はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

四万温泉に行ってきました。

かなり久しぶりに温泉旅行に行って来ました。

今回の目的は温泉に入ってダラダラすることだけ。観光はおまけ程度。

源泉掛け流しで、客室露天風呂付きの宿に泊まりたい‥というのが夫のわがままリクエスト。

客室露天風呂付きだけなら結構あるけれど、源泉掛け流しの条件が付くとありそうでない。

お金さえ沢山出せばあるんだけれど。(笑)

おケチ主婦としては、高級すぎると普段の生活とギャップがありすぎてゆったりできない気もするし‥。(笑)

と、言うわけで、まず宿の条件ありきで探した温泉旅行でしたが、条件を満たして、尚且つ庶民的な価格の宿を四万温泉でみつけて、ダラダラ過ごしてきました。

 

宿から先に決めたので、改めて四万温泉ってどこにあるんだろう‥という私達夫婦。

群馬県の上の方ぐらいの認識でした。

埼玉の我が家を8時半頃に出発して、川越ICから関越自動車道に乗って、渋川伊香保ICで降りて寄り道しなければ国道353号を約1時間程度の道のりです。

途中、中之条メロディラインというのがあり、道路に溝が刻まれていて車が通行すると、タイヤから出る音で、メロディが奏られます。千と千尋の神隠しのテーマソングを聴くことができます。

他に車がいなかったので、景色を見ながらのんびり走っていたこともあり、音がこもってちょっと不気味な感じでしたが、法定速度の50kmで走るときれいに聞こえるようです。

メロディラインは、四万温泉へ向かう方面だけのようです。

 

 

😊四万の甌穴群。

甌穴(おうけつ)と言うのは、川の流れが渦巻き状になることで、石や砂が同じところを循環して、川底の岩盤に丸い穴状のスポットが出来ること。そのスポットが沢山あるという場所です。

そのスポットは水量のせいか、正直なところよくわからなかったのですが、とにかく水が綺麗。この青い水を『四万ブルー』と呼んでいるそうですが、この綺麗な水と、紅葉を楽しむことができました。

今年の秋は、暖かい秋で紅葉は遅れ気味ですが、よいタイミングで、旅行出来たみたいです。

 

次は、道の駅でお蕎麦のランチでも‥と、思って下調べしておいたのですが、見落としたのか気がつくと四万温泉に到着していました。

宿泊予定の宿は、四万温泉の入り口にありましたが時刻はお昼前。チェックインは15時なので、そのまま通過して、温泉街でランチをとることにしました。

四万温泉は四万川に沿って旅館やホテルが並んでいます。道路幅も広いとは言いがたく、景観を守る為か、一般車用の駐車場は河川敷に一箇所あるだけのようでした。

平日ということもありすんなり停めることが出来ました。

 

😊千と千尋の神隠しのモデルの積善館と、四万温泉街。

あの積善館です。

このアングルで写真を撮る人がひっきりなしで来ます。

みんな他人を写り込ませたくないので、のんびり歩いてカメラを向けていると、「早くどけよ!」という殺意を感じるほど(笑)。まあ、お互い様なんですが。

積善館の中に、宿泊者以外でもお食事が出来るところがありました。

ひとつは薬膳料理のお店のようでしたが定休日でしたので、こちらの積善やでうどんのランチをいただきました。

意外なことに、まるでフードコートのようなシステムで、先に食券を買ってポケベルを渡されて受け取り、お水もセルフサービスで、食べ終えた食器類も自分で所定の場所に戻します。

 

 

時間を持て余しそうなので、奥四万湖方面へ行くことにしましたが、宿泊予定の宿の駐車場には車がちらほら。

車loveで車ファーストな夫は、遅い時間になって変な場所に駐車するはめになったら嫌だということで、宿の人に了解を取り、先に車を置かせてもらい、再度、温泉街へ散歩に出かけました。

結局、先程車で通過した場所へまた戻っていった感じになりました。

四万温泉は昭和のかおりがぷんぷんする、昔ながらの温泉街という感じでした。

スマートボールや縁日でしかお目にかかれない射的のお店までありました。

この日は水曜日で、定休日のお店が多かったのが、ちょっと残念でした。

東京駅と四万温泉を結ぶ定期バス路線もあり、外国人観光客の姿もちらほら見かけました。

(四万温泉は車がないとちょっと不便な立地です。)

一方で、廃業しているような店舗もところどころあり、コロナが打撃になってしまったのでしょうか。

四万温泉は湯量は豊富なようで、足湯や共同浴場、飲泉所などが何ヶ所かありました。

この写真を平成生まれの息子にLINEで送ると、『昭和っぽくてエモい』という感想が返ってきました(笑)。

 

😊湯元四万館にチェックイン。

時刻は15時ちょっと前。宿泊予定の湯元四万館にチェックインです。

この旅館は、四万川沿いにどんどん増築拡張していったという雰囲気で、細長い建物でちょっと迷子になりそうです。

お風呂は全て1階にあり、複数の浴場と露天風呂があり、貸し切りで入ることができます。予約制ではなく、空いていれば、札を『入浴中』に掛け替えて、中から鍵をかけるというルールです。

