はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

出たんです、今年3回目の‥。

昨日の朝いちばんの出来事です。

目覚まし時計に叩き起こされ、顔を洗って眠気を飛ばしてキッチンへ。

いつものように朝御飯の支度にとりかかろうと、ガス台の上においたヤカンを持とうとした時のこと。

出たんです、Gが。

我が家は閑静な住宅街(ホントはど田舎。)だし、朝も早いし、出かけた悲鳴を飲み込んで思わず逃げました。(笑)

その隙に奴は、何処かへ逃走。

きっと冷蔵庫の後ろとか、電子レンジの後ろとかに潜んでるんだろうなぁと思うと、キッチンが恐怖の場所になってしまいました。

揚げ物してる時、「こんにちは〜」なんて登場されでもしたら怖すぎるし、玉ねぎの皮が床に落ちていただけで、いちいちビビっていました。

起きてきた家族に『出た!』と、話すと、

すかさず、『退治した?』と、祈るような目で尋ねてきます。

勿論、『(私が)逃げた。』なんて言おうものなら非難ごうごう、

『殺虫剤取りに目を離したスキに逃げられた。』(と、言うことにしておこう)

やっぱり‥という落胆の空気に包まれた朝でした。

 

G(ゴキブリ)って、なんであんなに怖いんでしょうね。

客観的に見れば、噛んだり刺したり、攻撃してくるような相手じゃないし、

昨日遭遇してしまったGも、ヤツの方が慌てふためいて、ジグザグにパニッくって逃げていたようにも見えたんだけど。

息子達が幼かった頃は、毎年のように、カブト虫やらクワガタ虫を必死にゲットして、飼育ケースで飼っていました。

メスのクワガタ虫って、パッと見、Gに似ていて何度もドキッとさせられたんですよね。

で、Gじゃないと安心したのもつかの間、昆虫ゼリーの交換してあげようとして、背中に挟まれたり、小さなくわ?に挟まれて痛い思いをしたりして。

それでも、メスのクワガタ虫だと安心してしまうって、なんか変だよねとも思うのだけど、怖いものは怖い。

 

うちの家族は全員Gが苦手。

息子達が、言うのには、幼い頃、Gを初めて見た日の衝撃が大きいという。

Gを見て大騒ぎしている両親、母は逃げ回り、父は必死の形相で黒い虫に執拗に殺虫剤をかけまくり、大騒ぎしてはえ叩きの上に乗せてトイレに運搬。

その途中で、その黒い虫がピクリと動こうものなら、父の顔が恐怖で歪み、完全に腰がひけている。

そして、ジャーッと流して一件落着までの妙な緊張感。

この黒い虫に対しての両親の対応があまりに必死過ぎて、Gは怖い生き物とインプットしてしまったという。(笑)

 

また、ある夏のこと。

息子達が小学生ぐらいだった頃、伊豆高原に行った時のこと。

なんと、部屋に特大のGが出現。

夫も息子達もカブト虫が飛んできたと思って喜んで捕まえようと追いかけた。

カーテンにぴたっと止まった瞬間、期待は恐怖に変わって、ギャーギャー大騒ぎ。

またしても騒いでいる間に特大のGは何処かへ逃げ込んでしまった。

決して広くはない部屋の何処かに特大のGがいると思うだけで落ち着かない。

意を決してフロントへ行き、『Gが出たんですけれど。』

『はあ‥』(だから、何?)

『部屋の何処かに潜んでいると思うと、落ち着かないんですけど。』(もしかしたら部屋を交換してくれたら最高なんだけれどな、無理だよね。)

『はあ‥。』(だから、何?💢)

『殺虫剤とか、ホイホイとかあれば貸して頂けませんか?』

『あのね、ここは高原なんだから、Gなんて沢山いて当たり前で、仕方ないんですよ。それにいちいち殺虫剤なんて用意していないんですよ。』と、塩対応。

(そうだよね。ここ、会社の保養所なんだから、そこまで求めた私がおバカよね。)

その時は、荷物に紛れ混んでお持ち帰りしないように、カバンのチャックはきっちりしめるとか、車に乗る前に洋服のポケットに潜んでいないか確認させたり、滑稽なほど、警戒したんだっけ。

 

 おかげで、2人の息子達も立派なG嫌いに育ち(笑)、うちでは、小さなGが1匹出ただけでも、大事件となります。

ここ数年、Gに遭遇することもなく、『凍らせる殺虫剤』の出番は無かったのです。

でも、今年は3匹目。

うち2匹は『凍らせる殺虫剤』が活躍したものの恐怖の3匹目は行方不明。

物置にしまっておいたホイホイを設置したけれど、まだ指名手配中。

コマーシャルで、「Gは集団生活している」と、林センセが言っていたし、今年は落ち着かない夏になりそうです。

 

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植えっぱなしの百合、今年もいつの間にか咲いていました。