少し前の新聞、日曜日にオマケのようについてくる新聞に、水信玄餅の記事があった。
あの有名な桔梗信玄餅の会社が作った新しいスイーツに興味しんしん。
ひとつずつ個包装されていて、黒蜜ときな粉がセットされていて自分でかけて食べる、人気のお菓子。
最近では、工場のアウトレット品の詰め放題がバスツアーで組み込まれていたりするほどの人気っぷり。
アウトレット品と言っても、どこがアウトレット品質なのかわからないほどで、うちもかなり前だが、詰め放題目当てにこの工場に行ったことがある。
場所は、山梨県北杜市。うちからは充分日帰り圏内だけど、早く行かないと、売り切れごめんらしいので、朝1番に行く為に前日から近隣を観光して1泊で出かけて、パズルのように袋に信玄餅を詰め込んで、大満足だった。
水信玄餅というのは、お餅の代わりに寒天で固めたほんのり甘い水に、黒蜜ときな粉をかけて食べる。
この工場のある地は甲斐駒ケ岳の麓で名水で名高く、名水を生かした商品を作ろうということで6年前に誕生したとのこと。
寒天の量が絶妙で、まるで大きな水滴のような球体で、透き通っていてぷるんぷるん。
でも、容器から出すとすぐに水が抜けてしぼみはじめるので、賞味期限はなんと30分。
6月から9月の土曜、日曜日に店舗限定で出されているが、既に、清涼感のある幻のスイーツとして、ネットなどで評判が広がり、新名物になっているとのこと。
新聞でも紹介されちゃったから、やっぱり行列必至かな。
味は充分に想像できるけれど、食べてみたいなぁ。
とりあえずは、ほんのり甘い砂糖水の寒天を作って、きな粉と黒蜜で、「なんちゃって水信玄餅」だよね。
材料は至ってシンプルだし作ってみようかな。
‥ということで、チャレンジしてみた。
❤️粉寒天で作る、なんちゃって水信玄餅❤️
作り方は、水に何とか固まる量の寒天を煮溶かして、砂糖を加えて冷やす。
ポイントは、寒天の量と、寒天を先に溶かすこと。
文章にすると、簡単だけど、絶妙な寒天の量が難しい。
多すぎると、みつ豆の寒天みたいに白くなっちゃうし、舌にザラつき感がある。
粉寒天の袋に書いてあるレシピを参考に加減してみたけれど。
粉寒天は1グラム強で良さそうなんだけれど、うちのはかりはアナログなので、そんな1グラム単位で測れなかった。(笑)
粉寒天 小さじ1
砂糖 大さじ1弱
水 400cc
という、量で、なんとか透明で、ほのかに甘い水滴寒天が出来た。
けど、写真撮ろうと、モタモタしている間にしぼみ始めてしまった。
シンプルなだけに、やっぱり難しい寒天の量。
そりゃそうよね、菓子職人が、考えたデリケートなスイーツですもん。
それなら、ゼリーの方が簡単そう。白濁することはないしね。
と、いうことで。
🧡ゼリーパウダーで作る、なんちゃって水信玄餅🧡
ゼリーパウダーは、火にかけ過ぎると、固まりにくいらしいので、砂糖を水に煮溶かしてから、あらかじめ水でふやかしておいたゼリーパウダーを溶かして、冷やす。
ポイントは砂糖が溶けたら火からおろして、ふやかしたゼリーパウダーを溶かすこと。
ゼリーパウダー 大さじ1強(大さじ2強の水に振り入れてふやかしておく)
砂糖 大さじ1
水 400cc
ゼリーだから、綺麗な透明の球体になったけれど、やっぱりゼリーパウダーの量が肝。
デジタルのハカリを買わないと、作る度に、ゼリーのプルプル感が違う。
あんまりしっかり固めても、見た目は綺麗だけど、食感はね‥という感じ。
本家本元の水信玄餅を食べたことがないので、ゼリー好きなら、それなりに美味しい。
自画自賛だけど(笑)、桔梗信玄餅に食感は近く、こちらの方が寒天より扱いは楽なので、夏の桔梗信玄餅として、いかが?と、売り込もうかな。(笑)
でも、やっぱり、山梨県の金精軒製菓(桔梗信玄餅と水信玄餅を作っている工場です。)まで行って、食べたいなぁ。