お正月が来る前は、年賀状の準備をちょっぴり負担に思っていた。
でも、年が明けて、年賀状が届くとやっぱり嬉しかったりして。(笑)
高齢になった親戚は安否確認と化した年賀状。
夫は定年後の趣味やら生活報告の年賀状が多い感じ。
私のは親の介護、ペット、子供の結婚、お孫ちゃんの話題のどれかという感じの年賀状。
やっぱりそういうお年頃ですものね。
子供の結婚やお孫ちゃん誕生の年賀状はホントに微笑ましい。
私の友人のご主人は、かつて自分の赤ちゃんの可愛いさを
『カレーを食べていてもうん◯のオムツを替えられるぜ。』と自慢していた。
このご夫婦は、ご主人は定年退職して主婦業にはまり、彼女は逆にパートを始めたとか。(いいなぁ。羨ましい。)
3人の子供達も皆結婚して、現在孫2人。
あのご主人ならきっと今でもお孫ちゃんのオムツをカレーを食べていても替えてくれそう。(笑)
別の友人は15歳の老犬と子供の結婚と家のリフォームでバタバタしていたらしい。
私は犬や猫を飼ったことがないので、大変さが今ひとつイメージできないのだけれど、犬の介護はお金もかかるし手間もかかるし、旅行も行けない。‥らしい。
そして、急に増えてきたのが、自分の親の介護問題。
突然、入院して親も歳取るしいつまでも元気じゃないと気がついた‥というパターン。
幸い、深刻な状況にはならず実家に帰る頻度を増やして何とかなっているみたい。
でも何人か心配な友人もいる。
自営の仕事をバリバリこなしていたお母さんが認知症に。
その友人は新幹線の距離に嫁いでいたので、当初は月に1度は実家に帰れる〜なんて思っていたけれど、今では他人様扱いをされてしまうと落ち込んでいた。
年賀状はお孫ちゃんシリーズだったけど、今年も頻繁に帰りますの一言。
もう1人の友人はお父さんが認知症に。
数年前、車の運転が雑になり、ちょくちょくガードレールに擦ったりするようになったので、強引に免許返納させたら、ある日浴室で『どうやっていいかわからない』
え?え?
始めはふざけているのかと思った。
でも、素っ裸で真顔で『お風呂の入り方がわからない』。
それから急激にボケてしまい、特養の入所待ちと言っていたのが昨年。
彼女の家は交通の便が悪く、1人1台車があるような土地柄。
本人も納得の上で免許返納したのだけど、それが悪かったのかなあと言っていた。
この年末も歩道を車が走っていたことが話題になったし、高速道路で2日に1回逆走車がありますなんて注意喚起のコマーシャルをやっていた。
車がないと生活できない地域の人にとって車を取り上げるのは、友人のお父さんのような危険もあると思う。
でも、事故を起こしたら取り返しがつかないし、決して間違った事をしていない。
高齢化の問題が身近な話題になってきた。
我が家は、私の父だけが存命で、弟夫婦と同居している。
もうすぐ、90歳になるが、今まで、年に1回は1人で新幹線に乗って遊びにくる。
実母と義父は60台で亡くなって、義母は88歳の時、半年同居し、生活をサポートする程度の介護だったが、動脈瘤乖離で亡くなってしまった。
だから、殆ど介護の苦労をせずに父もとりあえず元気。
これって、かなり幸せなことだなと、年賀状を見ながら思っている。