はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

『駅からハイキング 両国〜向島 文学散歩』に行ってきました。

JR東日本が主催するゆるゆるのウオーキングイベントの『駅からハイキング』に行ってきました。

殆どのコースが予約なし、参加費無料の気軽に参加できるウオーキングイベントです。

数年前から都内コースを選んで参加しています。

今回は、『両国駅』から出発進行!です。

 

ピカピカの青空が広がった27日、久しぶりに電車に乗って都内へ向かいました。

結婚前は江東区に住んでいたので、地理的には両国駅って近かったのに、実は初めて降りた駅でした。

両国駅に直結している江戸NORENという商業施設内に両国観光案内所があり、スマホアプリで参加登録をして『駅からハイキング』の地図を受けとります。

この江戸NORENという商業施設、内部は殆ど飲食店ですが、真ん中にどどーんと実物大の土俵が鎮座しています。

 

 

さあ、駅からハイキングの始まりです。

今回のコースは、両国駅界隈の文化人の石碑などを巡り、隅田川沿いに北上し、向島百花園を経て、ゴールは東武スカイツリー線の東向島駅までの約8.5km です。

何回か、駅からハイキングに参加して気がついたのが、意外と有名スポットはスルーしていること。

両国駅だったら、国技館とか江戸東京博物館は目の前にあるのになあ‥。

お相撲の〇〇場所の期間ではないし、江戸東京博物館は、長い時間をかけての改装中の真っ只中だからかな。

今回のコースは‥。

1 回向院

2芥川龍之介生育の地

3小林一茶居住の地

4芥川龍之介文学碑

5江東義塾跡

6両国橋

7両国リバーテラス

8言問橋

9すみだ郷土資料館

10正岡子規仮寓の地

11森鴎外旧居跡

12吉川英治旧居跡

13向島百花園

14東向島駅(東武鉄道)ゴール。

‥というコースなんですが、ちょっと嫌な予感。

〇〇碑とか、〇〇跡とかが多すぎて、やっと見つけたら看板1枚だったりして。

特にこの辺りは、関東大震災とか、東京大空襲などの被害甚大だったエリアなので、歴史的なものを期待するのはちょっと酷な気もしますが。

 

 

 

1、回向院

現代的な立派な建物が目を引く境内ですが、鼠小僧のお墓でも有名な回向院。

命あるもの全てに仏様の慈悲を説くという理念のもと、ありとあらゆる生命の供養と埋葬をしています。

江戸の大火、震災、空襲‥などの歴史を潜り抜け、被災者の方々は勿論のこと、水子、遊女、身元不明の焼死者、刑死者‥を分け隔てなく供養し、犬や猫をはじめ動物もその対象になっている慈悲深いお寺さんです。

現代的な建物であるのも、多くの災害で木彫の尊像は全て焼失してしまい、石仏、銅仏のみが残っている‥ということだからのようです。

 

 

 

鼠小僧のお墓です。

鼠小僧が長年捕まらなかったので、その運にあやかろうとお墓を削ってその粉をお守りにする風習が江戸時代から盛んだったそうです。

お墓の前にある『お前立ち』を削るように案内されていますが、なかなか硬い石でした。

勝負運、金運アップ、さらには合格祈願のパワーも期待出来るようです。

 

ずらーっと並んだ塔婆、よく見るとペットの名前ばかりでした。

 

 

次に目指すは、芥川龍之介生育の地とか、小林一茶居住の地‥。

果たして、その片鱗を伺わせるものが残っているのでしょうか?

普通の住宅街を歩き、やっと見つけたのがこんなんでした‥。

 

3、小林一茶居住の地。

4、芥川龍之介文学碑

両国小学校の角に設置してある石碑です。

芥川龍之介は江東尋常小学校(現在の両国小学校)に通っていたそうで、先程見てきた回向院の境内で遊んでいたそうです。

東京は、特に下町は、震災等の被害が大きなエリアだったので、やはり今日のコースは、看板1枚で完結しそうなポイントが多く、既に気分が萎えてきました。

 

時刻はちょうどお昼。

結構沢山歩いた気分になっていましたが、両国駅界隈をウロウロしていただけでした。

国技館のお膝元の両国駅周辺には沢山のちゃんこ店があるようです。

でも今回は東京下町と言えばもんじゃでしょ‥ということで、もんじゃ焼きの『もへじ』さんへ。駅直結の江戸NOREN内にあります。

お昼時でしたが、お店は比較的空いていました。

もんじゃはランチというより、お酒と共に楽しむお店のようです。

注文したのは五目もんじゃと明太餅もんじゃ。

このお店は店員さんが焼いてくれます。

今でこそ、もんじゃはメジャーになってきましたが、お好み焼きのゆるいバージョンというか、文字を書けるぐらいゆるいタネなので、文字焼きが転じてもんじゃと呼ばれているとか。

最初に具材を炒めて、ある程度その具材に火が通ったらドーナツ状に広げて土手を作り、その中に、残っているお汁(小麦粉をゆるく水で溶いたもの)を投入し、ある程度固まってきたら全体を混ぜ合わせて出来上がりです。

小さなヘラに一口分づつくっつけていただきます。

鉄板が小さいので、1枚づつ作ってくれ、食べ終わった頃、次のを焼いてくれました。

こちらは明太餅もんじゃの完成品。

かつて大阪に住んでいた時に知りあったママ友に『もんじゃ?ゲ〇みたいなもんやろ。』と、言われたことがありますが、これは、そう見えるかも‥(笑)。

久しぶりのもんじゃ焼きでしたが、美味しゅうございました。

 

お腹もいっぱいになったし、さあ、次へ‥と思ったのですが、後半も〇〇居住跡とか、看板1枚で完結してしまいそうなポイントばかりなので、今回の駅からハイキングはここでおしまいにして、両国駅周辺のお散歩に勝手に切り替えました。

 

国技館

両国駅の目の前にあります。隣が江戸東京博物館ですが、現在長期休館中です。

お相撲の〇〇場所のシーズンではないのでのぼりもなく静かに佇んでいました。

国技館売店だけは細々と営業中でした。

 

旧安田庭園

国技館のすぐそばにある旧安田庭園
隅田川の水を引き入れ東京湾の潮の満ち引きを利用して眺めの変化を鑑賞する潮入り回遊式庭園として整備された大名庭園です。

現在は、隅田川よりの水の引き入れはしていませんが、都会のオアシスといった趣きの手入れの行き届いた庭園でした。

入園無料です。

 

両国リバーテラス。

隅田川沿いに整備された遊歩道です。

川縁を散歩して、両国駅に戻りました。



両国駅構内です。

JR総武線に乗って、帰路につきました。

両国駅の隣は浅草橋、その次は秋葉原‥と、車窓から見ても街は人でいっぱいでした。

少し早めに帰路についたので、電車もまだ混んでおらず、午後の日差しをのんびりと浴びながら埼玉まで戻りました。

ゴールデンウイーク前の快晴の『駅からハイキング』、途中でリタイアしましたが、楽しいお散歩でした。

本日の歩数、13514歩。