はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

昇仙峡は遠かった(笑)。

もう1週間前の話になってしまいました。

その少し前に台風が発生し、強大な勢力で、ノロノロで、予報円も特大で何処に行くかわからない‥。

しかも、遠隔地にもゲリラ雷雨や大雨をもたらす厄介な台風10号‥でしたね。

天気予報は台風から離れた埼玉でもずっと、傘と曇りマークだったのに、この日の朝はピカピカの青空でした。

この先も不安定な予報だし、貴重な青空‥ということで急遽、出かけることにしました。

『昇仙峡はどお?』

山梨県だよね‥。今からだよね‥。』

『かなり前だけど、ロープウェイ乗り場がわからなくて、中途半端だったじゃん。リベンジと、いうことで‥。』

‥と、いうわけで、いつもはあらかじめ下調べするのですが、かつての記憶を頼りに出発しました。

ちなみに、ノリノリの言い出しっぺは夫です。(笑)

うちの車はナビが堂々と全く違う場所を案内するので(笑)信用出来ないのですが、車そのものは、運転が楽しくて気に入っているとのことで、天気が良いと何処かに行きたくなるんですって(笑)。

 

ということで、出発は10時過ぎ。

目指すは昇仙峡だけど、遠かったら諦めよう‥と、ゆるゆるな気持ちで出発です。

だいたいのルートは分かっていますが、道路地図を見ながら進みます。

自宅から、川越方面に進み、国道16号をのんびり走ります。

入間か飯能あたりで、青梅方面に向かって、少し走れば山梨県に入るよね‥と、楽観視していたのですが、意外と遠い‥。全然少しじゃなかった‥。

でも、急ぐ旅じゃないし‥と、夫婦揃ってテキトーモード。

16号を離れると、コンビニもない田舎道風景が広がります。

2時間ぐらいでなんとなくトイレに行きたくなる頻尿夫婦。

高速に乗らない時は、コンビニのトイレをお借りしてお礼にお菓子を買い込むことにしていますが、そのコンビニすらありません。

まだ切羽詰まった状態ではないものの、古里(こり)というところで、コンビニを見つけると迷わず立ち寄りました。

お昼を少し回った時刻のせいか、広い駐車場は満車です。入れ替わりが多いので、少し待って駐車し、トイレを済ませてお菓子を買い込みました。

コンビニには、浮き輪を抱えた親子連れなどが多く、近くで川遊びが出来るポイントがあるようです。

しかし、周りにお店がないらしく、トイレ利用の人も、やはり入れ替わり立ち替わり‥という状況でした。

 

実はもう目の前が奥多摩湖というところまで来ていました。

もうお昼も過ぎているし、目の前の風景も充分田舎だし、昇仙峡は今日じゃなくてもいいか‥と、簡単に諦め、予定変更です(笑)。

奥多摩方面には、そういえば行ったことがないので、楽しみです。

細長い奥多摩湖周りを廻って、行きとは違う道で帰ろうということにしました。

奥多摩湖に沿って周遊道路が整備されていますが、結構、アップダウンがある道です。

水辺に降りたい‥と、思っていたのに、山を登っているような‥。

この道路は、バイクでやってくる人の方が多い雰囲気でした。

気持ちよくかっ飛んできたら私達が乗った車が邪魔で‥というシチュエーションに何度もなってしまい、その都度、極力端に寄って、バイクに道を譲ると、皆さん、追い抜きざまに、片手を挙げて、(多分)、お礼のポーズをしてくださいました。

お腹が空いてきたので、最初に出会ったお店でお昼ご飯にすることにしました。

なかなか渋いドライブインという感じです。

なんと、この暑い季節に冷房が無いようで、入り口や窓という窓は全開していました。

ちょっとガッカリしたものの、思いのほか暑くはありません。

吹き抜ける風の中には仄かに冷たいものも感じ、この暑い夏ももう少しの我慢です。

 

夏季限定という、冷やし山菜そばを食べました。

 

お隣のおみやげやの品揃えは、クワガタ虫オンリーでした。

飼育ケースの中には、ツノが立派なクワガタ虫が入っていました。

多分、ツノの立派具合で、お値段がつけられているようです。

この景色を見ると、田舎の夏‥という感じだねえ‥なんて思いながら、また車に戻りました。

奥多摩湖に来た‥という割には、ウネウネの山道が続き、湖は見えません。

ところどころで、展望台を兼ねたパーキングエリアがありました。

 

結局、湖はどんどん視界の下になり、水辺に降りることはありませんでした。

もう、こうなると、奥多摩湖に来たのか、何処かの山にやってきたのかわかりません(笑)。

日差しは強いのですが、赤とんぼが沢山飛んでいて、秋の気配も感じました。

思いがけず、山道をドライブして景色を楽しむ‥みたいな雰囲気になりましたが、

こんな自然溢れる景色でも、一応、東京都。

道路はきちんと整備されているし、立派な橋も幾つか渡って来ました。

ただ、所々にある『落石注意』の看板。どうやって注意したら良いのでしょう‥。(笑)

 

途中、猿軍団に遭遇しました。

勿論野生の猿達です。こんな風景を見ると、何だかものすごく遠い所へ来たような気持ちになりました。

 

山道を降りて、檜原街道に入ると、民家が増えてきました。

更に走ると、何処にでもありそうな幹線道路沿いの風景になり、圏央道の案内看板が見えて、やはり少しホッとします。

圏央道の日の出インターから高速に乗り、帰路に着きました。

文章にすると、景色を見て、お蕎麦を食べただけの旅?ですが、

こんなゆるゆるな旅でも楽しめるお年頃になりました(笑)。

 

 

おしまい😊