はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

キラキラネーム。

テレビで、あまりに酷いキラキラネームから自分の意思で名前を法的に変えた人のことを取り上げていた。

ネットでも話題になっていた『王子様』君のこと。

山梨県に住む、この春から大学生になる『赤池王子様』君。

彼は3月5日に甲府家庭裁判所に改名の申し立てが認められて現在は『赤池肇』君になった。

改名の申し立ては、15歳以上であれば親の同意も必要なく、費用も収入印紙代の800円と郵送にかかる切手代ぐらいだという。

王子様という名前、彼の母親が命名し、父親の知らぬ間に速攻で届け出たらしい。

『母にとって唯一無二の存在で、母にとっての王子様』というのが名前の由来だったとのこと。

『王子様』君、幸いイジメにあうこともなくここまで来たのは、本人のキャラクターに依るところが大きいと思うが、この先就職などで不利な扱いを受けることも想像できたので自分で行動を起こし改名したんだそう。

テレビでは、他に『風亜』ちゃん。(3兄妹でドレミファソラシド♪になるように、長女がドレミちゃん、次女の彼女がふうあちゃん、長男がそらしろう君。)

3人とも成人されていて、テレビに出ていたのは、ふうあちゃん。

インパクトのある名前で話のきっかけになったりと悪いことばかりではなかったらしいが、お姉さんのドレミちゃんはちょっと大変そう。

もう1人の方は、名前が『幻の銀時』さん。

こちらもすっかり大人の方だったが、クレジットカードの申し込みなどでネット経由で入力する際、エラーになってしまうとか、何かと不自由があるそう。

『王子様』君以外は、名付けた親もテレビに出ていて、信念をもって、もちろん愛情を込めて命名したようだった。

『王子様』君も、生まれたばかりの我が子が、超可愛いくて、可愛いくて‥という気持ちはわかるけど、いつかはおっさんになるし、じーさんにもなることを想像出来なかったのかなぁ。

世の中には色んな人がいるなあ。

 

私の子供の頃も、名前に流行りがあり、◯◯子が多数派だった。

親は愛情を込めて命名したに違いないけれど、いつの時代も名前に関しては、色んな話題がある。

鉄板ネタの部類では、『みえこ』さんは『しみず』さんと結婚したら、『シミーズ見え子』さんになってしまうとか。(シミーズってインナーのことだけどもしかして死語?)

『あきこ』さんは『和田』さんと結婚したら『和田アキ子』になってしまうとか。(笑)

知人に『よしこ』さんがいて、凝った漢字3文字を当てた素敵な名前なんだけれど、

結婚相手は『よしだ』さんだけは嫌だと常々言っていた。

だって『よしだよしこ』って山本山みたいでしょ。(笑)

息子の代になって難解な字で何て読むのかなぁと思う名前や、画数がやたら多くてお習字の時は大変だろうなぁという子もいた。

最近ではネットで見かけた凄いのが、『黄熊』(ぷう)ちゃん、『黄鼠』(ピカチュウ)ちゃん。

ホントかなあ。(笑)。

これ、もしホントだったら親権を剥奪して速攻で改名の申し立てのレベルの酷さですよねー。

 

実は、私のいとこで改名の申し立てをした人がいる。

彼女は、クリスマスイブ生まれの『聖子』ちゃん。

私の1つ上だけど、とにかく優秀で可愛いくて中学受験して有名私大の付属からエスカレーター式に上に行って、大学時代はゴルフ部で目立った存在だったみたい。

その素敵な聖子ちゃんが、ある日突然『由美子』になると宣言。

え?なんで?

聖子ちゃんの母によると、『聖子というのは、性格的には男性性が強い名前。だから、聖子という名前だと、結婚の際、男らしい素敵な男性とは相性が悪く、彼女の苗字を考えると、由美子がベストなので、改名の申し立てをして法的にもしっかり変える』とのこと。

親戚達はこぞって、あり得ない!とばかにしていたし、私もクリスマスイブ生まれの聖子ちゃんの方が素敵なのになと、思ってた。

でも、改名には、相応の理由がないと申し立ては却下。

もちろん彼女の申し立ては却下され、聖子ちゃんのまま。

この一件で、ママの言いなりになっていた聖子ちゃんにちょっと失望して、親の代で疎遠になってしまったので、彼女は今どうしているのかわからない。

 

最後に、友人のお茶目な旦那さんの名前。

光忠』(みつただ)さんというのですが、『ピカチュウ』にも読めるよねと、

本人は、キラキラネームかなと心配してるらしい。(全くの杞憂なのにね。)

