はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

紅葉の都立公園スタンプラリー。

都立公園のスタンプラリー、スタンプ6つ集めるとカレンダーを貰えます。

毎年、この季節にJR の駅にパンフレットが置いてあり気になっていました。

今年は12月8日までですが、次男が3箇所行ってスタンプを押印した台紙が放置されていたので、急遽行ってみようかなぁと思いたち、行って来ました。

どうせなら、効率良く回ってカレンダーが欲しいなあと思い、目標3箇所。

12月とは思えないほど暖かい、快晴の小春日和。

今年は紅葉が遅れていましたが、丁度、バッチリ見頃でした。

 

JR上中里駅(京浜東北線)からスタートです。

目指すは、旧古河庭園

パンフレットには駅から7分‥と書いてありますが、大抵逆に行ってしまう方向音痴なので、駅の近隣地図をチェックしたのですが、自信がない‥。

スマホを握りしめていたせいか、通りすがりのお爺さんが、『あっちの銀杏が見頃だよ。』と、わざわざ声をかけてくれました。

方向的にあっているか分からないけれど、無視して逆に行くのも、なんだし‥。

その、あっちの銀杏を目指して歩き始め、100%色付きましたという銀杏の大木が、塀越しに見えたところで大きな通りに出て、道なりに進むと、旧古河庭園に到着しました。(結果的にありがとう、お爺さん。)

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朝10時台ということもあり、まだ空いていました。

薔薇の季節には、時々テレビで紹介される有名な大正ロマン溢れる洋館がお出迎え。

和と洋が調和する大正の庭、英国貴族の邸宅のような石造の洋館、テラス式の庭園に植えられた薔薇‥。

薔薇は、秋の残りがしょぼしょぼと咲いているだけでしたが、敷地の高低差を上手に利用した日本庭園の紅葉は丁度見頃で、快晴の空にもみじの赤が、とってもインスタ映え

考えることは、皆一緒で、一眼レフのカメラ命おじさんから、スマホ姉さんまで同じポジションで撮影していました。

この大正ロマン溢れる洋館は、別料金(800円)で、内部も見学でき、1階にはティールームもありローズティなどを楽しめるようでしたが、この日は午後からということで、中には入れませんでした。

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石作りの洋館、薔薇園、さらに一段下がったところに日本庭園があり、もみじが見ごろでし。

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旧古河庭園、入場料は一般個人150円です。

 

さあ、次の庭園に向かいます。

JRや地下鉄の駒込駅まで12分とのことなので、庭園の外側を沿うように歩いて行くと、迷わずに駅に到着しました。

駒込駅(東京メトロ南北線)から、飯田橋駅へ向かいます。

久しぶりの地下鉄は、私鉄が相互乗り入れをしていて、東急の車両が入って来ました。

ホームドアが設置されていていました。

飯田橋駅から、次の目的地、小石川後楽園へ向かいます。

徒歩8分の案内ですが、重度の方向音痴を自覚しているので、最初が肝心。

大きな歩道橋に出ると案内板が要所要所にあったので、無事に到着しました。

 

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時刻は11時半。入り口には、大勢の人がおり、入園チケット売り場には列が出来ていました。

都立公園は、大抵、65歳以上の方は、入園料が半額になります。

この日は、特に混雑していたようで、列に並んでいる人に、年齢の分かるものをあらかじめ用意してとか、無い場合は、生年月日を申告してもらうとか、告知していました。

また、混雑の為三脚や自撮り棒の使用を禁止などの注意をしていました。

ふと、気がつくと、インバウンドは何処行った?と思うほど外国人らしき人は少数派。

多分口頭で注意していたので理解できなかったと思われる中韓らしき人が数人、自撮り棒を使っていたぐらいです。

あとは、元気な高齢者が7割ぐらいでしょうか。

 

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小石川後楽園水戸黄門ゆかりの名園。

都会の真ん中に池を中心にした回遊式の庭園で、梅林、稲田、花菖蒲などが植えられ、通天橋、円月橋、徳仁堂、内庭などを配し、ゆったり歩いて30分ぐらいでしょうか。

ここでも、紅葉の見頃に恵まれ、もみじの木周辺は大混雑していました。

庭園の背後には東京ドームの白い屋根と、オフィスビルがそびえ立ち、時折、東京ドームシティのアトラクションの音楽やらジェットコースターの轟音が風に乗って聞こえてくることがあるものの、晩秋を満喫しました。

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丁度お昼になったので、ランチは庭園の入り口横にある涵徳亭へ。

