はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

至福のゲーマー。

先日、ちょっと奮発して、(ホントはかなり奮発して)うなぎ屋さんでランチした。

一応、夫のお誕生日のお祝いのプレゼントとしてのランチ会。

そのお店は、夫が会社勤めのころ、接待用に教えて貰ったちょっと高級なうなぎ屋さん。

『最期の晩餐はうなぎがいい』と言い切るほどうなぎ好きの夫が、1番美味しいと絶賛するお店。

息子達にも声をかけて予定を合わせて、近所で1人暮らしの長男をピックアップして家族全員でのお祝いランチになった。

 

長男は子供の頃はうなぎがイマイチ好きではなかった。

夏場の土用の丑の日は、スーパーでも、うなぎの蒲焼が沢山並び、決して安くはないけれど、こんな習慣もあるのよと、蒲焼きの晩ごはんにしていた。

すると、『土曜の牛の日』なのに、何でお肉じゃないの?と、お約束のようにトンチンカンなブーイング。

だから、外食でうなぎ屋さんに行ったのは、彼がある程度大きくなってからだった。

そこで食べたうなぎがとても美味しかったとみえ、それ以降、『お母さんの不味いうなぎを長年食べてきて損をした。うなぎってホントは美味しいんだね。』などと、頻繁に憎まれ口をたたくようになった。(お母さんのうなぎではなくスーパーのうなぎだゾ。笑)

‥というわけで、我が家では、ここ数年、うなぎは外食でしか食べていない。

数日前の新聞に今年はうなぎの稚魚が豊漁だと載っていたので、とりあえず一安心。

スーパーでも、食材としての単価も高いし、土用の丑の日以外、申し訳程度に置いてあるが、売れている雰囲気はない。

売れ残ったらどうなるのかな?もしかして廃棄?

貴重な資源を守る為に、うなぎは冷凍の通販か外食のみにした方がいいよね、とか、

うなぎだって、どうせ食べられる運命にあるなら、うなぎ屋さんで天寿を全うしたいよね。‥など勝手なことを言いながら美味しくうなぎを完食。

 

そのあとは、まっすぐに帰宅。

長男を送り届け、自宅に戻ると、我が家の男性陣は戦闘モード。(笑)

現在、『ディビジョン2』というゲームにハマっている。

このゲームはプレイステーションのゲーム。

放射能だか、伝染病だかのパンデミックが起こり荒廃しきったワシントンDCが舞台。

プレイヤーは、荒廃した街で秩序を取り戻す為に組織された精鋭エージェントの1人となって、敵を倒していくゲーム。

それをオンラインで繋いで、見ず知らずのプレイヤーとチームを組んで、自身のキャラクターの武器やら能力値をアップさせながら、敵を倒していく。

時には、チームとして一緒に戦っていた仲間が敵に豹変して、いきなり銃口を向け、獲得した武器やらアイテムをごっそり取られてしまうこともあり、のサバイバルゲーム

キャラクターは、一応人間。自分で色々カスタマイズして、英語かローマ字表記のハンドルネームを付けている。

ゲームの画面からは、プレイヤーの属性は全く分からない。

このゲーム、全世界に配信されているらしく、ハンドルネームが何語?と想像のつかない文字の並びだったりする。

エレベーターに乗り込むとかのゲーム上の仕草で、我先に強引に割り込んでいったので、もしかして中国人?なんて悪口を言いながらゲームをしている。

また、プレイヤーの年齢も様々で、子供の冬休み期間中は、小学生か中学生と思われる声変わり前の少年と思われるプレイヤーにも遭遇した。

今のゲーム機が凄いのは、コントローラーで同じ場面で戦っているプレイヤーと会話が出来るようになっているらしい。

友達同士で、それぞれの家でゲームを始め、示し合わせた場面でキャラクター同士が一緒に会話をしながらプレイが出来るという優れもの。

だだ、同じ場面にいるプレイヤーにその会話は筒抜けになってしまうので、多くのプレイヤーは会話が出来るスイッチを切ってプレイしているらしい。

うちで1番ゲームが上手な長男は、その会話から作戦を知り先回りして、敵に豹変して、アイテムをごっそり奪い、『こいつムカつく〜』なんて言われて、意地悪をして楽しんでいたりする。

側で見ていると、だだの銃撃戦でしかないのだけど、ゲーム上の敵と戦いながら、国籍年齢も様々なプレイヤーと合流すると、その素性が良くわからないだけに、敵に豹変したり、武器や体力値などの組み合わせで、数値以上に強くなったり‥と奥が深いらしい。

 

目下の夫の夢は、親子チームで、あるプレイヤーを倒すこと。

日中、夫がプレイしていると、何度も同じ場面に入ってきて、卑怯な手口で何度もアイテムを奪っていくらしい。(笑)

昼間ゲームしているから大学生か、引きこもりか?などと想像をして、怒っている。

自分だって、立派な引きこもりじーさんなのにね。(笑)

とにかく、いつかやっつけてやる‥とハンドルネームをメモしているのだけど(笑)、相手の方が上手。

だから、親子チームでそいつに仕返しをしたいらしい。

この3人が、まさか親子なんて誰も思わないよね、3人いれば勝てるし‥と、既に妄想の世界に入っている。

その夢がやっと実現した。

そのにっくき相手はプレイしていなかったので遭遇出来なかったが、3人で同じ画面上でプレイ出来ることに感動していた。

だって、それぞれがプレイステーションとソフトを持っていないと出来ないんだよ。

確かに同じ家に住んでいて、同じゲーム機とソフト持ってるって、なかなか無い。‥というか、アホだよね。(笑)

そして、息子達は社会人で、時間に余裕が無い。

しかも、夫のゲームの腕前はイマイチらしく、時々ゲームの攻略方法を息子に聞いては、『ネットで自分で調べなさい。』と、すっかり立場が逆転している。

長男と次男はグループLineでメッセージをやり取りしてゲームを進めているが、夫は、コントローラーの扱いだけで精一杯でLineまで手が回らない。

やっぱり3人並んでゲームしたい(3台のモニターとゲーム機とソフトを並べる必要有りです)などとおバカなことを言っていたが、幸せなバースデーになったようだった。

でもね、梅沢富美男似のじーさんゲーマーが、若作りのキャラクターで熱くなってゲームしてるって、やっぱり可笑しい。

オンラインゲームしている人はキャラクターを操っている人の属性とか、そんな想像しないのかな‥と、側で見ていていつも思う。

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