 

色んな人達。大阪編。

短い期間だったけれど大阪に住んだことがある。大阪大好き。

もう、10年以上昔のことになってしまった。

私にとって嫌な思い出が1つもない街。(住んでいた期間が短かかったから?笑。)

 

大阪へは夫の転勤で引っ越すことになった。

当時、長男中3、次男中2だったので実はかなり迷った。

我が家は本来は転勤族だったが、次男に聴覚障害があり、ある程度一貫した教育を受けさせたかったので、夫は住居移動を伴わない異動の希望を通して貰っていた。

でも、会社側も次男が中学生になったこともありそろそろ大丈夫と判断したのか、大きな住居移動を伴う異動の内示がおりた。

私と夫は東京生まれの東京育ちだったので、地方で暮らすことは楽しみであり肯定的に捉えていた。

息子達もど田舎は嫌だけど大阪ならいいかなという感じ。

でも、息子達が大阪で高校生になること、自宅を賃貸に出すこと、この2つがいろいろと心配だった。

結局、親子が親子として一緒に暮らしている期間って、人生の長いスパンから見ると結構短いし、関東圏から関西に出るのも良い経験になるよね、ということで

いざ、大阪へ。

 

あたり前なんだけれども、大阪に着くと、大阪弁が飛びかっている。

土曜日のお昼ごろだったと思うが、テレビで吉本新喜劇をやっていて、ちょっとびっくり。

引っ越す前は、大阪弁を聞く機会は、テレビの吉本の芸人さんのトークぐらいだったから、まるで別世界。(というのは大げさかな。)

まず、息子達の転校の手続きでそれぞれの中学校へ行った時のこと。

あらかじめ電話でアポをとり、受け付けで、『すみません。先日、ご連絡した◯◯ですが。』と、呼びかけると、

その場にいたほぼ全ての人が一斉に振り返る。

後で担任の先生が『久しぶりに標準語を聞いたから。』なんて笑っていた。

 

引っ越して1週間も経たない頃、ストレスが溜まっていたのか、突然親知らずが生えてきて急遽治療が必要になってしまった。

実は健康だけがとりえの私は、病院は敷居が高いし怖い。しかも歯医者さんなんてもっと怖い。。

ネットであちこち調べ予約をとり、治療を終えると、歯医者さん、開口一番に

『◯◯さんは、何処から来たんですか。』『変な喋り方だからこのへんの人ではないと思って。』なんて言われてしまった。

変は、ないよね。あなたの標準語もイントネーションが関西弁ぽくて、お互い様よね。と、思ったけれど、腕は良かったみたいだからまあ、いいか。(笑)

 

我が家では長男が一番早く大阪弁をマスターした。

当初は、『標準語教えてな。』だっだはずが、仲良くなると、

『ほんまもんの標準語教えたるな〜。東京弁直した方がええで。』と、なったらしい。

 

子供が中学生になると、子供の学校へ行く機会も殆どなく、

家族以外の人と口をきいていないことにふと気がついた。

そこで、駅前にあった「コンビニフィットネスクラブ」に入会した。

今でこそみんな知っているカーブスと同じシステムで、当時はまだカーブスは無く、ジムのオーナーがアメリカで流行っていたシステムをそのまま取り入れたと言っていた記憶がある。

(トレーニングマシンと、ステップ昇降を交互に円形に配置されていて、短時間で全員が隣のマシンに移動していくシステム。空いている所からスタートできて、一通りこなすと30分ぐらいだった。シャワー室などの設備はなく、着の身着のまま身体を動かして、1周で帰ったりもう1周したりも自由。今、あちこちにあるカーブスと同じ様なシステムですよね。)

当時、アメリカでコンビニほどのスペースがあればオープンできるジムとして流行っていたそうで、それをいち早く輸入したオーナーさん、先見の明があるよね。

そこに来ていた人達や、マシンの使い方を指導してくれる人など、お喋りで楽しい人ばかりだった。

引っ越してきて私に土地勘がないと知ると、わざわざ地図を手書きして教えてくれたり、食べ物の話題が多かったけれど、とにかく親切な人ばかりだった。

大阪のおばちゃんはヒョウ柄が好きなの?(そうでもないで。)

飴ちゃん持ってる?(持ってる派が多かった)

たこ焼き器持ってる?(YES)。

お好み焼きってオカズ?(白いご飯とともに食べるダブル炭水化物派が多かった。)

