夏頃から風疹の流行が時々ニュースになっています。
予防接種の機会がなかった30から50台の男性に患者さんが多いそうです。
風疹って、三日はしかのことで、私達世代(50台)が子供の頃は、兄弟の誰かが大抵小学校でうつされて、親も『同じ家にいたらどーせうつるんだからしょうがない。』
で、案の定、兄弟全員風疹にかかり免疫を獲得しました。
‥なんて感じだったんじゃないでしょうか。
風疹そのものは発疹が出る風邪のようなもので、そう重篤化しないので、
はしかや水ぼうそうと比べたら、まだ気が楽よね‥なんて雰囲気も漂っていた気もします。
子供を持って、彼らが赤ちゃんの頃から色々な予防接種が始まり、はしかや風疹も予防接種があるんだ‥と新鮮に思った記憶があります。
私自身、健康だけが取り柄の人間なので、はしか、水ぼうそう、おたふく風邪は、確かにかかるとしんどいけれど、風疹はそれと比べてたらまだ軽いのに予防接種があるんだ‥なんて思っていました。
でも、自分がかからないためでもあり、他人(妊婦さん)にうつさないためでもあるんですよね。
それを自覚している人ってどれくらいいるんでしょう。
今、風疹の感染者が多い30から50台の男性で、特に50台の人は感覚的には私に近いのではないかなと思います。
自治体では、予防接種を助成してくれるところが増えてきたようですが、
自腹で受けると1万円以上するから、助成も当然色々と条件が付くと思います。
それに、風疹患者が多いのが仕事に忙殺される世代でもあるので、助成してくれても、身近に妊婦さんがいる人以外はわかっていても結局は他人事になりそうです。
うちの次男は障害者手帳4級の難聴者です。
風疹が大流行した翌年に生まれました。
私自身、風疹の抗体8倍未満(抗体が無いに等しいということ)でしたが、
彼を妊娠中に風疹にかかることなく風邪ひとつひかずに大安産でした。
3歳で難聴の診断がつき、ろう学校に通うことになりました。
この学年は人数が飛び抜けて多いのです。
先天性風疹症候群の診断がついている子供は数人で、殆どは原因不明の難聴です。
また、重複障害を持つお子さんで難聴プラス心臓の病気を持つ場合でも、妊婦さんの時に風疹にかかってはいないので、原因は不明です。
先天性風疹症候群の診断がついている子供の数は多くなく、大抵、原因不明です。
でも、他の学年の3倍の人数がいるんだから、影響があると思った方がいいですよね。
ニュースで言っている先天性風疹症候群の患者数は多くはありませんが、診断がついていないだけというケースも結構ある気がします。
だから、これだけ風疹が流行ってしまったら、人にうつさないための予防接種も大事だけど、
結婚が視野に入ったら妊婦になる前に予防接種‼️の啓発が先のような気がします。
ゼクシィとか結婚式場で啓発してくれたらいいんだけどな。