はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

年をとるってこういうことなのね‥。

8月ももうおしまい。

この夏は病院ばかりに行っていたような感じになってしまった。

私ではなく、夫が。

夫曰く、『あと6年したら同じ道を歩むかもしれないよ。』(夫は6歳年上。)

今回は、ちょっとドキドキしたので、備忘録も兼ねて書いておこうと思う。

 

夫は今年に入って奥歯のインプラント術を受けていたが、無事に終了。

コロナのせいで受診控えが増えたようで、病院側も時間のゆとりがあるらしい。

本来は一般の歯科治療はやらない方針と聞いていたが、夫の場合は、過去の大病の影響で歯科治療は色々な配慮が必要な面倒くさい患者。

この際、他の悪いところも治しましょうということになった。

そのせいか、夫の治療は毎回1時間以上の時間をかけて貰っている。

 

ありがたいのだけど、長時間の治療で同じ姿勢でいたせいか、肩凝りが悪化したらしい。

まず、激しい頭痛となって現れた。

強弱はあるものの、毎日のように頭痛に悩まされるようになったので、お医者さんに診てもらうことにした。

何処に行って良いかわからないので、かつてお世話になった漢方医のところへ行った。

そこで、酷い肩凝り、首凝りを指摘され、それが原因の頭痛らしい。

漢方薬のアプローチとしては血行を良くして凝り固まった筋肉を柔らかくしていくような処方をしもらった。

あとは、適度な運動のススメ。

ゲーム廃人生活を改めて、漢方薬もちゃんと飲んで、激しい頭痛が起こることもなく、頭も少し痛いぐらいで、かなり改善してきたところだった。

 

 

ところが、1週間ほど前、『♯7119』のお世話になってしまった。

『♯7119』というのは、救急安心センター事業のこと。

救急車を呼ぶか否か迷った時、アドバイスしてくれる電話相談事業のこと。

 

この日の朝、唐突に左手で物が掴めないことに気がついた夫。

まるで、下手っぴなクレーンゲームのような感じ。

でも、他は全く異常は無いし、痛くも痒くもない。

もしかして脳梗塞?というわけで、♯7119に電話したのだ。

症状を細かく聞かれ、今すぐ脳神経外科を受診するように言われた。

丁度この日は近隣の個人クリニックは休診日が多い曜日で病院も紹介してくれたが、近くはないので、かつて大病を患った時お世話になった総合病院に行くことにした。

 

総合病院には一応電話で事情を説明してから出かけた。

今現在も耳鼻科と歯科口腔外科にはお世話になっていても、脳神経外科は新患になるのでガードは固く、まず診療相談室で、当日の診療の可否のふるいにかけられる。

見るからに酷い状況というわけではないので、仕方がないのかもしれないものの、ちょっとやな感じ。

でも、『♯7119』に相談した旨を話すと、対応が一変した。

少し待たされたものの、(大きな総合病院なので、紹介状をもたない場合にかかる)選定料も無料という説明を受け、スムーズに受診することができた。

この日は、CTを撮り、この時点では左手で物を掴める状態に戻っていたので、まず大丈夫でしょう。肩凝り、首凝りが酷いので、神経を痛めたかも‥などと説明を受け、念のために、後日MRIを撮ることになった。

 

数日後、MRI撮影。

そして翌日の診察で、実は脳梗塞だったことを告げられ、びっくり‼️

と言っても、ごく軽度で、MRIを撮ってどうにか分かるような程度。

左手の違和感と対応する脳の部分に小さな白い点があり、そこが詰まったとのこと。

でも、左手の違和感は数時間で解消され、 握ったり、握力もしっかりしていたので、

今後は、かかりつけのクリニックにバトンタッチし、血液サラサラになる薬を飲み続けることになった。

 

 

一応、大ごとにならなくて良かったのだけど、夫は病気のデパート状態。

まず、かつての大病の際に受けた治療の後遺症と思われる小さな不調への対処。

そして、家系的に尿路結石が出来やすい体質で、昨年ついに痛風になってしまった。

痛風は飲み薬でよくなったが、尿酸値をコントロールする薬は、この先も飲まなくてならないらしい。

更に、酷い肩凝り、首凝り改善のための漢方薬

これは、症状が好転すれば‥というゴールがあるのでまだいい。

そして今回、血液をサラサラにする薬が加わった。

実は、40代頃から、健康診断でコレステロールの項目で引っかかるようになり、薬を勧められても長続きせず、テキトーに辞めたりしてよくクリニックの医師に怒られていた。

今回は、まさに警告のような出来事になってしまった。

 

近所のクリニックの薬局で、お年寄りが、袋いっぱいの薬を持ち帰る姿をよく見かけていて、

実はちょっと批判的な眼差しを向けていた。

些細なことで、医者にかかり、飲みきれないほどの薬を処方されているのでは?という視線を向けていたのだ。

でも現在の夫も山盛りの薬を処方されるようになり、ショックを受けている。

『年をとるってこういうことかも‥。』 

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