‥と、関東人が思い浮かべる質問で大爆笑になった。

インストラクターさんには『ダイエット目的で来たのに、食べ物の話ばかりして。』と、呆れられてしまったが、美味しいお好み焼きの焼き方も口頭でだけど教えてもらった。

ポイントは、『お好み焼きの生地は手のひらぐらいの大きさで焼く』とか、

『ある程度焼けて来た時、上から押すのはあかんで。』(実はやってました。笑)

お礼にもんじゃの焼き方も口頭でだけど教えてあげようと思ったけれど、

まだあまり認知されていなかったみたいで、

『もんじゃ?』

『ようわからんけど、ゲ◯みたいなもんやろ』なんて会話になったしまった。

おかげでお好み焼きは上手に焼けるように。

もう少し長く大阪ライフを楽しめていたら、たこ焼き器を買って、たこ焼きの焼き方も上手になっていたと思う。(笑)

 大阪、楽しかったな。

 

スマホを持ったらやってみたかったこと。

スマホを持ったら、やってみたかったこと。

思わず、吹き出しそうになる面白い写真を撮って、周りの人に見せたいと思っていました。

って、思考回路がまるで中高生みたいですが。(笑)

言葉で説明するより遥かにわかりやすいものねー。

 

このお店、たまに通りかかる道にあるんです。

私にとっては、笑いのツボにハマってしまい、多分毎回ニヤニヤしています。

もちろん、ちゃんと営業してるみたいですけど、どんな方がやってるんでしょうね。

‥というわけで、スマホで撮った面白い写真第1号です。

 

 

 

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清潔過ぎてもダメだよね。

 

清潔過ぎて、アレルギーとか花粉症が増えてる説で盛り上がりました。

おばさんの井戸端会議ですが。

 

ある人が友人の家にお邪魔した時のこと。

『手を洗ってうがいしてねー』っと真っ先に言われたそう。

え?お子ちゃまじゃないし、いくらインフルエンザ終盤とはいえ、うがいまでするの?と、内心思いつつとりあえず手は洗ったとのこと。

この話題で、帰宅したら普段ちゃんと手を洗っている?という話になりました。

うがいまではしないけれど手は洗うかな派が約半分。

残りの半分は多分洗ってない派。(食事の用意に取り掛かる時は洗うけど。)

手を洗っている派も、自分の為ではなく、お孫ちゃんが出来て、自分の娘にちゃんと手を洗ってねとキツく言われて習慣になった人もいた。

そういう私も、自分は割と丈夫な方なので、どちらかというと子供の為に帰宅したら直ぐに手を洗う習慣がついたのかもしれない。

そういえば、別の友人が義理の母が外出先のトイレでの手の洗い方が雑だの、帰宅して直ぐに手を洗っている気配が無いと、気持ち悪がっている人がいたな。

その時は、彼女は義母のこと、あまり好きじゃないのねーぐらいにしか思っていなかったけれど、ホントに汚いと思っていたのかなぁなんて今頃気付いた私。

 

話はどんどん盛り上がり、(この先はお食事中にはふさわしくないことを、先に申し上げます。)

昭和の前半は花粉症の人って珍しかったよね。

それって、今ほど清潔じゃなかったから、程よくバイキンが身体の中に入ってバランスが良かったみたいよ。

昔は野菜の肥料に人糞を使ってたから、ギョウ虫だの回虫だの腸内で飼っていたのが幸いして(まさか殆どの人って訳じゃないよね?)、腸内環境が良くて花粉症とか、アレルギー疾患にならないという説もあるみたいよ。

ヨーグルトの菌も、人糞から免疫力とか便秘解消に効果のある菌を探すらしいよ。

便移植もあるしねー。(健康な人の便から有害な菌を取り除く処置をした上でお尻から大腸に向かって注入して、過敏性大腸炎とかの難病も移植された健康な菌が腸内環境を良くして病気を治すんですって。)

‥と、うん◯系の話でヒートアップ。

その『手を洗ってうがいしてねー』と、言った彼女、気の毒なほどのアレルギー体質らしく、食べてはいけないものも沢山あるし、お肌のお手入れも誰よりもキチンとやっているのに肌トラブルも多いらしい。

その彼女と仲良しというのに本人は正反対。

そういえば、帰宅してすぐに手を洗ってなかったし、うがいなんてノドに違和感がなければ絶対にしないし、あんまり清潔過ぎてもダメなんじゃ ないのと、思って話題にしたみたい。

