はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

今年も、十日市へ。

『十日市』と書いて、『とおかまち』と、読みます。

酉の市のことです。

埼玉県の大宮にある武蔵一宮氷川神社で行われる大湯祭(だいとうさい)に合わせて行われる酉の市です。

氷川神社の境内には沢山の縁起ものや熊手のお店が出て、参道やすぐ隣の大宮公園には食べ物メインの露店が沢山出ます。

この十日市は、曜日に関係なく毎年12月10日に行われます。

このところ、一気に冬の空気になりましたが、風もない穏やかなピカピカの青空に誘われて、ウオーキング気分で出かけてきました。

 

時刻はお昼少し前ですが、平日なのにこの混雑でした。

もう、コロナは遠くになりにけり‥という感じでホッとします。

殆どのお店は、熊手に値札をつけていません。

縁起ものだし、毎年決まったお店で熊手を買う人が多いとみえ、最初から熊手に会社名や個人名などの札は付いていたりします。

時折、『商売繁盛、商売繁盛』の威勢の良い掛け声とともに、手締めの人の輪が出来ているのを横目に見ながら、歩きました。

神社でも、小さな熊手を扱っていましたが、それでも1500円ぐらいするみたいなので、お店の大きな熊手になるといくらするのかなあ‥。

 一方で、古いお札や熊手を引きとってくれるスペースもありました。

 

 

 

武蔵一宮氷川神社です。

大湯祭は11月30日から前斎として神職の方が境内にこもり身を清め、12月10日の本祭を迎えます。

大湯の由来は大釜で湯を沸かし、その湯で身を清めたことから‥と伝えられています。

本祭も神職の方が境内で行うもので、一般の人の目にふれることはあまりありません。

そのせいか、この地に長く住んでいますが、実は当初は大湯祭イコール十日市と勘違いしていました。

正しくは、氷川神社の大湯祭の本祭の日に合わせて、酉の市である十日市がやってくるということです。

ちなみに、十日市は、浦和にある調神社(つきじんじゃ)に12月12日に移り、ここでは十二日まち(じゅうにんちまち)と呼ばれています。

本殿前には、沢山の人がお詣りに来ていました。

お賽銭箱の前には、自然発生的に、綺麗な列ができて、順番に手を合わせていました。

 

 

大宮公園です。

氷川神社と隣接する大宮公園です。

大宮公園内にある、通称『ボート池』が、正真正銘のボート池になっていました。

今まで、ボートなんて一隻も見たことがなかったのに、何故かボート池。(笑)

相当昔は、貸ボートの営業をしていたそうですが、いつのまにか無くなっていて、ここ数年、池の水を全部抜いての掻い掘り(かいぼり)を行い、池の水を綺麗にして、貸ボートを復活させたようです。

たまたま1隻のボートが漕ぎ出していました。

大宮公園にも、十日市に合わせて露店が出ていましたが、コロナ禍前と比べて、かなり規模が縮小されていました。

殆どがたこ焼きとか、お好み焼き、わたあめなどの食べ物のお店でした。

やはり、こちらも物価上昇の波が押し寄せていました。

1番安かったのがチョコバナナの300円。たこ焼きは600円。

串焼き、お好み焼きも600円ぐらいでしたが、露店も本番は夜という雰囲気で、まだ準備中という佇まいのところが多いようでした。

 

 

時刻は13時。お蕎麦屋さんへ寄りました。

鴨汁そばをいただきました。

このお店は、お蕎麦の太さを選べます。右のお蕎麦は一見うどんのようですが、太打ちのお蕎麦です。ちょっと珍しいと思いますが、どうでしょう‥。

夫が細打ちの大盛り、私が太打ちの普通盛りを頼みました。

太打ちの方がしっかり噛むので、結果的にゆっくり食べることになり、お腹いっぱいになりました。普段が早食いだったのかも‥と、ちょっと反省です。

美味しゅうございました。

 

今年も、ウオーキングを兼ねてのんびり十日市を見てきました。

今年もあと3週間足らずですね。

年賀状準備はないものの、あっという間に今年も終わってしまいそうと、少々焦り始めています。

 

本日の歩数、12257歩。