1月3日の真夜中、緊急地震速報が鳴った。
うちは千葉でも茨城でもないし、全く揺れなかったのだけど、嫌がらせのようにガラケーが『地震です、地震です。』と無機質に言い続け、叩き起こされてしまった。
時刻は夜中の3時24分。バカヤロー。
私は枕元に目覚まし時計と(解約して今は使っていない)ガラケーを置いて寝ている。
以前、目覚まし時計の電池の消耗のせいか、ちゃんと起こしてもらえず寝坊しそうになったので、保険をかけてガラケーのアラーム機能をセットして隣に置いている。
スマホは、(確かな情報ではないんだけれど)電波が脳に良くないとか何とか‥というので、解約したガラケーを予備の目覚まし時計にしていたのだ。
これなら、電波を飛ばすこともないだろうし(‥と、勝手に信じている。)万が一停電になっても、とりあえずの灯りも確保出来るし‥なんて思っていた。
でも、そのガラケーが『地震です、地震です。』と唱えていたのだ。
あの緊急地震速報のキュッキュッ‥という不快な音がしたような気がして半分目が覚め、『地震です、地震です。』の無機質な声で完全に叩き起こされてしまった。
スマホは、隣の部屋で、放置されていたはずだけど、『地震です』なんて、騒いでいる気配はなかった。
そもそも解約したガラケーが突然鳴り出すことが気味悪く、布団の中で『揺れませんように』と、祈っていた。
恐々、ガラケーを開いてみると、アラームの画面が消えて待ち受け画面に戻っていた。
あれ?今のは何?と、思ったものの、Cメール(auのガラケーだったので、ショートメールのことをいう。)の受信欄の緊急地震速報欄にしっかり記録されていたので、ますます不思議な気持ちになった。
おかげで、気になってしまい、その後なかなか寝付けずに、やっと眠れたと思ったら、本来のアラーム音で叩き起こされしまい、辛い朝だった。
しかし、解約したガラケー、なんで緊急地震速報をキャッチしたのかな。
モヤモヤするので調べてみた。
どうやら、auなどのキャリアのガラケーで、結構古い機種で、auのSIMが入ったままだったというのが、ポイントだったみたい。
まず、解約済みであってもSIMカードが入っていると、緊急地震速報を発信する電波が別物なので、キャリアの殆どは端末の電源さえ入っていれば受信できる仕組みになっているのだそう。
これは、緊急地震速報は全て公平に配信するのが目的なので、料金を払っていなくて使えないように止められた端末でも受信できるとのこと。
今回、隣の部屋に放置していたスマホは『地震です』なんて騒いでいないし、緊急地震速報を受信した記録もなかった。
それは、スマホは4Gで、ガラケーは4Gに対応していないので、通信方式が違うのが原因のようだ。
ものすごくざっくりとした説明になるけれど、4Gの方が扱える情報量が多いので、緊急地震速報の対象エリアを細かく指定されたものを受信するのだけど、ガラケーは、違う通信方式なのでもっと大雑把なエリアで受信しているということのようだ。
だから、スマホは静かにしていたが、ガラケーは、広いエリアが対象になっていたので、たまたまそのエリアに入っていたから、反応したということ。
おかげで寝不足気味だし、久しぶりに聞いた緊急地震速報は、やっぱり緊張する。
でも、自分の地域は揺れなかったし、被害が出るような地震ではなくて良かった。
そして、スマホとか、パソコン音痴だけど、ほんの少しだけどお利口さんになったので、良しとしよう(笑)。