 

私もあんまり清潔過ぎてもダメなんじゃないの、の賛成派。

大きな声では言えないけれど、我が家の長男、子供の頃からうん◯しても手を洗わず、必ず次男の顔をなでくりまわしたりする筋金入りの悪ガキ。

かわいそうな次男は『お兄ちゃんがうん◯の手で触った』と、大パニック。(注.うん◯の手とは、うん◯をしたのに洗っていない手のことを指す)

大人になってもたまに帰宅しては20代後半なのに、未だに同じことをして大騒ぎになっている情けない息子達。(涙)

でも、何故か、長男は超健康体で肌トラブルもなく、どちらかというと色白美肌男。

対して、次男は常識的にちゃんと手を洗うし、お風呂も幸せそうに入っているのに、

思春期はニキビも出来たし、長男ほど丈夫ではない。

長男は、お風呂も面倒くさがり屋で、髪は、普段ワックスとかつけているので毎日ちゃんと洗っているものの、身体は夏場はしっかり洗うけど、冬場は寒いからシャワーをちょっとかけただけで湯船にザブーンだとカミングアウト。

もしかしたら、このいい加減さが良い加減なのかもしれない。(でも、一番風呂は禁止だよね。)

最近では、『湯シャン』というのもあるらしいし。(シャンプーやリンスなど一切使わずお湯だけで髪を洗うこと。頭皮への負担が小さく結果的に髪が健やかになるらしい。)

 

先日も長男がやってきて、次男に『うん◯の手』攻撃をしようと大騒ぎ。

逃げ回る次男に、『スマホの画面だって便器並みに汚いんだゾ。食事中にスマホ見てる奴に逃げる資格は無い。』と、無茶苦茶なこと言っていたけれど、

さすがに『うん◯の手』は、無いわ。清潔過ぎ以前の問題。

これだけは直して、逆コナン(見た目は大人、頭脳は幼稚園児。笑)から卒業してほしい。(笑)

 

何処の誰だかわからないけれど、安否が気になっています。

東日本大震災の日、私が住む街は震度5強の揺れだった。

テレビでは津波の恐ろしい映像が流れ、首都圏では歩いて家路につく帰宅難民で溢れかえる映像が流れた。

私達家族は、夫はたまたま有休をとっていたし、長男は大学受験から解放されて自宅でゲーム三昧、次男だけが学校にいるのか、予備校にいるのか分からなかった。

結局、次男は5時間以上かけて歩いて帰宅し、車で迎えにいこうとしていた私達とはすれ違ってしまったが、無事に連絡が取れた話を昨日のブログに書いた。

今日は、長男の話を少し。

 

震度5強の揺れが来た時、長男は、自室でオンラインでゲームをしていた。

チャットだったのか、会話が出来ていたのか、記憶が定かではないのだけれど、

オンライン上のゲーマー達は、一斉に地震を話題にしたという。

もちろん、顔も名前も年齢も何処の誰だかわからないし、その時たまたまゲームの同じステージ上にいた人達。

今の揺れやばくね?

本が飛び出してきた!とか、呟きあっていたらしい。

でも、根がゲーム大好きだから、ゲームを中断することもなく、テレビか何かで情報を集めるでもなく、ダラダラとゲームは続いていたらしい。

そのうちの1人が変なサイレンが鳴ってるからヤバイみたい。と、呟いた。

避難した方がいいんじゃね?と、誰かが呟いた。

勿体ないからキリのいいところまでやる。

‥と、呟き、しばらくゲームしたのち、オンライン上から退出したらしい。

 

我が家で、次男を学校まで迎えに行こうという話が出た時、長男はまだオンラインゲームをしていた。

帰宅時間が読めないから、一緒に車で迎えに行って、晩御飯はそとで食べようと声をかけると、ゲームを辞めてリビングに降りてきて、ついていたテレビに釘付けになっていた。

彼はここで初めて地震の大きな揺れだけでなく、津波で大変なことになっていることを知ったらしかった。

次男を迎えに行く車の中で、オンラインゲーム上の会話の話をしてくれた。

『何処に住んでいる奴か、全くわからないんだけど、変なサイレンが鳴っているって言ってる奴がいてね、誰かが、避難した方がいいんじゃね?って言ったんだけど、ゲームのキリがいいところまでやるって直ぐには避難してないんだよね。大丈夫だったのかなぁ。』

