約2年振りに『駅からハイキング』に行ってきました。
『駅からハイキング』というのは、JR東日本が主催する無料のウオーキングイベントで、殆どのコースが予約の必要もなく参加することができます。
2年前は、専用の会員カードがあったのですが、現在はスマホアプリに登録する方式になっています。
今回参加したコースは新橋駅。
散歩の達人編集部とJR社員が考えた、鉄道開業150年スペシャルとのこと。
この開業スペシャルコースは、新橋の他、鉄道の歴史が息づく桜木町(11/6まで)、横浜(11/2〜13)、品川(11/7〜20)があります。
新橋駅は、遠い昔に会社員をしていた頃の勤務地でもあり、懐かしい気持ちもあってこのコースを選びました。
埼玉から、勿論JRに乗って(笑)、はるばる(?)新橋駅へ。
改札口を出たところに、受付が設けられていて、地図と参加賞の景品を受け取ります。
コースは新橋駅を中心に汐留、銀座の端っこ、日比谷、芝公園を回って新橋に戻ってくるコースで、所要時間3時間、歩行距離は約8kmという設定になっています。
これがコース地図です↓
では、出発進行〜😊。
①旧新橋停車場
1872年に開業した日本初の鉄道ターミナル「新橋停車場」の駅舎外観を当時と同じ場所に再現し、裏手にはホームの一部を再現されています。
内部は鉄道歴史展示室となっており、入場無料。
この日は、他のスタンプラリーのコースにもなっていたようで、混雑していました。
②浜離宮前踏切跡。
横断歩道脇にぽつんとある、場違いな古い踏切。
かつて国鉄汐留駅と築地市場を結んでいた貨物線の引込線にあった踏切だそうです。
③金春通り(こんぱるどおり)
通りの名は、江戸時代に能楽の金春流の屋敷があったことに由来。
ここは住所は銀座8丁目付近。昼間と夜の顔が大きく違いそうな街並みです。
銀座なのに?お風呂屋さんがありました。
時々テレビで紹介されているフクロウカフェを発見しました。(行かなかったけれど😁)
④日比谷OKUROJI ⑤煉瓦アーチ高架橋
コンセプトは「日比谷の奥にひそむ、通な大人の通り道」とのことで、オシャレな飲食店、ファッション、雑貨などのお店が並んでいます。
ここ、新橋と有楽町の間の高架下なんですよ。上を京浜東北線が走っているのです。
ここで、おトイレに行きたくなってしまった頻尿夫婦。(笑)
都会の商業施設なら綺麗で安心‥と、思っていたのですが‥。
QRコードトイレって何?
店舗を利用してQRコードを撮影していないと使えないトイレのようです。
今一つ理解できずに断念しました。
約300m続く煉瓦アーチ高架橋は、ベルリンの高架橋をモデルにドイツ人技師の指導のもと手作業により作られ、1910年から使用が開始され、100年以上経った今もなお現役です。
この高架橋の右と左で住所が、銀座と新橋に分かれます。
かつて会社員をしていた時に課長さんが、『高架をくぐらないで。』と、よく言っていました。
接待などで夜のお店を利用する際、高架をくぐって銀座側に出てしまうと、やはり金額が大きく違っていたそうで‥。
古き良き昭和の会社員の会社の交際費のお話でした。
高架をくぐり、再度新橋側へ。
かつて勤めていた会社は、他の場所に移転し跡地には他の会社のビルが建っていました。
また、かつて新橋は美味しい中華のお店が沢山ありました。
地上げにあったという噂ですが、ことごとくなくなっていました。
夫とは、同じ会社だったこともあり、懐かしんで歩いていたら、⑥堀ビル、⑦江戸城外郭南側の石垣を見落として、次の目的地に到着していました😅
⑧愛宕神社
一見、何の変哲もない神社ですが、ここまで来るのがとても大変だったのです。
東京23区で、最も標高が高い自然の山、愛宕山に建つ愛宕神社は、急勾配の参道を登った先にあるのです。
この愛宕神社正面の参道の石段は、曲垣平九郎(まがきへいくろう)の故事にちなみ、『出世の石段』と、呼ばれています。
その故事とは、馬に乗ってこの急階段を登り降りして、家光公に梅の花を手折り献上した無名の曲垣平九郎が『日本一の馬術の名人』と、家光公に讃えられ、その名は一日で全国にとどろいた‥というお話です。
スキー場だったら間違いなく上級者コース、絶壁に見えそうなほどの急勾配で、ホントに馬で登り降り出来たのだろうか‥と思うほどですが、江戸以降でも、トライされた方がいて、成功した方が何人かいらっしゃるそうです。(愛宕神社のホームページより)
脇にもう少しなだらかな女坂と言えそうな石段があり、下りはそちらを利用しました。
ここまでで、コースの中間地点ですが、久しぶりに都会に出てきて、あれもこれも、もの珍しいおのぼりさん全開で、ボリュームたっぷりになってきたので、後半は、後日に続きます😊。