はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

転勤族。

我が家の長男君、2回目の転勤先は姫路。

私も夫も関東の人間なので土地勘がないどころか、愛媛だっけ?淡路だっけ?‥と、

何故か、とんでもなく勘違いな場所を思い浮かべてしまう😁。

その長男君、3月末に愛媛‥じゃなくて、姫路に出発していった。

 

我が家も転勤族だったが、内示から異動のスケジュールというのは、様々だなあ‥と思う。

長男の会社の場合は、約2週間前に内示が降りて、あとは残務整理の日々を送り、新任地に入る時はまだ引越ししていない。

しばらくは会社が契約してくれたホテル住まいで、仕事と並行して新しい住まいを見つけ、概ね1ヶ月以内に引っ越せばいいらしい。

独身者だから、そんな方式なのかもしれないけれど、合理的といえば合理的。

妻帯者だったら、妻が仕事を持っていたら‥大変だよね。

 

我が家はもうリタイア家庭だけど、転勤シーズンはそれなりに大変だった。

夫が勤めていた会社も沖縄から北海道までどこに行くかわからない会社だった。

新婚さんの時は札幌に住んでいた。

社宅の上の階に住んでいた方が、沖縄から異動してきたご夫婦だった。

さすがに冬の事を考えて沖縄で車を手放して寒冷地仕様の車に買い替えたとは言っていたけれど、社宅から社宅への引越しだったので楽といえば楽だったと言っていた。

引越し業者もその支店の互恵関係がある業者に自動的に決まり、自分の引越し荷物の心配だけをすればよく、勿論、入居先も会社が手配済み。

ボロい社宅だったけれど、自分で探さなくて良いというのはとても楽だった。

我が家の次の異動先は現在住んでいる埼玉県だった。

この地には会社の社宅が無く、借上げ社宅となりマンションに入居することが出来た。

ここも会社側が全て手続きをしてくれて、札幌の社宅に入居先の間取り図が送られてきて、

今度はエレベーターがある‥と喜んだ記憶がある。(笑)

また、同時期に金沢へ転勤になった方の借上げ社宅のマンションには、豪華にもサンルーム付き。

社宅が無いところに異動した方が、ラッキーかも‥と、その時は話題になった。

後から、金沢へ異動した人の話を聞くと、サンルームというのは、オサレでも豪華でも無く、金沢は冬場は天気が悪い日の方が多いので、割とフツーな仕様とのことだった。

その後は、我が家は訳あって、転居を伴わない異動の希望を出すことになった。

次男の耳の障害が判明し、ある程度の期間は、教育環境を変えたくないと思ったからだ。

ただ、その希望が叶う保証は無く、大都市圏以外に転勤になった場合は、夫に単身赴任してもらうつもりで、この地で保険の意味で建売住宅を慌てて購入した。

建売住宅への引越しは自己都合なので、全部自分で行ったが、同じ市内、近距離だったのに大変だったという記憶しかない😅。

結局、夫は通勤が大変だったが、首都圏での異動で配慮してもらえ、単身赴任することはなかった。

その次の転居を伴う異動があったのは、 長男中3、次男中2に上がる春のこと。

さすがに長男は高校受験を控えているし‥と、かなり悩んだ。

次の異動先は大阪。

次男の耳のことが無かったら、転勤であちこちに住む事を肯定的に考えていたし、関西方面は修学旅行で行ったぐらいしかないところ。興味しんしん‥。

その頃の夫の異動の間隔が4〜5年サイクルだったので、長男が高校で転校せざるを得ない状況になることはないから、大阪で高校生も悪くないかなあ‥。

でも、負担も大きいよね‥。

なんて、親としては色々と悩んでいたものの、本人達に意思を確認すると、『大阪ならいいよ。』とのことで、あっけなくgo サイン。

その時の引越しは息子達の学校問題があるので、やることが山積みで1番大変だった。

大阪では、宝塚に社宅があると聞いていて、そこに入居する予定だった。

何故か私は宝塚が大阪にあると1ミリも疑わずに信じ込んでいた。(ホントは兵庫県)

ちょっと調べれば違うことぐらいすぐわかるのに、疑いもせずに大阪だと思っていた。

大阪にこだわっていたのは、次男の転校先を手話教育が充実していると聞いていたろう学校に入るためには、大阪市内に住所があるのが前提だったから。

ダメもとで申請すると、大阪市内で借上げ社宅としてマンションに入居することが出来たのだった。

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‥こうして振り返ると、割といい会社だった気がする。

辞令1本で、あちこちに転勤させるのだから、転居の負担をなるべく小さくしてくれていることを当たり前に思っていたけれど、某デパートの外商部の方は内示から3日で異動だと言っていたし、長男が現在勤めている会社も、基準内でお金はしっかり出すけれど自分で契約してね‥というスタンス。

夫が勤めていた会社も、リーマンショックの時に社宅や保養所を大幅に削減し、その後同業他社と合併して、夫が退職する頃には、昭和の香りがプンプンする会社ではなくなっていた。

きっと今では、長男が勤めている会社のように、お金は出すけれど手配は自分でやってね‥に変わっていると思う。

また、転勤という制度そのものも、配偶者が仕事を持っているケースが多くなっているので、従来通りという訳にはいかないと思う。

 

今日のお昼のニュースで、姫路城の満開の桜が映し出されていた。

長男君、新しい環境で、この綺麗な景色を眺める余裕もないんだろうなあ‥。

仕事と並行して家を探し、引越しのスケジュールも自分で組んで、一旦埼玉に戻って‥と、我が家が経験した転勤より遥かに忙しい日々を送ることになるんだろうな。

頑張れ〜😊。