テレビをつけると、まずはコロナウイルス。
もう1か月以上こんな日が続いている。
多くの人は軽い症状で済むけれど、症状のない保菌者もいて、しかも感染力が強い。
ホントにタチが悪い。
その上、急に劇症化した肺炎で死者も出ている。
陰謀説が好きな人ではなくても、優秀な生物兵器の気すらしてくる。
そうなると、やっぱり怖い。
当初は中国人観光客が消えて、観光業に関係ない私は旅行のチャンス‥なんて不謹慎なコト思ったりもしたのだけど。
マスクが消えて、トイレットペーパーが消えてしまった。
学校が急遽、休校になってしまった。
テレビでは、その影響をモロに被った人のニュースが増えてくる。
これでは、モノは売れないし、観光は絶望的だし、当然景気だって悪くなる。
東京オリンピックの中止を賭けの対象にする海外のブックメーカーも話題になっていた。
ブックメーカーとは、賭け屋さんのことで、世の中の色んなことが賭けの対象になるんだそうで、中止予想が優勢なんだとか。(やーね。)
私が住んでいるところは、まだ対岸の火事の雰囲気だと思っていた。
でも、もしかしたら、くすぶり始めているのに気がついていないだけかも?
まず、息子達。
長男の会社はピリピリしているらしい。
マスクしろ、から始まって、飲みに行くな、スポーツジムにも行くな。
確かにテレビでも言っている。
(でも、スポーツジム、カラオケボックス、屋形船‥と名指しする割に、パチンコ屋が入らないのは不思議。最も危なそうに思えるけど。笑。)
彼は1人暮らしなので、『ぱち屋に行ったらあかんで。』としつこくLINEする母。(笑)
会社も、万が一陽性者が出てしまったら、支店の消毒は勿論のこと、会社名も出てしまいイメージダウンになるので、今では、微熱があったり体調が悪かったら休めと厳命されているんだそう。
それがフツーなのにね‥と、思うけれど、今まで熱ぐらいで休めるわけないじゃん‥だったらしい。
次男は、毎日1時間以上をかけて満員電車で通勤している。
混雑した密閉空間で、我が家では1番リスキーな環境にいる。
でも、3月に入って電車が劇的に空いてきたんだそう。
今まで散々、オフピーク通勤に協力を!と鉄道会社が呼びかけも全然だったくせに。
やれば、出来るじゃん、テレワーク。
なんて、同僚と笑っていたらしいが、鉄道利用者が減っているのは、困るよね‥と、痛し痒しの鉄道マン。
私も、暖かくなったら、ランチ会しようね‥などの楽しみが軒並み中止に。
これは仕方ない。
先日は、次男は結婚式に招待されていたけれど、所謂、同級生婚だったこともあり、母親達も付き合いが途切れていないので、息子達と一緒にヤキモキしていた。
まず、マスク。結婚式だから当然ドレスコードに引っかかるよね。
でも、参列者の親族には高齢者もいるしするべきなのかな‥とか。
結局、こちらは無事にフツーに執り行なわれたようでホントに良かった。
今のところ、私の家族や、周りの人達は、新型コロナウイルスをちょっと悪質な風邪という捉え方をしている。
清潔、睡眠、栄養で乗り切れると思っている。
でも、テレビでは、特に若い人が行動的に過ごすことによって、高齢者などの高リスクの人への感染の可能性があるから自粛して欲しいなどと報じている。
これに対しては、高齢者だってふらふら遊びあるいているだろ!という声もある。
確かに。
クルーズ船から下船して、すぐにスポーツジムに行って挙句の果てに数日後に陽性になった馬鹿高齢者もいるし。
結局は、年齢じゃないんだと思う。
世の中、色んな人、色んな立場な人がいるという想像力があるか否か。
自分の家族や周りの人が健康なら、例年のインフルエンザの季節と同じ警戒で大丈夫だと思う。
でも、家族に高齢者がいる、赤ちゃんがいる、糖尿病などの慢性疾患の人もいる、実は抗がん剤治療中の家族がいる‥なんて場合、自分が知らぬ間にコロナを家庭に持ち込んでしまったら大変なことになってしまう。
来年の今頃、大袈裟だったよね‥と笑っていられればそれで良し。
だけど、そこまで想像できないと、神経質過ぎるんじゃないの?
そういうふうにネガティヴに捉えるからダメなんだよね‥的なコトをいう人が私の友人の中にもいたのは、ちょっと残念だった。
自分も家族も健康で体力もある。
それだけで十分幸せだし、ここはリスクの高い家族のいる人に身になろうよ。
これって、マスクもトイレットペーパーも根っこは同じ問題。
品薄になっていると不安になって買い込んでしまい、本当に必要な人のところに届かない。
そう、トイレットペーパー。
うちの在庫も少なくなってきた。
『いざとなったら、拭かなくてもいいじゃん。ウオシュレットで思う存分洗えば、いいんじゃないの?』と、結構マジで言ってる夫。
ひえ〜。そんなのは嫌だ。
テレビでは、来週に入れば、流通が落ち着いてトイレットペーパー不足は解消すると言っていたので信じよう。
そもそもトイレットペーパーもガソリンも311の後に、1パック以上は備蓄して、ガソリンも満タンにするように心掛けていた。はず‥。
それが、喉元過ぎれば熱さを忘れる状態で、トイレの棚に有るだけで何とも思っていなかった。
311の後は、ガソリン不足、食品の棚もガラガラ‥と、不自由な生活をした。
今回はデマで、トイレットペーパーが消えてしまったし、万が一、他の災害などで品物不足になったら大変だよね。
それに、自分に余裕がないと人のことを思う想像力も無くなってしまうので、紙様、いや神様の忠告だと思って、生活を見直そうと思う。