はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

インプラント途中経過。

夫がインプラントを受けることになった。

ちょっと訳あり(?)の人なので、とにかくやってもらえるだけ御の字。(笑)

今回は途中経過報告。

 

😊インプラントって?

近ごろテレビのコマーシャルでもよく見聞きするインプラント

ざっくり言うと、自分の歯茎に支柱を埋め込み、そこに義歯を装着すること。

入れ歯だとどうしても歯茎で噛んでいる感覚で、フィットしていないと痛かったり、入れ歯安定剤が気持ち悪かったり‥などの悩みがありがちらしいのだけど、

インプラントは装着してしまえば自分の歯のような快適さなんですと。

でも、自分の歯茎に支柱となる部品を埋め込む外科的な処置が必要で、歯茎の骨が痩せていたら出来ないとか、ある程度の制約はある。

 

😢自由診療になる。

上手な歯医者さんに施術してもらえれば、入れ歯とは比べ物にならないほど、快適な歯を手に入れられるけれど、残念ながら健康保険は効かない。

入れ歯や普通の虫歯の治療でも、部材のグレードを上げて、健康保険外でセラミックにするとか、金にするとか‥は出来て、部材の代金だけは健康保険外ですよ‥となるけれど、

インプラントはまるまる全て健康保険外で自由診療扱いになる。

だから、まずそもそもインプラントに適合する歯茎か調べる為にレントゲンやCTを撮るのも、100%自己負担。

そして、歯茎状態も問題ないしGOサインが出ても、診察室でお医者さんと最初にするのが、お金の話。

夫の場合は、かつて大病を患い放射線治療を受けた影響が今頃出てきて、奥歯が一気にボロボロになったので、やむなく抜歯して入れ歯を作ったもののどうにも合わない。

そこで、インプラントに‥ということになり、義歯の数より少ない支柱で施術できるようだけれど、それでも、ちっさい車1台買えるような金額になってしまう。

入れ歯も快適さにこだわると結構な金額になるそうなので、インプラントも保険扱いになればいいのに‥とは思うものの、金額を思うとそれこそ健康保険が成り立たなくなるかもしれないし。

現在ではまだまだ贅沢な治療扱いなんだろうな。

 

☹️治療してもらう歯医者さんを見つけるのが大変だった。

夫は、昔から歯医者通いの多い人だったが、このところ、一気に悪くなっていた。

ついに抜くしかないという状況になり、インプラントを検討したのだけど。

夫はちょっと訳ありの人で、息子達に言わせると、893の風格、極道様、梅沢富美男様‥で、一言で言うと『怖〜〜』。

ではなくて。(笑)

かつての大病というのは喉に出来た怖いデキモノ。

放射線治療寛解(とりあえず治った状態のこと)に持ち込んだものの、再発してしまい、結局外科手術を受け、悪い部分や舌の付け根の一部の切除、再建をしている。

その後のリハビリで、開口訓練も頑張ったのだけど、人より口の開け方が狭く、歯科治療がやっと出来るレベル。

しかも舌の一部は再建したとはいえ、歯科治療で水を使うとストレートに気管に向かってしまうこともあり、めんどくさい患者。

かかりつけの歯科医院は丁寧に対応してくれるけれど、インプラントとなったら入院して静脈麻酔になると言って、個人クリニックでは受付けてもらえなかった。

ちなみに、テレビでよくコマーシャルしている、高齢者の方にも優しいインプラントというのは、静脈麻酔で眠っている間に支柱を埋め込む外科的な処置をするということを言っているのだと思う。

そこで、歯科医院では都内の某大学病院を紹介するというのだけど、まず、かつて喉の手術をしてもらった総合病院へ歯科医院から問い合わせてもらった。

しかし、インプラントはやっていません‥のお返事。意外!

 

😉総合病院ってガードは固いけれど‥。

都内の某大学病院に入院してインプラントかあ‥と、夫は気が進まず時が経ち、

1年に1回になった喉の定期検診を受ける為に総合病院へ行った。

そこで、喉の主治医の先生にインプラントの相談をすると、『うちの口腔外科でやってないの?』と、ちょっとびっくりして早速問い合わせてくれた。

結論からいうと、夫のような訳あり患者は受け付けてくれるのだけど、対外的にはやっていないとアナウンスしているらしい。

そうしないと、やはり過度に集中してしまうようだ。

形式上、歯科医院に紹介状を書いて貰い、予約をとって、インプラント開始。

インプラントの主治医は、かつて喉の手術を終えて開口訓練のリハビリをしてくれたお医者さんで、覚えていてくれたようだし、何より事情を理解してくれているのがいちばん心強かった。

そして、治療方針の説明、検査、お金の話を済ませて治療に入った。

総合病院って、患者として受け付けてもらうまでは、一般の問い合わせでは断られたり、紹介状が必要だったりガードが固い印象だったけれど。

一旦患者となったら、性善説で治療していると思った。

夫の場合は自由診療だから、最初に検査のお金を払い、その後は、治療が終わった時点での一括払い。

治療の途中でお金を請求されることもなく、健康保険も関係ないので、病院側は、患者をまるまる信用して治療をしてくれていることになる。

治療を終えて、お金を支払わなかったら、健康保険も関係ないし、引越しして行方不明になっていたらお金を回収出来ないよね。

勿論、そんな悪いことしないけれど、外国人が無保険で治療を受けて踏み倒して母国に帰ってしまうのも同じ構図だなあ‥なんてふと、思った。

そして、いよいよ治療が始まったけれど、外科的な処置をして、はい、おしまい!‥ではない。

歯茎が落ち着くのを待ったりと、意外に時間をかける。←今ココ。

 

というわけで‥。

この続きはまた後日、報告する。

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