先日、「ちょっとコレ、いいね‥」と思い、買ったものがあります。
それはお箸。
その名も、『ほんとうにすべらないお箸』
箸職人が作って、特許取得のスタットレス加工をしてあるんですって。
売り場の端っこに、こうして並べてあり、水に浸かったこんにゃくが用意されていました。
赤いお箸は従来のもので、その隣にあるのが『ほんとうにすべらないお箸』。
確かに、『ほんとうにすべらないお箸』を使うと、すんなりこんにゃくを掴めます。
ところが、従来の箸で、水に浸したこんにゃくを掴もうとすると、滑って逃げてしまい上手くできません。
従来のお箸は滑るように細工がしてあるんじゃないの?‥なーんて思ってしまうほどですが、そんなわけありません(笑)。
普段、こんにゃくはねじりこんにゃくしてあるとか、味が染みやすいように、ちぎってあるとか、箸で掴みやすいように調理されていることが多く、掴みにくいとは思っていなかったのですが、改めて、水に浸してあるだけのこんにゃく‥。
とても掴みにくく、つるんと滑ってしまいます。
それが、この『ほんとうにすべらないお箸』を使うと、全く滑らず掴めました。
まるでステマのようですが、久しぶりに、ホントだ😊と、嬉しくなって、衝動買いしました。
このお箸、箸先が四角になっていました。
角があるからとても掴みやすかったんですね。
ただ、スタットレス加工というのはイマイチ分かりません。
スタットレスタイヤのように、ガッチリ捉える為に溝があるとか、特殊な加工をしているという意味なんでしょうが、見た目ではよくわかりませんでした。
早速、使ってみました。
お店で水に浸したこんにゃくを掴んだ時の感動?はなかったものの、使い勝手は良かったです。
こんにゃく以外では、コシの強いうどんなんか、本領発揮しそうですね。
でも、ふと思ったのが、箸先を四角にして、スタットレス加工(滑りにくく溝があるってこと)だけなら、割り箸でも同じことよね。
安っぽちい割り箸だと、割る時に、下手するとささくれだつこともあるけれど、摩擦があるから(笑)、滑りにくいよね。
‥なーんて、ちょっといじわるなことも思いました。
このお箸、末長く使っていただくために‥ということで、中に取り扱い説明書が入っていました。
メンテナンスの仕方が書かれてあったのですが、よく洗ってちゃんと乾燥させるぐらいしか思いつかないし、それが当然だと思っていたので、わざわざ書いてあるので興味しんしん。
それによると‥。
このお箸の仕上げ加工は『蜜蝋』で、コーティングしているそうです。
お箸の仕上げ加工としては、一般的な加工技術なんですって。
『蜜蝋』って何?
ミツバチが六角形の巣を作る材料として、働き蜂の腹部にある分泌腺から分泌するロウのことで、ミツバチの巣からはちみつを取ったあと、巣に熱と圧力を加えるとか、お湯で煮溶かして採取するんだそうです。
天然のワックスの代表選手で、乳化剤や保湿剤としての効果も高く、昔からクリームや口紅、スティック状の化粧品などに利用されてきたそうです。
その『蜜蝋』で、コーティングしてあるのですが、使用とともに徐々に剥がれてしまうので、
綺麗によく洗って充分乾燥させて、『蜜蝋』を塗って半日日陰で乾燥させてください‥と、書いてありました。
『蜜蝋』は、ネット販売の他、100均にも置いてあることもあるそうですが、このメーカーでは、推奨品を紹介していました。
一般的なお箸の寿命は長くて1年ぐらいなんだそうですが、こうしたメンテナンスをしっかりすることで、末長く使えるそうです。
このお箸に限らず、『蜜蝋』で加工していたことは知りませんでした。
そこまで、ちゃんとお手入れするかは、アバウトな性格の私にはちょっと怪しいのですが、今まで、家族分として4膳セットで1000円ぐらいのお箸を1年サイクルぐらいで使ってきたので、今回はちょっと贅沢なお箸、大切に使っていこうと思います😊。