入り口には人が溢れていましたが、名前を書いて順番を待つ形式になっていたので、先に記名しておいたので、ラッキーなことに殆ど待つことなく案内してもらえました。

多分混雑を予想してとのことだと思いますが、ランチセット(そばor 天丼)セットの2択のみ。1300円は微妙な価格ですが、紅葉の見頃の庭を眺めながらいただくランチは場所代込みと思うとお得かもしれません。

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お蕎麦のランチセット。さんまの天ぷらがコープの冷凍食品ぽかったけれど、美味しゅう御座いました。(笑)

小石川後楽園、入園料は一般個人300円です。

 

 

次は旧岩崎邸庭園を目指します。

JR飯田橋駅に戻り総武線と山手線を乗り継いでJR御徒町駅へ。

駅から徒歩15分。方向音痴の私にとってはプレッシャーです。

駅構内で周辺地図を写メして、湯島方面に行けばいいのね‥と、確認したのにもかかわらず、上野駅が見えるゾ‥。

やっぱり90度方向が違っていて、春日通りに出てからは順調に到着しました。

大学のキャンパスを思わせるような入り口で、敷地の縁を進むと、大きな銀杏がお出迎え。ここ数日で一気に色付いたとのことで、ベストタイミングのようでした。

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でも‥肝心の旧岩崎邸は、足場が組まれ改修工事中でした。

駅から遠いから空いていたのか、改修工事中だから空いていたのか、先ほどの小石川後楽園の混雑が嘘のようです。

でも、ここで目的の3箇所目。スタンプを押して、次男が別の日に3箇所集めていたので無事にカレンダーゲットです。

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足場にはがっくりしたのですが、丁度ボランティアガイドツアーの時間だったので参加させてもらいました。

ガイドさんは3人いて、その場にいたお客さんを3手に分けて見学をしました。

実はガイドツアーに参加するのは初めて。

ボランティアのガイドさんは知識が豊富で、一緒にガイドしていただくことになった男性の方も歴史や庭園に詳しそうな雰囲気でしたが、ガイドさんのプラスαの話が面白く、今回は、岩崎弥太郎さん、三菱財閥に好感を持ちました。

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旧岩崎邸庭園は、岩崎弥太郎の長男で三菱第三代社長の久彌氏の本邸として建てられ、20棟もの建物が並んでいましたが、現在は洋館、ビリヤード場、和館大広間の3棟のみです。

洋館、和館へは入場することが出来、写真もフラッシュを使用しなければ撮影OKです。

成金趣味的な派手さは一切なく、どちらかというと、地味な色彩ながらも上質な素材を贅沢に使用し、更に建築工学に基いたしっかりとした建物で、関東大震災でも殆ど被害がなかったのだとか。

洋館はジョサイア・コンドル氏の設計により建てられ、17世紀の英国のジャコビアン様式の装飾が随所にみられ、天井はシルクの日本刺繍の布貼り、壁紙は金唐皮紙貼り‥と、手間もお金もかかっています。

ジョサイア・コンドル氏は鹿鳴館ニコライ堂などの多くの洋風建築を設計した方なので、なんとなく、上品な優雅さはイメージ出来ると思います。

和館は書院造りを基調としています。

戦後GHQに接収され、その後司法研修所として使われて板絵などの保存状態は良くありませんが、柱や天井、欄間など、節の無い1本の木で作られておりこちらも、しっかりとした造りでかつ派手さは無いものの贅沢な造りとなっています。

ガイドさんがいなかったら、こんなにしっかりと見ないで、『ステキな建物だわ。』で終わっていた私。

ガイドさんに感謝です。

和館には、お茶室、売店があり、休憩することも出来ます。

時計を見ると、丁度3時、ガイドさんといっしょに見学した男性の方にお礼を言い帰路に着きました。

旧岩崎邸庭園、入園料は一般個人400円です。

それぞれの庭園の入場料は、SuicaPASMOでキャッシュレス出来ます。

 

 

こちらがスタンプラリーの台紙と戦利品。

次男が浜離宮恩賜庭園旧芝離宮恩賜庭園六義園に行ってスタンプをもらっていたので、6個揃いカレンダーをゲット出来ました。

六義園へは、ライトアップされた時間帯に行ったそうでしたが、ここだけは、インスタ映え狙いの若い人が多かったそうです。

今回は、カレンダーの為、スタンプの為に急ぎ足で周りましたが、思いの外、ステキな場所でした。

まだ行ったことがない庭園も花の季節に合わせてゆっくり行ってみようかなと思っています。

 

 

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