はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

はじめてのおつかい。

数日前、テレビで『はじめてのおつかい』をやっていた。

真剣に観ていたわけではなく、食器洗いながらとかの「ながら観」をしていたのだけど、素人の小さい子供が出てくる番組は、思わず頰が緩む。

この番組は不定期にやっていて、うちは毎回観ているわけではないのだけど、

どんどん子供の年齢が下がっていくような印象。

泣いて嫌がっているのをなだめすかし、その気になって意気揚々と出かけて行けば、無条件に可愛いなあなんて、思うのだけど。

親の無理矢理感が滲んでしまうと、なんか子供が可哀想だなぁと思ったり、

勇んで、出かけたものの、この年齢の子供には難しいよね、なんて思うおつかいもある。

でも、3歳ぐらいの子供が1人でおつかいに行く様は、可愛らしい。

撮影は、隠しマイクやら、事故に合わないように影武者のようにスタッフのフォローが入っているから、安心して観ていられるのだけど。

余計なお世話だけど、やっぱり心配。

上手く撮影が出来た子供本人は、影武者の張った安全網の存在など知る由もなく、

『一人でできるもん』なんて変な自信つけて、今後一人で勝手にお出かけしないかしら‥とか、心配になる。

余計なお世話なんだけど。

 

 

我が家のはじめてのおつかいはいつだったかな。

私自身が下町のごちゃごちゃ〜っとしたところで育ったので、子供達が小さかった頃の我が家の環境は、必要以上にど田舎に感じていた。

だから、子供だけで外に出すなんてとんでもないと思っていた。

多分、そういう世の中になっていたんだと思うのだけど、幼稚園児ぐらいまでは、幼稚園で遊ぶ約束をして親が送迎するとか、公園に行っても必ず親がセットだった。

だから、子どもだけで、おつかいに行かせるなんて、よっぽどの近場ぐらい。

と、言いつつも、小学校に1年生になると、一気に手放す結果になっているのも、今思うと、なんだかなぁと思う。

で、私の記憶の中でのはじめてのおつかいは、長男幼稚園の年長さん、次男幼稚園年中さんの時。

当時、子供達が大好きだった料理のリクエストをされ気持ちよくいいよなんて言ったものの、その料理に必要なメンマの水煮だけがないことに気がついた。

材料を買い忘れたことを伝えると、兄弟揃って買ってきてあげるという。

1番近くスーパーまで子供の足で10分強。

ちょっと遠いかなと思ったけれど、いつも一緒に行くスーパーだし勝手は知っているしということで、迷ったけれどお願いした。

この時間帯なら空いているから、30分から40分で帰って来るかなと思っていたが、なかなか帰ってこない。

こんなことなら、私が自転車でかっ飛んで行けば良かったと思い始めた頃、賑々しく帰ってきた。

頼んだのは、メンマの水煮だけのはずなのに、レジ袋がやたらと大きい。

『だって、お母さん、1個づつ好きなお菓子買っていいって言ったよね。』と、長男。

長男は、はじめ、ポケモンパン(まだあるのかな?)を選んだのに、次男は、チョコのファミリーパックの大袋ををシレッと手にしていたらしい。

それで、1個は1個だからと、自分も、別のお菓子のファミリーパックの大袋に変えたらしい。(笑)

あの時は、奴らも可愛いかったよねなんて思い出していたら、次男がおバカなことを言いだした。

 

『はじめてのおつかい、中学生バージョンを作ればいいのに。』

『❓』

『中学生だから、もちろん高度なミッションを要求するんだよ。例えば、エロ本とか。

年齢を偽り、本屋さんの隅っこの怪しげなコーナーに行くだけで勇気がいるし、会計するときの店員さんとのやり取りとか、中学生の表情とか、絶対に面白いと思う。』

‥と、もう想像して一人で大笑いしていたけれど(芸能界と全く関係ない)素人の中学生がそんな番組に出てくれるわけないでしょ。

そもそも、そのおつかい、誰が頼むの❓

 

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