6月に入り、私の生活圏にある殆どのお店のレジ袋が有料化された。
これは、2020年7月から全てのプラスチック製の袋の有料化を義務付けて、資源の削減の意識付けを促す、(余計なお世話の)法令が施行されるから。
お店側としては、ギリギリのタイミングより、周知のことも考えて6月から有料化に踏み切ったところが多いようだった。
レジ袋が登場するはるか彼方の昔は、買い物に行く時は買い物籠を持って行ったし、お豆腐屋さんに行く時は大きめのボウルやお鍋を持って行ったような記憶がうっすらある。
八百屋さんだって、新聞紙に包んでくれていたような‥。
だから、お買い物に行く時は、お買い物袋持参で行けばいいってことなんだけれど。
きっと、この法令を決めた人って、フツーの人の生活がわかっていない。
買い物から帰宅して、レジ袋の一生がそこで終わるとでも思っているのかな。
多分、ゴミ箱の内側にレジ袋をセットして第二の人生を歩ませている人って多いと思う。
レジ袋にゴミをためておいて、ゴミ収集日に大きな袋にまとめていれたり、そのままゴミ出ししたり‥。
しばらくは、無料でいただけた時にレジ袋を溜めておいたけれど、買い物袋持参で行ったら、レジ袋は手に入らないし、今まで無料だったものにお金払ってレジ袋を貰って、ゴミ袋にするのも、なんだか悔しい。
(ケチと言われるけれど、これって主婦の本音‥ですよね。)
そこで、私なりに考えた、レジ袋ケチケチ大作戦。(笑)
勿論、お買い物には買い物袋持参。
ストックしてあるレジ袋を大切に使うことを考えた。
まず、新聞紙を2枚重ねて折り紙のような簡単な新聞紙紙袋を作る。
そして、ゴミ箱にレジ袋をセットして、更にその中に新聞紙紙袋をセットする。
水分が出ないゴミなら新聞紙紙袋ごと、ゴミ出しの日にゴミ用の袋に入れればok。
台所ゴミなどの水分の多いゴミは、なるべく水を切るとか、不要になったビニールの袋に入れるとか、とにかく水分を出さないようにそこだけは注意する。
そして、残念ながら新聞紙紙袋が濡れていたら、レジ袋ごとゴミ出し。
‥という感じで、6月に入ってから頑張っている。
ゴミは水分との戦いになり、上手に処理できれば、今まで、毎日1枚は、ゴミ用に使っていたレジ袋の使用枚数を減らすことが出来た。
でも、台所用のゴミ箱に使ったレジ袋は、水分が出ていなくても、臭いがついてしまい、1週間が限度かも‥。
結局、経済産業省の目論み通り、プラスチック製の袋の使用量は若干減ったもののちょっとモヤモヤ‥。
レジ袋の代わりに、新聞紙紙袋を使っているので、プラスチック製の袋は減ったけれど、新聞紙でかさばって、ゴミの総量は増えたかも‥。
また、これは資源ゴミを出す時にいつも思うのだけど、
瓶とか、缶とか、ペットボトルとかに仕分けして、回収日まで保管する為に臭くならないように、ある程度ちゃんと洗う必要がある。
回収する側も、品目毎に分けて回収するから効率が悪いし、
使うエネルギーをトータルで考えると、かえって水を沢山使っていたり、
回収車も分別して回収する分、余計に出動してガソリンも多く必要なのでは?
焼却炉も、プラスチックゴミが混ざっている方が良く燃えるというし、
どーなんでしょうね。
なんだか屁理屈ばーさんになってしまったけれど、 トータルでは、ちゃんと資源の削減になっているのかな‥。
そして、やっぱり売っていた。これ。↓↓ 無地のレジ袋。
うちの近所は、割と物価は安めだと思う。100枚入で200円ちょっと。
いつかはレジ袋、枯渇して困るのでは?と思っていたけれど、これで一安心。
でもね、せっかく無地のレジ袋として誕生したのに、いきなりゴミ箱セットされて、ゴミばっかり入れられてなんだか気の毒。(笑)
なので、折り畳んで、鞄に忍ばせて、買い物に行ったらレジ袋として使おう。
そして、綺麗な品物を運搬してから、第二のお仕事としてゴミ箱にセット。
我ながら、ケチだと思うけれど、世の中の主婦の思考回路って、皆さんこんな感じだと思うんだけどな。
って、ことは、結局、レジ袋を有料化してもぜーんぜん、資源削減になってないってこと。
資源削減というより、小売業経費削減だと思っている、イジワルな私。
経済産業省さん、余計なお世話の法令作らないでね。(笑)