はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

門灯は誰の為に点けるの❓

数日前、帰宅が遅くなり家路を急いでいました。

普段は日没後に外に出る機会が殆どないせいか

久しぶりに夜道を歩くと緊張します。

そしていつも思うのは、街灯の数も少ないし田舎だよなぁ。

 

私は結婚までは東京都内の下町で過ごしました。

京浜急行沿線なので、当時は都内でも緑の多い環境でした。

そして結婚で札幌へ。

札幌市のはずれで、冬になると駅前にスキー場行きのバスが沢山停まっているようなところでした。

もっと言うと、公園に野生のキツネが居て、びっくりしていたら

地元の人にキツネは病気を持っているから近寄っちゃダメよなんて言われ。

その時まで、夜の道が暗いなと感じたことはありませんでした。

 

その後転勤で現在住んでいる関東某市へ。

ターミナル駅周辺は都内と大差ないのですが、

夜になると、住宅地が真っ暗‥というのは大袈裟だけど暗いんですよね。

数年後、建売住宅を買うことになったのですが

夫曰く、子供が女の子だったらここに家を買わなかった。

やっぱり、夜道が暗いと感じていたそうです。

それでも、長く住んでいると慣れてしまい何とも感じなくなっていたのですが。

息子達が中学生の時、大阪に転勤になりました。

大阪での住まいは市内のマンション。

地下鉄まで数分、目の前は幹線道路とパチンコ屋とコンビニ、

‥と、都会というか猥雑というか、今までと真逆の環境に息子達は大喜び。

私も下町育ちなので居心地悪くはなく思っていました。

そしてまた、関東某市へ戻りました。

大阪転勤の際、自宅を賃貸に出していて想定より早い帰任だったので

隣町で借り住まいしたのですが‥。

暗い。

大阪の後なので余計、暗く感じるのかなと思うものの

やっぱり暗い。

 

その時は夜道を歩く機会が多く、ふと気が付いたのです。

暗いのは住宅街なんです。

門灯があるのに点けていない家の多いこと。

なので、脇道には街灯の灯りが届かないで真っ暗なのです。

門灯って家のためというより、通行する人のために点けるものだと思っていたので

何で点けないのかな。

 

それと、家にも流行りがありますよね。

うちが家を買った頃は出窓が流行っていたみたいだし、

少し前は南欧風。とか。

その家が建てられた時期がなんとなくわかる感じで。

新しい家ほど、門灯そのものがない家も増えてきた感じです。

確かに敷地は家と駐車スペースと少しの植栽でいっぱいという感じなので

玄関灯だけでも十分といえば十分だけど。

 

その後、自宅に戻っても状況は一緒でした。

うちの近辺は住み始めは両サイドが林でしたが老人ホームが建ち、

大阪から戻ると林の一部が駐車場と建売住宅になっていました。

同じ時期に建売に入居したご近所さんたちは最初が林で暗かったこともあり

皆、門灯を点けていますが、

そこにたどり着くまでが暗い。

門灯があるんだから点けてくれればいいのになと思いつつも、

点けてあたり前と思っていた私が変なのかなと思ったりします。