今年は柿の実が50個ぐらい収穫出来て、美味しく頂きました。
でも、去年はゼロ。
実が青い時に殆ど落ちてしまい、夏の終わりに早々と紅葉していたのです。
これは、おかしいぞ!と調べてみたら、
『円星落葉病』(まるほしらくようびょう)
という、柿の葉っぱの病気にかかっていることが分かりました。
症状としては、葉っぱに円形の病斑が出て、病葉で菌糸塊のまま越冬し
翌年、5〜6月に伝染し、9月下旬に病斑が出て不時紅葉し落葉するというもの。
去年は、まず落ち葉を拾い集め燃えるゴミへ。
数回の殺菌消毒を施し、今年は何とか持ち直しました。
今年は1番の豊作になりましたが、葉っぱに病斑があり完治はしていません。
だから、毎日落ち葉を拾い集め、残すはこの数枚となりました。
夫は柿が大好き。
庭に柿の木を植えて収穫することを夢見ていたのですが、苦節10年(笑)。
最初は、ホームセンターで殆ど棒のような苗木を買ってきたのですが。
ある大雪の日に幼かった息子達が作った雪だるまの『手』にされてしまい
雪が溶けると、2本に割られた本物の棒と化していました。
時は流れて、10年ぐらい前、もう転居の可能性は低いし、柿の木を植えようと思い立ち、やはり、実がついた苗木を買わなきゃダメだということで、農業祭の時に
実の付いた苗木を買って、狭い庭のど真ん中に植えました。
しかし、実がついていた苗木でも、よく年からは数個の実がついたりゼロだったり。
何となく、今年は木の成長の為に実はつけないぞ〜と柿の木が主張しているような年もありました。
でも、収穫を楽しみにしている夫としては、よその同じぐらいの大きさの柿の木はたわわに実っているのにと、不満気。
ついには、柿の木に、『今年実をつけなかったら切り倒すぞ』と、木を脅迫。(笑)
それが去年の話で、夏頃から実が落ち始め、まだツクツクボウシが鳴いているのに紅葉し始めたのです。
始めは、『柿の木を脅迫するから、木が怖がっているんじゃないの?』なんて、私も息子達も軽口を叩いていましたが、やっぱり変だよねと調べてみたら、
円星落葉病の症状にドンピシャリでした。
それからは、切り倒すぞ!なんて言って可哀想なことをしちゃたな。ごめんね。
‥と、木に謝りながら、落ち葉を全部拾って燃えるゴミに出したり、ホームセンターで、いかにも農薬でーすという強烈な臭いの薬剤を散布したり。
その都度、頑張れよーなんて優しい言葉をかけていました。
そしたら、今年は50個ぐらいの大豊作。
植物って、優しい言葉をかけられると良く育つという話を聞いたことがあります。
逆に切り倒すぞなんて言うから病気になっちゃたのかな。
今、うちのリビングの掃き出し窓近くの1番陽当たりの良い所に、パイナップルの鉢を2つ置いています。
ところが、家族には邪魔物扱いされています。
雨戸の開け閉めの時、邪魔!と毎回言われているパイナップル君、 何故かそう言う暴言を吐いた人に葉っぱの先でチクリ。
パイナップルが攻撃した訳ではないのですが、雨戸の開け閉めの時、3回に1回ぐらいは『 痛って〜』と、夫の声が。
勿論、私は大丈夫です。