はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

お調子者の罪悪感。

参議院選挙が今日公示され、7月の投票日に向けて選挙戦が始まりました。

選挙というと、某政党支持者の知り合いが、必ず投票のお願いにやってきます。

選挙といえば‥有名どころのあの宗教の信者さん。

選挙権を持った年齢になった時、久しぶりに友達から電話があったら選挙の依頼でびっくりという経験がある人も多いと思います。

その友達のキャラクターからは想像できなかったこともあって、ガチでお願いしているんだと思い、他の候補に入れようかな‥思っている時は、ちゃんと断らないとかえって申し訳ない‥と思ってしまうほど。

真剣にやっているのがわかるので、こちらとしてはちょっと気が重くなるこの季節‥。

それなのに、またそのほかの某政党の機関紙も投函されるようになってしまった我が家。

ホントの事を言うとそちらの政党は全く支持していないし、この先も投票することはまずないだろうな‥と、思っているのですが‥。

夫曰く、原因を作ったのは私だそうで‥。

 

 

もう30年以上前の話ですが、結婚前に勤めていた会社でのことです。

私の勤めていた支店に、国会議員さんになった方がいました。

当時、選挙シーズンになると、『古巣の会社の女性社員達が手弁当で選挙の応援に駆けつける』という美しい話が出来上がっていました。

勿論、そんなの嘘っぱちです。

実際は総務課の社員に営業フロアの女性社員が拝み倒されて、順番で選挙事務所に応援に行くことになっていました。

お礼は普段なかなか行くことが出来ない接待用のお店のランチということで。(笑)

会社交際費持ちとか、まさに昭和、バブル期の香りがプンプンする幸せな時代でした。

選挙期間中、数人グループで選挙事務所にお伺いし、1日だけお手伝いをしました。

選挙運動のお手伝いなんて、そうそう体験する機会はないので、好奇心全開です。

仕事は、リストを渡されて、投票のお願いの電話攻撃でした。

いくつか想定した台本があって、電話に出た相手合わせて話をしていきます。

支持者名簿ではなく、選挙区の町内会名簿だったりのローラー作戦なので

大抵、『そんなことで電話してくるんじゃねーぞ。』という、マイナスな気配を感じることが多いのです。

なので相手の方が、『分かりました』とか、『頑張ってください』とか、嘘でも言ってくれたら、電話をかける方としては、『ありがとうございます。』と、すぐに受話器を置くことが出来るのです。

 

 

 

時は流れて、数年前の選挙期間中に、投票をお願いする電話がかかってきたことがありました。

そこで、電話に出た私は『分かりました。』と、言って早々に受話器を置きました。

その様子を見ていた夫は、選挙に関わる電話がまたかかってきた時に私のマネして、『分かりました。』

そこで辞めればいいのに、『応援してます。』なーんてお調子者発言で締めくくり受話器を置いたのでした。

電話1本で投票に心が動くわけないけれど、かけてきた方も気持ちよく電話を切れるよね‥と、お互いにwin-winだよね‥なんて笑っていたのですが、電話の相手はいたく喜んでしまったようで‥。

それから不定期ながらも、党の機関紙をポスト投函していくようになってしまいました。

町内会名簿を見ての電話だったようで投函していった方は、誰だかわからないけれど同じ町内の方なんでしょう。

今更、支持してないと言うのもなんだし‥。

今回も郵便受けに投函された機関紙を見て罪悪感でいっぱいになっています。

今回も多分その党の方に投票はしないと思うし‥。

さすがに、今回はまだ電話はかかってきませんが、時代的にも、電話で選挙運動ってしているのかなあ‥。

万が一、かかってきたら、『分かりました。』と、余計なことを言わずに早々受話器を置くのが1番ですよ。(笑)

『分かりました』って言ったけれど、投票するともしないとも言っていないんだし、変な罪悪感を持たずに投票できますから。(笑)

 

 

 

 

 

紫陽花があちこちで満開です。今年の当地は、今のところ空梅雨気味です。