はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

じーさんゲーマー。

夫は63歳。

会社を早期定年退職をして少し仕事したのち、『夢の無職』になった。

しばらくは、ダラダラモードの生活を享受していたが、

暇人光線をチラチラ照射するようになると、ボケたら最恐過ぎる‥と、

息子達が、ゲームの世界に引き込んだ。

もともとゲームは大好きで、長男が生まれた時は発売されたばかりのスーパーファミコンにハマりスーパーマリオ一筋。

そんな父親を持った長男は、生後半年にして、隙あらばコントローラを握りしめて、めちゃくちゃな操作をする。

それでもマリオは元気よく飛び跳ねてくれ、夫は大人の常識ではあり得ない動きを面白がっていた。

でもコントローラを舐めまわしたりするので、赤ちゃんのヨダレの何とも言えない、シナモンのようなにおいを発するようになると、慌ててコントローラを取り上げて大泣きさせたりもしていた。

案の定、長男もゲーム大好きな大人になった。

次男もお兄ちゃんの真似してゲーム大好き。

ゲームに関しては、長男、次男、夫の序列が出来上がっている。

 

去年の夫の誕生日にプレステ4を手に入れ、ほぼ1年間、『地球防衛軍』というゲームにどハマりしていた。

大きな蟻、スズメバチダンゴムシ、ハエトリグモなどが街を襲い、退治していくゲームで、最終的には、カエルの兵隊やら宇宙人が出てくる。

スコアを上げて、強力な武器を手にできるようになると、更に面白いらしい。

でも、どうしても倒せない敵が現れると、次男に泣きついてクリアしてもらっているので、我が家のゲームカーストは磐石なものになった。

 

今年になってハマったのが、『ディビジョン』というゲーム。

舞台はウイルステロでパンデミックを起こして荒廃したニューヨーク。

社会の混乱に乗じて反乱組織が跋扈している社会を立て直すための特殊任務部隊の隊員になって、銃撃戦をするゲーム。

ゲームにあまり関心がない私から見ても、映画のような画面の綺麗さのクオリティで家でゲームを楽しめるのは凄いなと思う。

このゲームは次男のチョイスで、もともとはパソコンのゲームで人気が出たのでプレステ4のソフトとして発売した経緯があるせいか、ゲームをするためには

何故かオンラインにつなぐ必要があるとかで、ある時は、オンラインにつなぐのに何十人も待機していてゲームが出来ずに、キレていた。

(オンライン会員向けにゲームの無料開放などがあり、なかなかネットにつなげなかったらしい。)

このゲームも進むにつれてじーさんゲーマーの手に負えなくなると、次男に泣きつく。

でも、なかなかクリア出来ず、次男の勧めでオンライン会員に。

オンライン会員になってゲームをすると、見ず知らずのゲーマーと協力プレイも出来るし、

呆れる事に、一人暮らししている長男は勿論のこと、次男も自室にプレステ4を買い込みゲーム三昧なので目下の目標はじーさんゲーマーが息子2人に協力してもらって敵を倒したいらしい(笑)。

我が家のゲームカーストのトップの長男は只今バイオハザードにハマっていて、なんとなく塩対応。

次男は、スコアを上げて強力な武器を手に入れ参戦の準備中。

そんな中、昨日は、見ず知らずのゲーマー3人と協力して強敵を倒したらしい。

しかも、ゲーム中にエレベーターに乗るシーンがあって、お互いが譲りあってスムーズに乗り込んだらしい。

現実世界よりマナーがいいかも‥と、興奮して喜んでいる。

一方、その反対に酷い目にもあっている。

協力プレイで敵を倒した直後、態度が急変して(敵になると全身から赤い光が出てくるらしい)、いきなり蜂の巣にされ、今まで集めた強力な武器を強奪され呆然。

しかも、それ以降、違うシーンでそのゲーマーに出会うと、襲ってくるとかで、じーさんゲーマーは怒っている。

そこで、息子達にオンライン上で協力してもらって、仇をうちたいらしい。(笑)

 

息子達が学生の頃は、『ゲームばっかりやってんなよ。』なんて言ってたくせに、

今は1番熱くなってるし、

そもそも、60オーバーのじーさんが息子とチームを組んでオンラインゲームに参戦しようとしてるなんて、かなり笑える。

先日、うちのじーさんゲーマーに襲いかかって集めた武器を強奪していったお2人さん、お気をつけあそばせ。

近日中に親子チームで襲撃されるかもしれなくってよ。

それにしても、画面上では、じーさんゲーマーだとか、20代の社会人だとか分からないから、面白いですよね。