はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

オンラインと言えば‥。

今週のお題「オンライン」

 

オンラインといえば、パソコン、スマホはもちろんスマート家電とか、今や色々なものが繋がっているけれど、我が家は断然ゲーム。

‥と、言っても、私以外の男3人の話。

長男が生まれた年にスーパーファミコンが発売され、夫は、私の出産の入院が丁度ゴールデンウイークだったこともあり、ちょっと病院に顔を出した他はゲーム三昧。

その血を見事に受け継いだ長男君、生後半年にしてスーパーファミコンに興味しんしん。

夫も面白がって、コントローラーを持たせると、マリオがめちゃくちゃな動きをする。

それを見て、大笑いする夫。

もちろんあっという間にゲームオーバーになっているけれど、楽しげな雰囲気に赤ちゃんだった長男も大喜び。

でも、目を離した隙にコントローラーを舐め回していて、赤ちゃん特有の、シナモンみたいなヨダレのニオイがコントローラーに染みついてしまった。

 

それから、数年後、幼稚園児になった長男君、我が家のトップゲーマーに成長。

マリオシリーズは勿論のこと、新しいゲームが出ると、じいちゃん、ばーちゃんにプリティー光線を駆使してゲームを買ってもらったりして、ますますハマっていた。

当然、次男君も一緒に興味しんしん。

こうして、我が家の男3人は、ゲームにハマっていった。

でもまだゲームは、オフライン

夫はあっという間にゲームの腕では息子達に敵わなくなり、ゲーマー離脱。

その頃、『ゲーム脳』とか、やはり勉強の妨げになる心配も問題視され始めていて、我が家も時間制限をしたり、主に私が、そろそろ辞めなさい!と、いう役回りになっていった。

 

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そして長男が中学生になった年に携帯電話が急速に普及していった。

当然、『ケータイ欲しい』という息子達と戦った。

その頃の料金体制は定額制は無く、使った分だけ請求されるので、子供にケータイを持たせてとんでもない金額の通信料を請求されるという話をよく耳にしていた。

ちゃんと仕組みを理解して無かったらダメ!と、拒否モードの私。

今だから言うけれど、私だってよくわかってなかった。(笑)

でも、そんなことで諦める息子達ではなく、転校などの事情もあったけれど、

『自分の欲しいケータイの料金プランを店員並みに説明出来ること』をクリアすることを課して兄弟揃ってケータイデビューした。

今思うと、時代的にもそのあたりから個人がオンラインに繋がり始めていたように思う。

その頃のケータイは、主に仲間うちのメールのやり取りで楽しんでいたようだった。

 

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一方、我が家の長男君だけは相変わらずゲーム熱は冷めず、どんどん新しいゲームをクリアして、それをブックオ◯などに売って、また新しいゲームを買う‥なんてことをしていた。

彼のゲームスタイルは、反射神経のみ。(笑)

だから、説明書など一切読まず、発売と同時に購入して数日で全クリして、売りに行くので状態も良く割と高値が付くと言っていた。

ホントに根っからのゲーマーに成長。

 

長男が、浪人生活を経て大学受験から解放された年、東日本大震災が起きた。

その日、彼は、入学祝いにかなり高スペックなノートパソコンを手に入れ、早速オンラインゲームを楽しんでいた。

もう親の私達でも、ゲームのことはよく分からなくなっていたが、同じゲームを買った者同士、オンライン上で交流しながらゲームを出来る状態になっていた。

コントローラーにマイクが付いていたらしく、声を拾い、ゲームの同じステージにいる人と会話も出来る。

地震が起きた時、我が家は震度5強の揺れの中、彼はゲーム中だった。

ゲームで同じステージにいる人達から、『今の地震、やばくね?』などの会話が飛び交ったという。

その中の1人が、『津波警報のサイレンが鳴ってるから、離脱する。』と、言っていたそう。

でも、ゲームの進行上、今辞めたらもったいないと、キリのいいところまでやる‥と言いつつ、なかなか離脱しなかったそうだ。

その時はなんとも思わなかったのだけど、ゲームを辞めてテレビをつけると、津波の映像が流れ、とんでもないことになっていたことに気がついた長男。

ゲームの最中、津波警報のサイレンが鳴っていると言っていた奴、大丈夫だったかなあ‥と心配していた。

いくら心配しても確かめる術はないし、大丈夫だと思うしかないけれど。

 

大学生になった長男、初バイトはケータイショップ。

覚えることはいっぱいあったけれどなんと言っても時給がいいから選んだそう。

普通の人よりネットやらケータイの知識は多いはずの長男も胸を撫で下ろす事件があった。

まだ記憶に新しい、『バカッター事件』

新規オープン前のコンビニの冷蔵ケースに入り込んだ写真をアップしたり、牛丼店でお玉でお股をかくした悪ふざけ映像や、回転寿司店の厨房でのおふざけ動画。

ニュースになって大騒ぎになっても、しばらくするとまたこの手の事件が起こる。

もちろん、彼は関係ないけれど、もう少し遅く生まれてこの時点で高校生だったら、冷蔵ケースに入り込んで写真を撮るなんて、ノリでやってるだろうなあ。

いやあ、早く生まれて良かった‥と、マジで胸を撫で下ろしていた。(笑)

この事件も、仲間うちの悪ふざけのつもりが、仲間の誰かがオンラインの知識が乏しいから、面白い!だけで拡散させて凄いことになってしまった。

それでも、仲間うちで写真をアップさせたい気持ち十二分に分かるから、今高校生だったら明日は我が身、退学になって人生詰んでいたかも‥と、本気で思っていたらしい。(笑)

 

オンライン、急速に便利に使えるようになり、スマホ1つで、世界と繋がっている。

良く聞くフレーズだけど、便利なことはわかっても危険性は学ぶ機会も乏しかった思う。

自分が、オンライン上に送り込んだ言葉や写真は、本人の知らないところでもずっと漂い続ける。都合の悪い漂い方をしても、多くの場合、知らぬは仏状態。

便利だけど、危険性もいっぱいあることをもう少し自覚すべきなんだろうなあ。

折しも、コロナの影響で、テレワークを前倒しで取り入れたところも多いらしい。

いち早く取り入れる為には、1人1人のネット環境が整っていなければ使うことが出来ない。

だから、いち早く取り入れた人は、それなりに知識もあるはずだけどトラブルも出てくる。

お金や仕事が絡むと、悪いヤツが必ず出て来るし‥。

その賢さを正しく使えばいいのにね。(笑)

私にとって、パソコンがまだ家電ほどお手軽な機械ではないように、まだ多くの人にとってオンラインでお仕事するというのは、まだ、色々な危険と隣合わせなのかもしれない。

そんな中、うちの男3人は、ノー天気にオンラインを使っている。

ちょっと大きな病を経験したこともあり、早期定年退職した夫に、息子達がゲーム機をプレゼントし、じーさんゲーマーに返り咲いた夫。

気がつけば、オンラインゲームにどっぷりハマっている。

近頃のゲーム機は賢くて、友達登録してあると、相互にゲームプレイ状況がわかってしまう。

ゲーム上の戦績はもちろんのこと、ゲーム時間までわかってしまう。

『お、今日は朝からゲームか。ちゃんと外出自粛してるねえ。』なんて、近くで独身貴族を決め込む長男の様子を知って一安心。

見ようによっては監視しているようだけど、オンラインを味方につけて、出てしまった『緊急事態宣言』、せめて気持ちだけでも明るくノー天気に乗り切っていきたい。

早くコロナが終息しますように。

 

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