(前回よりの続きです)
この日は、2箇所ほど寄り道をして、自宅に戻るスケジュールです。
目が覚めると、音も無く雨が降っていました。しかも、かなりしっかりと😅。
ここは標高1600m。山を降りれば、雨はやんでいるかも‥と期待して、9時半過ぎにチェックアウトしました。
とりあえず、長野インター方面に車を走らせるのですが、ほぼ全部下り坂です。
うちの車は、平均燃費を表示してくれるのですが、どんどん数値が上がっていきます。
普段、22km/ℓとか23km/ℓぐらいでも、『さすが、ハイブリット車!』なんて思っていたのですが、とんでもない数値を記録しました。
何と、99.9km/ℓ。
多分、車の表示にこれ以上の想定はないようです。
夫曰く、『ほぼ全部、下り坂で、全くアクセル踏んでなくて、エンジン使ってないから‥。』とのこと。
市街地に降りてきて、赤信号で止まった時に、パチリと記念撮影しました。
外気温も、ロッジの駐車場では20℃でしたが、この時点で28℃。雨はやんでいました。
やっぱり高原は涼しかったんですね。
💙またまた、ナビの馬鹿ヤロー💙
しばらく走り、ナビによると、あと数キロで『善光寺』なんですが、何故か、細い坂道を登っていくように指示してきます。
善光寺、行ったことがないのですが、細い坂道を登っていくことに違和感を感じました。
ましてや、このナビ、かつて全然違うところに案内し、しれっと目的地に到着しました‥ということが、過去に何度もあります。
気になっていたのはナビの設定時、表示された住所を最後まで確認しなかったこと‥。
善光寺‥と入力したのに長野市以外の善光寺がズラリと出て来て、長野市の善光寺は一つだけだったので、さすがに間違っていないだろう‥と、まるッと信じていたのです。
試しに、『善光寺駐車場』で、再度検索すると、何故か第3駐車場が最初に出てきました。
スマホで、その駐車場の住所をチェックし、間違えていないことを確認したのですが、
何と、ここから20kmあまり先です。
細い坂道を登って数キロ行ったら到着のはずだったのに‥。
絶対、このナビ、おかしい‥。8月に点検の予約が入っているので、みてもらいますが、こんなに信用できないナビにはストレスを感じます。
🩷善光寺🩷
結局、回り道させられましたが無事に到着しました。
駐車場も平日だし、天気もイマイチなせいか、空いていました。
ほんの一瞬ですが日が差したり、音も無く雨が降ってきたり‥という不安定な天気でしたが、境内や参道は沢山の人で賑わっていました。
時刻はお昼ちょっと前。
境内を出て、1番最初に目に留まったお蕎麦屋さんに入りました。
またまた、信州と言えばお蕎麦でしょ‥ってことです。
とろろ蕎麦をいただきました。美味しゅうございました😊。
💚松代象山地下壕💚
神社仏閣、歴史好きな夫が、善光寺より行きたかったのがこちら。
ここは、『かなりマニアックなチョイスだと思う』‥と、自慢げに言うだけあって、私は存在すら知りませんでした。
第二次世界大戦末期に本土決戦を覚悟して、皇室や政府中枢機関の為に秘密裏に突貫工事で、掘られたという地下壕です。
見学は無料ですが、受付で、何処から来たのか尋ねられ、(県名と人数を記録していました)ヘルメットをお借りして入場します。
松代大本営地下壕は、舞鶴山を中心として皆神山、象山に基盤の目のように掘り抜かれ、その延長は10km余りに及んでいます。
第二次世界大戦の末期、軍部が本土決戦最後の拠点として、極秘のうちに、大本営、政府各省庁等をこの地に移すという計画のもとに、昭和19年11月11日から、翌年の終戦日まで、およそ9か月間で、突貫工事をもって全工程の約8割が完成しました。
この建設には、当時の金額で1億円とも2億円とも言われ、また労働者として、多くの朝鮮人や日本の人々が強制的に動員されたといわれています。
なお、当時の関係資料が残されていないので、必ずしも全てが強制的ではなかったなど、さまざまな見解があります。
貴重な戦争遺跡として、平成元年より、壕の一部を一般に公開しています。
(パンフレットより、一部抜粋しました。)
いよいよ中に入ります。
入り口は、動物が入り込まないように、鉄格子のような門になっていて、鍵こそかかっていなものの、ちゃんと締めるように求められています。
内部は、一部補強されていますが当時の状態のままで、足元もボコボコです。
当然、内部での飲食は禁止ですし、大きな音を立てると、崩壊する恐れもあるそうです。
見学出来るコースは約500mとのことですが、果てしなく長く感じます。
地下壕に入ると、外のムワッという空気が一転して、涼しく感じるほどです。
この時、地下壕を見学していたのは、夫と私の2人だけでした。
途中で、コウモリが飛んでいましたが、1人旅で見学していたら、ちょっと怖いかもしれません。
採光機で照らされた道を進み、一部天井が低いところもあり、どこまで続くのかなあ‥と、思い始めた頃に、行き止まりになっていて、引き返すという感じでした。
往復で、約1km歩いたことになりますが、これでも全体のほんの一部です。
今のように、立派な重機があるわけでもないのに、9か月で、手掘りで掘り進めたのだから、すごいですね。
外に出ると、ムワッとした空気に変わりました。
お借りしたヘルメットは、上向きで、置いておくように案内されていました。
私達が返却した時点で6個のヘルメットになったので、この日は6人の見学者ということですね。
地下壕の近くには駐車場はありませんが、徒歩で10分程度離れた場所に公営の無料駐車場があります。
この日は、善光寺から向かう途中でかなり強い雨になってしまいました。
この松代象山地下壕の近辺には、かつて真田十万石の城下町として栄えたこともあり、街並みが綺麗で、神社仏閣、庭園などが複数ありました。
駐車場が離れていたこともあり、結果的にその前を歩きましたが、雨でなければ、ちょこちょこ寄り道したいと思いました。
傘をさしても、足元は、びしょ濡れという雨だったので、そのまま帰路につきました。
長野インターから、上信越道に乗り、往路と逆に進みます。
せっかく長野まで来ているので、おやきとか、桃とか、買って帰ろうと思っていたのですが、雨が降っていると、つい面倒になります。
群馬県に入る頃には、曇り空になり、埼玉県に入ると、薄日が差していました。
途中、上里PAで、トイレ休憩です。
ここは、車を停めたまま、高速道路の外に出られます。
歩いて数分のところにある上里カンターレ(お菓子と、パンの工場兼店舗。同じ敷地内には、農産物直売所などもある。)に、立ち寄って、お菓子を買い込み帰宅しました。
長々とお付き合いありがとうございました😊。