大丈夫だったと思うしかない。

何処の誰だかさっぱりわからないんだから、調べようがないし、私達が心配してもどうにもならないもんね。

 

毎年この季節はテレビで津波の映像が流れて、その誰だかわからない人の安否が未だに気になってしまう。

津波に関係のないサイレンだったらいいのにな。

でも、その誰だかわからない人も津波に対してのんびり構えていたのか、全く関係ない地域だったのか、サイレンに対しての反応も気になってしまう。

数日前に震災の遺構として、津波の被害にあった建物を残したいのに、金銭的な問題で断念するケースが結構あるというニュースをやっていた。

また、感情的に見ると辛いから残して欲しくないという意見も少なくないらしい。

私は、2世代も3世代、いやもっと後の世代の人の為に残すべきだと思う。

今回もかなり内陸の方にここまで津波が来た事を知らせる石碑が建っていたらしい。

でも、何世代も津波の被害がなく生活が出来てしまうと、海辺や川の近くで暮らす方が便利な世の中になっていたら、過去に津波の被害があったことを忘れてしまう。

そして歴史が繰り返されたら悲しい。

でも、そんなことを言えるのは、関係ない地域に住んでいるからなのかもしれない。

 それにしても、その誰だかわからない人、無事でありますように。

311の初電話。

311東日本大震災から8年が経ちました。

 

あの時、私が住んでいたところは、震度5強。

関東って意外と地震が多く、数年に1度ぐらいは震度4ぐらいは体験してしまうのですが、この時は大きい‥ヤバイぞ、と、身構えたのを思い出します。

この日は、たまたま有休消化の夫と近くのショッピングモールに行っていたのですが、着いて間もなく地震が起こりました。

夫は買ってから半年も経って居ない車が心配で、周りの人が大きな揺れで茫然としている時に『早く駐車場に戻ろう。』(‥と、ひたすら車の心配だけしていました。笑)

この一足早い行動が幸いしたようで、酷い渋滞に巻き込まれる前に帰宅することが出来ました。

帰宅すると、揺れた方向が良かったのか、物が落ちたり壊れたりということもなく、

やっと浪人生活から抜け出していた長男は、自室でオンラインゲームに夢中でした。

長男に声をかけると、

『ヤバイ揺れだったよね。パソコンの上に本とかおちてきたら大変だから守り通したんだよ。』と、呑気な答えが返って来たので一安心。

次男は、翌日が高校の卒業式を控えての登校日で、浪人決定だったので、学校の帰りに予備校に寄ることになっていました。

時間的に、高校にいるのか、予備校にいるのかわかりません。

メールをしてもなしのつぶて。

彼の通っている高校のホームページを見てみると、危険回避のため学校で待機しているとか。迎えに来れるなら来て欲しいと書いてありました。

その後も余震は続き、テレビをつけると津波のとんでもない映像が流れていました。

次男の高校は決して近くはないので、車で迎えに行くことにしました。

その時既に夕方で、帰宅時間が読めないので、長男も含めて家族全員で次男を迎えに行き、晩御飯は回転寿司でもファミレスにでも行こうかと、ノー天気に思って、車に乗り込んだのです。

東北の方は津波で大変なことになっているけれど、私達はたまたま渋滞に巻き込まれずに帰宅出来ていたし、長男はノー天気にオンラインゲームしてるし、家の中で壊れたものもなかったし‥。大きな揺れだったから電車は止まってしまったけれど、その他は意外と大丈夫だったのかななんて思っていたのです。

でも、大きな幹線道路に出た時点で、普段は居ない大勢の人が歩道を歩いている異様な様子を見て一気に不安になりました。

そして、車で10分ぐらい走ったあたりで渋滞で全く動けなくなってしまい、家を出てからすでに2時間近く経っていました。

歩道を歩く人はどんどん増え続けて車道にもはみ出して余計に渋滞します。

次男へは、私や長男がメールを打っても全く返事がありません。

そこへ、私のケータイに電話がかかってきました。

電話の主は次男で、『僕、家に帰ってるけど何処にいるの?』

彼は、先生の制止を振り切って5時間以上かけて歩いて帰宅したら誰も居ないし、

余震もあって不安だったし、自分のケータイは電池切れだったので家の電話からかけたのが幸いして、すんなり繋がったようでした。

実は、これが次男にとっての初電話。

彼は聴覚障害があるので、電話で会話を聴きとることが出来ないので、

電話を使うことを、本人も家族も諦めていたのです。

次男と連絡が取れたことにお互いがホッとした瞬間でした。

そして、記念すべき、初電話。

この時の彼は、言うだけ言って、私の話は半分も聴き取れていないようでした。

『あなたを迎えに行って酷い渋滞で立ち往生してたのよ。』と、話したのですが、

聞き取れてはおらず、僕の帰りが遅いから、3人で回転寿司にでも行ったのかと思ったと笑っていました。

その後は、静かな環境で、ハンズフリー機能を使うとどうにか電話を使うことが出来るようになりました。

 やはり大変なことになった311の震災でしたが、私にとっては、次男の電話の第一声が一番に思い出されます。

 

