はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

『子供部屋おじさん』論争。

昨日の羽鳥さんのモーニングショーという番組で『子供部屋おじさん』を取り上げていた。

子供部屋おじさんというのは、親と同居する未婚の男性のことを揶揄する言葉。

一応、仕事をしているので引きこもりとは一線を画している。

番組では、3人の子供部屋おじさんを紹介していた。

 

 ソフトな(?)子供部屋おじさんがこちら。

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テレビでは、爽やかなイケメンと紹介されていたけれど、27歳で、おじさん呼ばわりは気の毒な気もする‥。

うちの次男と同い年だわ😅。

この方は、まだ若いし結婚を意識したら、あっという間に子供部屋おじさんを卒業しそうな気がする。

 

 

彼女以外はリア充に近い子供部屋おじさんがこちら。 

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この方、きっと親も共依存予備軍。(笑)

テレビでは沢山の釣竿を置いてある『子供部屋』が映っていた。

釣竿って一本15万円ぐらいするそうで、仕事もちゃんとこなして趣味もとことん楽しむまさに独身貴族状態。

親も子も実家は楽よね‥と思っているのが、なんだかとってもよくわかる。(笑)

でも、余計なお世話なんだけれど、親もこんなに居心地良くしたらダメだよね。

結婚しようっていう気持ちが無くなっちゃうと思うなあ。

35歳だし年収1000万円と経済力もあるし、ホントは自分の為にも一人暮らしした方がいいし、タイムリミットが近づいているよね。

 

 

どっぷり子供部屋おじさんがこちら。 

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この方は、都内の大学を卒業後、会社勤めをした後、夢だったゲーム制作を仕事にした42歳の方。

真打登場、まさに子供部屋おじさん。

ゲームだけでなく、ビックリマンシールとかフィギュアとか、好きなものに囲まれて、きっと本人にとってはパラダイス実家。

親との関係も良好で、自立を進められたこともなく、結婚を機に家を出るつもりもないという。

凄くイジワルな言い方すると、この方の家が広くてご両親が優しい方であったしても、この方と結婚したいと思う人、いないよね。

同じ趣味なら少しは可能性があるかもしれないけれど、生活の面倒くさい部分を親に全部やってもらっている人と上手くいく人って多分いないよね。

 

 

 

 

番組のコメンテーターの人達は批判的な反応だった。

玉川さんは『実家暮らしは絶対無し』と力説していて、『親は1つの殻みたいな存在で、自由が制限されてしまうから、絶対に家から出るべき。』と、言っていた。

斎藤アナウンサーは『(結婚相手の)理想として、家を出ていてほしいし、一人暮らしを経験していたら自立しているというイメージがある。』と、言っていた。

これって、若い女性の代表的な意見だろうなあ。

一方で、街の人達へのインタビューで、案外若い世代で、『子供部屋おじさん』の何が悪いのか‥という意見もあった。

一人暮らしよりコスパが良くて、趣味や貯蓄に回せるお金が増えるし、何が悪いの?という考え方。

若い世代で『子供部屋おじさん』を合理的に捉えている人が結構いるのは、労働環境が厳しくなったということもあるんだろうなあ。

 

 

我が家は、番組のコメンテーターとほぼ同じ考え方をしている。

次男は現在、『子供部屋おじさん脱出計画』進行中。

通勤時間が長いということと、何と言っても、実家暮らしだと、あまり変化のない日常になってしまい、時が経つ感覚が鈍ってしまう気がするとのこと。

でも、経済的に合理的という観点では子供部屋おじさんを否定はしていない。

長男が就職した時、彼の会社は全国ベースの転勤があり、最初の勤務地は名古屋。

地理的にも一人暮らし必須。

親としては、遂に出ていってしまうのか‥と寂しく思ったものの、でもまだ次男がいる!と、思ったのも事実。

翌年、次男の就職が決まり、彼の会社も勤務地のエリアが東日本全域と広いので、覚悟していたはずなのに、配属先は、何とか実家から通えてしまう場所だった。

ちょっとホッとしたのも事実。

でも、『子供部屋おじさん』をこじらせてしまったら(笑)、親より子供本人の方が可哀想なことになると思う。

今はいいけれど、10年先、20年先に、親もいつまでも元気とは限らない。

もしかしたら死んじゃってるかもしれない。

それまで、快適な子供部屋おじさんライフを送っていて、いきなり生活の面倒くさい部分も全部押し寄せてくるのも可哀想。

やっぱり、将来的にはずーっと仲良く暮らしていける人と生活基盤を整えて欲しい‥と、思うと、適当なところで子供部屋おじさんを卒業させて、ちょっと大変な思いをして、結婚願望がわいてきて‥となってくれたらいいなあ‥などと妄想しながら、テレビを見ていた。