うちの次男は小さい頃から電車loveでした。
幼稚園児ぐらいの年頃には、電車と呼ばず、◯系と呼んでいました。
将来の夢は?と聞かれると
『500系のぞみの運転手さん』(青っぽい車体のシャープでスタイリッシュな新幹線で、今は大阪以西しか走っていないようです。)
と、答え、『新幹線の運転手さん』と念押しされると『500系』とダメ出ししていました。(笑)
そんな彼も就職では、難聴という障害があるので鉄道会社は諦めていたのですが、
裏方の仕事も沢山あるし‥と考え直しチャレンジしたらあっさり内定。
今は某駅で駅員さんの仕事をしています。
とは言っても、補聴器をつけても電話や無線など聞き取ることができないので、
裏方の仕事の方が多いようです。
鉄道会社というのは、安全ということには慎重すぎるくらいに気を配っているらしく
駅員の仕事も耳の障害ゆえに戦力になれないこともあり、
彼もいろんな思いを抱きながら仕事をしているようです。
でも、駅員さんってやっぱり、鉄ちゃん、隠れ鉄ヲタ、鉄分多めの人のどれかみたいで、何だかんだ言っても居心地は良さそうで職場環境には恵まれているようです。
春先や、秋になると、各地で鉄道の車輌基地の公開や工場の見学会などが行われます。
うちも昔は近隣の鉄道系の公開、見学会は殆ど見に行ったクチですが、
先週の土曜日、たまたま休日だった次男は、車両基地の公開イベントに出かけました。
仕事で電車をいつも見てるのに、何もわざわざ車両基地に行って何が楽しいのかなと思うのは、鉄ちゃんではない人のセリフのようです。
そして、そのイベントで会社の同期とバッタリ会って、研修以来だったそうで、更に楽しい1日になったようです。
鉄道マンって、休日が変則的なので、必ずしも土日が休みにはならないので、
自分の休みとこのようなイベントが重なると、純粋にお客さんとして楽しみに行く人が結構いるとか。
また、ある日、職場での雑談で、『鎌倉に行ってきた』という話題になり
気がつくと、湘南モノレールがジェットコースターみたいで面白いから是非乗ってごらん‥から始まり、乗ったことあるよ!という人がどんどん話に加わり
鎌倉の話はどこへ行ったの❓状態に。
また、今度は◯◯方面に旅行に行こうと思っているんだ‥なんて話題になると、
◯◯線には、◯系の車輌が走っているけど、◯◯は是非見た方がいいよ
なんて、シロウトにはちっともわからないガチな鉄ヲタ知識を授けてくれる人もいて、鉄分多めの人でも勉強になるなあなんて会話に。
よく就活の都市伝説で鉄ヲタは鉄道会社に入れないというけれど
半分ホントで半分ウソみたいですね。
ガチな鉄ヲタの社員さんも結構いる様子ですが、やっぱり人柄。
今のところ、幸せな社会人生活を送っている次男ですが、
寒くなってきて、朝が辛くて、
行ってきますの挨拶の代わりに、早く(布団に)帰りたいと言って、仕事に行きます。(笑)
鉄道会社は、時間には特に厳しく、毎朝、朝礼で自分の腕時計の時刻のチェックは秒単位まで合わせて、万が一、1分でも遅刻したら始末書ものなんだとか。
だから、寒くなってくると、特に朝は辛そうです。