はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

金笛しょうゆパークへ行ってきました。

少し前のことですが、夫が近所のショッピングモールへ車で出かけた時のこと。

思いのほか長く滞在していて、1000円分以上お買い物しないと駐車料金がかかってしまうのが悔しくて(笑)、無理やり買い物をすることにしたそうな。

いつもだったら、カルディか無印でお菓子を買い込むのだけど、この日は久世福でこだわりの醤油を買って帰ってきました。

早速使ってみると、やっぱり美味しい‥と夫も「違いのわかる男」になった気分で、鼻高々(笑)。

でも、夫婦2人で使うには大きな瓶の醤油だったこともあり、消費がゆっくりなせいか、酸化していくのか、舌が慣れてしまったのか、最初の『美味しい❤️』という感動が薄れてしまい、しまいには普段の鮮度保持パックのよくある醤油との差も感じなくなってしまい‥。

だから、次に買う時は割高でも、容量の小さなものを買った方がいいね‥などと、話をしているうちに、埼玉にも醤油工場や工場見学が出来るところがあることを知りました。

前置きが長くなりましたが、醤油工場見学に行って来ました。

 

😊笛木醤油

埼玉県比企郡川島町にある笛木醤油の金笛しょうゆパークへ。

ここが、我が家から1番近く、車で小1時間で行けそう‥ということで選びました。

醤油工場の隣の醤油蔵を改装したレストランで、ランチタイム、その後醤油工場の見学をして醤油を買おう‥というスケジュールにしました。

工場見学は平日は一日3回で予約制ですが、当日定員に空きがあれば参加可能とのことなので、平日だしきっと大丈夫かな‥と、予約はせずに向かいました。

 

醤油蔵を改装したレストランは11時30分開店で、ほぼその時間に到着したのですが、既に満席でした。

第1回目の工場見学を終えた人達がそのままお食事に向かったようです。

トイレに行ったり、しょうゆパーク内をふらふら散歩しているうちに20分程度で席に案内されました。

ホントはこのうどんに数点のおばん菜が付いたセットを食べたかったのですが、おばん菜セットは売り切れたとのこと。

単品で天ぷらなど追加できましたが、工場見学の時間が迫っているので、うどんだけにしました。

テーブルには、お試しできるようにこの醤油メーカーの商品が置いてありました。

 

😊醤油工場の見学へ。

醤油蔵のレストランの奥が醤油工場です。

工場の敷地内に入ると、仄かにお醤油のかおりがしてきました。

ランチの前に工場見学の受付(名前と人数を記入)しておきました。

同じ回に見学するのは、小学生連れファミリーが2組と、女性のペアと私達でした。

1グループに1冊、『教科書』仕様の立派な冊子が配られました。

醤油作りの工程、このメーカーのこだわり、商品についてなどがとてもわかりやすく書かれていました。

案内してくださるのは、工場長さん。

‥といっても、若い、話術の巧みな声の大きな楽しい方で、とても分かりやすく説明してくださり、約30分の見学があっという間でした。

 

醤油の原材料は大豆、小麦、塩、麹菌です。

実は小麦を使っていることを知らなかったのですが、小麦は、麹作りに使用されていました。

小麦は炒って砕いて、蒸した大豆と混ぜ合わせ、そこへ麹菌を満遍なくふりかけて、麹室で3日間かけて麹菌を増やします。それを麹といいます。

その麹と塩水を混ぜたものが諸味(もろみ)で、諸味のまま1年から2年かけて発酵、熟成させます。

熟成後、諸味は3日間かけゆっくりと絞り、熱を加えて殺菌しながら香りや色を整えます。

検査、分析を経て、容器に充填されて、商品として店頭に並びます。

 

工場見学では、原材料の保管庫から見学スタートです。

大豆、小麦も埼玉県産、契約栽培、品種などにこだわりがあるようです。

 

 

次に案内されたのが、木桶を作る蔵。

このメーカーでは、木桶で諸味を発酵、熟成させていますが、木桶職人さんも減ってきていることもあり、技術をつないでいくためにも木桶職人さんと2016年より木桶を作りを続けているそうです。

 

 

次は仕込み蔵へ案内されました。

木桶は深さ2.5mあるそうで、2階に上がり、ガラス越しからの見学です。

この蔵は空調設備はなく、冬は外気温とほぼ同じになるので、諸味の発酵もストップし、気温が上がる5月ごろからまた発酵を始めるそうで、よく見ると、時折ポコポコと発酵している様子をみることができました。

大手の醤油メーカーでは、ステンレス製の桶を使用しているので年間を通して温度管理をして発酵を休ませていないので、このメーカーように1、2年も発酵や熟成に時間をかけることはないそうです。

この日は特に作業は行われていませんでしたが、定期的に諸味をかき混ぜる『櫂突き』(かいつき)という空気を送り込む作業をするそうです。

材料にこだわり、木桶にこだわり、時間をかけて発酵させて手間暇かけているので、やはりスーパーに売っている醤油とは断然違います。お値段もだけど(笑)。

 

見学はここで終了でした。

私にとっては、材料に小麦が使われていたことを不思議に思っていたので、そういうことか‥と、1つお利口さんになりました(笑)。

ここで、工場見学の際に聞いたお話からの豆知識。

お醤油工場は、現在、国内に1100ヶ所ほどあるそうです。

お醤油工場の職人さんは納豆を食べられないそうです。

それは、納豆菌のパワーが強すぎて、職人さんが朝食に納豆を食べたとすると呼気から納豆菌が木桶に入り込み、諸味の麹菌が負けてしまうんだそうです。

納豆菌、強し!ですね。

これは、お酒作りや味噌作りの職人さんも同じで、納豆はタブーなんだそうです。

醤油蔵レストランの中のお店で、この『金ちゃんセット』のお醤油を買いました。(1000円)

現在、右の初しぼりの方から使っていますが、美味しいです😋

 

😊ヨネザワ製菓へ。

埼玉県って、お菓子の工場直売が多くあるのですが、入間郡三芳町にあるシュークリームの工場直売所に向かいました。

ここは、シュークリーム、ケーキがメインで賞味期限も短いので、この2種類を買って帰宅して、3時のおやつとしました。

 


😤今回もぼやかせてください。

もう、ナビがまたポンコツっぷりを発揮したのです。

まず、金笛しょうゆパークへ向かう途中、田んぼの広がる道で『ルート案内を終了します』

どう見ても周りは田んぼで、民家が少しという場所です。

醤油工場って小さいのかなあ‥と、周りを走りましたが、わからず再検索。

すると1.4km先にゴールが設定され、何とか到着。

次のヨネザワ製菓も、案内された場所は、マンションの裏側。ウンザリしてしばらく周りを走ると、偶然発見しました。

更に、帰り道でのこと。

『最速無料』(有料道路を使わない)という設定をしたのに、首都高に乗せる案内を始めました。

土地勘のある場所なので、その案内は無視しましたが、仮に高速に乗ってもひと区間です。

今日は、一度もまともなナビをしてくれなかったねえ‥と、怒る気力もありません。

もしかしたら、壊れてる?‥と、疑い始めていますが、こんな壊れ方、するものなんでしょうか‥。