そのセールストーク、アウトだと思うんですが。

また、かかってきた。

ここ数ヶ月で5回以上。

 

『A社ひかりをお使いのお客様へ値下げのご案内です。電話で手続きができますので少々おつきあいください』

え、安くなるんだ。ラッキー🤞。

『条件の確認のため、いくつかの質問、よろしいですか?』

ケータイはA社をお使いですか?ご家族で何台ですか?

今、インターネットに月いくら支払っていますか?

などと、聞かれ、情弱な私でも答えられるので、素直に答えると、

『このお電話でお手続きして頂くと、毎月、約1000円お安くなります。』と、言う。

でも、電話で契約を変更というのは不安。

後で、言った、言わないのトラブルになったら、こちらには証拠が無いし。

細かいことが良く分からないので、パンフレットがあれば送ってくれますか?と、お願いしてみると、

『パンフレットはないんですよ。』

怪しい‥。そこで、情弱わからんちんおばさんの演技発動。

うちの家族がパソコンの環境をこだわるんだけど、私、さっぱりわからないので、今回は見送りますね。と、逃げることにした。

で、夫に事後報告すると、演技じゃなくて、ほんまもんの情弱わからんちんなんだから、それでいいんじゃないの?だって。憎たらしい。

 

そして、忘れた頃にまたかかってきた。

全く同じセールストークで、毎月約1000円お安くなると言う。

前回、夫に話した時は、ネットで調べてみようかなと思ってすっかり忘れていた状態だったので、いくつかこちらから聞いてみた。

ネット環境は、オンラインゲームで熱くなってる家族がいるから、僅かでも遅くなると困るんですけれど、大丈夫ですか?

『大丈夫ですよ。回線はそのままで、プロバイダが、なんちゃら、かんちゃら‥。』

げっ!良く分からない!

これは、情弱わからんちんおばさんの手に負えないぞ。

そこで、メールアドレスを変更したり、パソコンの設定の変更が必要になったりしませんか?GmailやYahooメール以外のアドレスのパソコンもあるんですが、大丈夫ですか?、と、聞いてみると

『大丈夫です』と、即答されて、いよいよ訳分からなくなってしまった。

そこで、家族に相談しますねー、と電話を切った。

夫に話したら、やっぱり変だよね、という結論に到った。

そして、その後も何故か、夫が留守中とか、お風呂に入っているとか、うん◯している時などに電話がかかってくる。

定年退職在宅じーさんゲーマーの僅かなスキをつくかのように。

 

そして、昨日また電話がかかってきた。

今度は在宅じーさんゲーマーがリビングのテレビにプレステを繋いで、オンラインゲームで熱くなって、更に、オンライン上の見ず知らずのゲーマーにボコボコにされて、更に熱くなっていた時に。

電話に出て、ゲームのリモコンから手を離したスキに、あっという間にボコボコにされ、更にイライラモード。

そこに、『A社ひかりをお使いの‥』と、値下げのご案内の電話がかかってきた。

何回か電話貰っているからこちらから聞いていい?

月1000円ぐらい安くなるのは聞いているけれどパンフレットないの?

うち、Wi-Fiでパソコンたくさん使っているけれど、ニフテ◯のアドレスを使っているのもあるけど大丈夫?

どうして大丈夫なの?プロバイダがソネッ◯になるんでしょ。

そもそも、おたくA社の人じゃないよね。

あなたの話し方だと、A社からだと思うから良く分からないんですよ。

じゃ、切るよ、とかなんとか。

 

そうなんです。

要は、A社からの乗り換えで月1000円ぐらい安くなるって話でした。

決してA社の値下げのお話じゃないんです。

情弱わからんちんおばさんでも、話は、半分ぐらいは理解できてたみたいだから、良く分からなかったんだと思って、少しホッとしたのですが、

このセールストーク、アウトだと思いませんか?