのあたりで、今回のコースの中間地点。

思いのほか、迎賓館に時間をかけてしまったので、今回はここでリタイアすることにして信濃町駅に出て帰路に着きました。

聖徳記念絵画館

⑦東京おもちゃ美術館

消防博物館

⑨新宿歴史博物館

‥は、きっと訪れる機会もあるでしょう。

 

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本日の歩数16515歩。

長々とお付き合いくださり、ありがとうございました😊