そして、本日のお部屋がこちら。

源泉掛け流しの客室露天風呂付きです。

マッサージチェアまで置いてありました。

写真の手前が14畳和室になっていましたが、既にお布団が敷いてあったのはご愛嬌。

この宿に決める際にあちこちの旅行会社の口コミをチェックしたのですが、評価が割れていました。

5段階評価の5を付ける人が多い宿なのに、2をつける人も少なくはない‥と、いった感じ。

チェックイン時に既にお布団が敷いてあることがマイナスポイントだったり、綺麗なお部屋ですが、襖の引っ掻き傷が補修していないとか‥。

もうこれは、旅館に求めるものが多い人には低評価になったのでは‥という感じです。

一昔前のように中居さんがあれこれ世話をやくのではなく、そのあたりを合理化しているといった印象でした。

チェックイン時に、お部屋の鍵を渡されて、好きな浴衣を選んでお部屋へどうぞ‥。

普通部屋に置いてある立派な館内案内もなく、お風呂のルールや食事の場所や時間などは、1枚のプリントに書いてあるものを渡しておしまいです。

ランチで寄った積善やも、フードコートのようにかなり合理化したシステムだったし、もしかして巷で言われている人手不足対応なのかしら‥と思ってみたり。

ただ、女将さん、従業員さん、みなさん感じが良くて親切だったので、この合理化も好意的に受け止めました。

このあたりが口コミ評価が二分したような気がします。

 

いよいよ晩御飯です。

主婦にとっては、人様が作ってくれてお片付けもないお食事、至福のひとときです。

盛りつけも綺麗だし、美味しゅうございました。

 

翌日の朝ご飯はこんな感じ。

和食オンリーですが、旅館の朝ご飯そのもののイメージでした。

ただ、朝食バイキングに慣れ親しんでいるとちょっと物足りないかもしれません。

夫はパンが好きなので、パンとヨーグルトとフルーツとコーヒーの方がいい‥と言っていましたが、残念ながら洋食系は一切ない潔さでした(笑)。

 

 

旅の目的通り、のんびりダラダラ過ごすことが出来ました。

お金の話をしてしまうのってちょっとお下品ですが、2人で宿泊して入湯税込みで35300円でした。

この旅館のホームページ、すごく立派で、この雰囲気でこのお値段?という心配もありました。

ネット限定プランの、日にちが合えばお得です‥という最安値のプランだったのですが、

お料理は美味しかったし、お部屋も申し分ないし、旅館の従業員さんみなさん感じが良かったし、私は⭐️5つの評価を付けます。

ただし、お会計はニコニコ現金払い一択で、カード、電子マネーは一切使えません。

そのせいか、この宿には外国人観光客の姿がなかったのはかえって良かったかも‥。

この内容でこのお値段、もうリピート確定です。

ただ、山あいの立地なので、夏場の露天風呂は、蛾が苦手な私は恐怖でしかないので、季節は選んだ方がよいと感じました。

四万温泉も熊が出るようで、夜間、早朝は徒歩での外出を避けるように張り紙がしてありました。



 

😊奥四万湖を一周してのんびり帰路につきました。

四万川ダムより奥四万湖をのぞみます。これが、『四万ブルー』と呼ばれる綺麗な景色です。

天気も良く水の青さが際立っていました。

ただよく見ると、かなり水量が少ないようで、水没したはずの道路が見える場所もありました。

この奥四万湖は一周約4km。

道路幅は広くないので一方通行になっていますが、車で周ることができます。

紅葉も見頃になっていました。赤いもみじは多くはなく、黄色と茶色系のしっとりした紅葉という感じでした。

それでも今年は暖かいのか、日差しの元では長袖1枚で快適な陽気でした。

 

😅湯あたりしたかも‥。

実は、暑くてよく眠れなかったのです。

暑いのは空調の問題ではなく、温泉効果なのか、お肌すべすべ、身体ポカポカして、浴衣1枚で、外気温10度以下でも寒いと感じなかったほどでした。

朝、起き抜けに、少し頭痛を感じていましたが、眠りが浅かったせいだろうと思っていました。
ただ、どんどん頭痛は酷くなっていきました。

奥四万湖の景色を眺めている時はちょっと痛い‥という程度でしたが、帰路に着き渋川伊香保ICから関越道に入った頃から、痛みが強くなってきました。

予定では、中間地点の上里SAでランチのつもりでしたが、食欲が湧かないので、夫だけ食事をして貰いました。

このあと、先日行った、『上里カンターレ』へ。この時は気持ちが紛れていたせいか、少し頭痛も緩和された気がしていたのですが‥。

上りの上里SAから、車を置いたまま外に出ることが出来るので、アウトレットのお菓子を買う為に約5分歩いて行って来ました。

前回とは違うラインナップのお菓子でしたが、お得に買い物をして上里SAに戻りました。

その後、車に乗っていると、更に頭痛が酷くなり、帰宅する頃には少し目眩がしました。

ネットで調べてみると、『湯あたり』『湯疲れ』という症状のようでした。

15時前には帰宅して、その後ソファーで少し横になって夕方にはかなり回復しました。

この日は、頭痛の芯が残っているような、ふわふわするような感じがしていました。

思い返すと、普段は旅行に行っても、温泉はさっさと1回入るだけだったのに、今回は調子に乗って、短時間だけど、4回も入ったし、水分も食事時以外摂らなかったなあ‥と、湯あたりを引き寄せる行動をとっていたかもしれません。

夫には、身近に湯あたりした人、初めて見た‥と、笑われましたが、次からは気をつけなくっちゃ‥。
一晩経ったら、元気回復です。

 

‥と、最後にハプニング付きでしたが、温泉でダラダラという旅もいいなあという至福の四万温泉でした。