市役所から、税金関係の封書が届いていた。
口座振替の手続きをしてあり、勝手に引き落とされるので、普段は、口座の残高を注意するぐらいしかしていない。
封書を開封してシミジミ明細を見ると、去年より更に高くなっていた。
夫が定年退職をしているので、今までは給与天引きで知らない間に引かれていた各種税金の高さにびっくりしているが、今回の国保税にもびっくり。
うちは2人の息子達はそれぞれ勤務先の健保組合に入っているので、国保に入っているのは、私と夫の2人のみ。
その2人分の国保税の支払いが年8回に分けて1回分が6万円近い。
サラリーマン(給与所得者)は、先に引かれてしまうので、税金の高さを肌で感じにくくする陰謀なんだろうなぁなんて思ってしまう。
幸い、今のところ、悩みは少々おデブなことぐらいで健康をキープしているので、健康保険を使わないで済んでいることに感謝して、税金を払っていたけれど、
高すぎる!どうにかならないの?
(こればっかりは、元が取れるのは、病気ってことだしね。笑。)
健康保険については色々な思いがある。
夫が会社員だった頃、大病を患った。
40日以上入院して、病院での会計がひと月で100万円を超す請求。
そんな現金普段持ってないし、当時は病院の窓口でのカード決済が入り始めた頃だった。
限度額オーバーだったので、ダメ元だったけれど、カード決済が出来て一安心。
その後、(当時は会社の健保組合から、)高額医療費の上限をオーバーした分の還付があり、本当に有り難かった。
アメリカのドラマを観ると、救急で搬送されてもまず健康保険のチェック、病気になって支払いが高額で、家を手放すとかあるけれど、日本人で良かったと思った瞬間だった。
やっぱり、国民皆保険制度って有り難い。
こんな思いをしたので、健康を取り戻した今、全然元が取れない幸せを噛みしめて国保税、払っているんだけれど。
逆に漫才みたいな光景。
病院の待合室で、『あの人、今日も来ていないけれど、何処か具合が悪いのかね。』
(毎日来る方が具合が悪いんでしょ。病院なんだから。ってオチ。)
これって、結構リアルに見かける光景。
1〜2割負担だから、些細なことで医者通いの高齢者の多いこと。(本人にとっては些細なことではないのかもしれないけど。)
また、薬局で、山盛りの薬を処方されているのは、大抵高齢者。
かえって具合が悪くなりそうに、思うのだけど。
また、中学3年生の春休みの「あるある」話。
うちの自治体は中3までが医療費無償で窓口で一切支払うことはない。
高1になると、通常通り健康保険証を提示して3割負担になる。
だから、中3の無償化の時に耳鼻科で鼻炎薬を目一杯処方して貰ったりなんてことが結構あるらしい。
先々使うし、家族も使えるし、気持ちは分からなくはないんだけどね。セコいよね。
大病をした夫の診察が半年に一回になった頃のこと。
当時の夫は手術の後遺症の対応の為に普通の薬屋さんでも買えるような湿布やら塗り薬も合わせて処方されていた。
夫は耳鼻科(後に頭頸部外科になったけれど。)で、湿布なんて出してくれるかなと、当初は心配していた。
リンパ節を取ったので、肩の高さが大きく違うようになり、身体のバランスも崩れたのか、腕は上がらないし、肩こり、腰痛などにも悩まされるようになっていた。
そこで、市販の湿布で対処していたのだけど、地味にお高い。
診察の際に、お医者さんに湿布をお願いしてみたら、処方してもらえた。
市販の湿布薬より効能が良いモノが保険内なので3割負担。
次の診察が半年先だったので、大量の湿布を処方してもらった。
ホントに有り難く使っていたのだけど、沢山あると、気が大きくなる。
地味にお高い市販の湿布薬を使っている時は、変な皺が入ってもそのまま使っていたくせに、沢山あると、簡単に貼り直したり、どうしても使用量が増えている。
きっと、世の中の人、みんな似たり寄ったりなんだろうなと、思う。
医療費や、介護保険料もこれから増えていく想像しか出来ない現在、無駄に使わない仕組みを考えて欲しいと思う。
みんな、自分のお金だったらそんな使い方しないでしょってことを、お役人さんや政治家さんは、税金を大判振る舞いしているように見えることがある。
医療費の無償化も、ホントに感謝しながら医療を受けている人より、
せっかくタダだから診てもらおうかなという気持ちの人の方が多い気がする。
うちだって、湿布が沢山ある時は、市販の地味にお高い湿布だったらそんな使い方しないでしょっていう感じで使っていたし。
たまたま、今朝のテレビで、年金基金で作ったグリーンピアの問題をやっていた。(当時は、どんどんお金と使う方針で無駄に豪華なリゾートを作って現在、殆どが破綻している。)
この馬鹿役人は、どんな責任をとったのかな。(取ってないよね。)
国保税の通知書から、税金って高いよね、ってシミジミ思った。
せめて、自分のお金だったらこんな使い方をしないというようなアホな政策はしないでほしいと思ったアラ還おばさんのひとりごとでした。