はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

川越散歩。

札幌の知人より、じゃがいもが届きました。

北海道のじゃがいもというだけで、3割増しで美味しそうと嬉しくなってしまう単細胞な私。

この知人、埼玉に住んでいたこともあるので、『芋といえば川越』ということも共通認識です。

だから毎年、我が家は川越のさつまいも農園へおいもの手配をしに行きます。

まさに、芋の物々交換。(笑)

と、いうわけで、昨日川越へ行ってきました。

 

川越へは、車で小一時間の距離。

さつまいも農園が集まっている一帯を『いも街道』と呼んで、『川越のいも』を絶賛売り出したのが始まりでだそうです。

正式な『いも街道』は、隣の三芳町

実はその『いも街道』と勘違いして行き始めた川越のいも農園だったのですが、扱う銘柄は同じだし1年に1回しか行かないのに毎年なので、なんとなく顔を覚えて貰っているし美味しいので、もうココと決めています。

今年は、畑の8割方収穫を終えていました。

送り先が札幌なので、送料と芋の代金がほぼ同じというのが、ちょっと悲しいのですが、送料は川越ブランドへのリスペクトと思うことにしています。(笑)

さつまいも農園のおばちゃんにいつもおまけで、スーパーの袋いっぱいに不揃いのさつまいもを頂きます。

この季節、北海道のじゃがいもと交互に食べるので、頂いたさつまいもで量的には十分で、実は自家使用分を買ったことがありません。

 

せっかく、川越まで来たので、寄り道をすることにしました。

今まで行ったことがないところにしようということで、車のナビを川越城跡にセットして出発です。

ものの10分ほどで到着しましたが、駐車場がない雰囲気です。

途中、『観光無料駐車場』の案内看板が出ていましたが、なるべく近くに駐車しようとするズボラ根性は許されず、結局回り道をしてその観光無料駐車場に車を停めました。

あぐれっしゅ川越(JAいるま野農産物直売所)と兼用の広い駐車場です。

有名な観光地の小江戸川越(時の鐘とか、蔵造りの街並みが続く一帯)へは行くには、歩くとちょっと距離がある駐車場ですが、今日の目的地には便利でした。

 

❤️三芳野神社❤️

まずは川越城跡に隣接する三芳野神社へ。

ここは、童謡の『とおりゃんせ』の発祥の地なんだそうです。

♪通りゃんせ、通りゃんせ、ここはどこの細道じゃ、天神様の細道じゃ‥♪の『とおりゃんせ』です。

川越城がまだあった時代、三芳野神社は川越城の鎮守として城の敷地の中に建っていたそうです。

歴代の城主だけでなく地域の人たちの信仰も厚く『お城の天神さま』と、親しまれていたそうです。

でも、城の内部にあるので、一般庶民がお参りできるのは、年に1度の大祭の時か七五三のお祝いの時だけ。

しかも、お参りするルートも長く複雑だった上に、城の警備も厳しくて、ちょっと迷ってキョロキョロしようものならどやされたりしたんだとか。

だからわらべ唄なのに、なんとなく辛気臭い歌詞だし短調でさびしげなメロディーになったのかな‥。

そんな歴史を知ると、『とおりゃんせ』の歌詞には当時の庶民の思いが詰まっているなあ‥と納得です。

この三芳野神社、約1200年前の平安時代始めに創建された歴史ある神社です。

天神さまとは、菅原道真のことで、必勝、合格祈願、学業成就のご利益があります。

こんな歴史ある神社なのに、平日だからなのか、社務所無人で、おみくじや御朱印(書き置きのもの)は、自分で、代金を箱に入れて、受け取る完全セルフサービス。

神様の前で狼藉を働く不届き者は居ないという性善説に基づいたようなシステムですが、最近、無人の餃子販売店で、代金を払わない人の監視カメラの映像が話題になったりしているので、ちょっぴり心配です。

初穂料300円、日付けもセルフで書き込みます。

 

🧡川越城本丸御殿🧡

三芳野神社のすぐ隣が川越城本丸御殿。

本丸御殿とは、城主の居室、仕事をする場所、家臣が常駐する、いわばお城の心臓部。

江戸時代の本丸御殿は、建物数16棟の広大なものでしたが、明治以降、建物の解体、移築が行われ現在では、玄関、大広間、家老詰所を残すのみとなっているそうです。

この日も入り口前では大規模な工事が行われていました。

この日は、地元の校外学習と思われる中学生のグループも見学していました。
靴を脱いで、入り口で検温と入場料を支払います。

道路の反対側に立派な川越市立の博物館と美術館があるのですが、そことのセット入場券がお得ですよ‥セールスされ(笑)、急遽、『大人の社会科見学』にすることにしました。

 

💚川越市立博物館、美術館💚

川越城本丸御殿と、道路を挟んで蔵をイメージしたような立派な建物が川越市立の博物館と美術館です。

セットの入場券を買ったので、行ってみようという軽い気持ちで入場しました。

こちらでは、地元の小学校高学年と思われる子供達が校外学習で訪れていました。

なかなか立派な施設でした。

川越まつりも、今週末、3年ぶりに行われるそうです。

10日から、海外からの観光客へ規制が緩和されたり、国内では旅行割が始まり、川越もまたすごい混雑になる日も近そうです。

時刻は丁度お昼過ぎ、今日は、『大人の社会科見学になっちゃったねえ。』ということで、帰路につきながら、ランチのお店を探すことにしました。

で、本日のランチはこちら。↓さいたま市にある天丼はま田の天丼。

江戸前天丼でございます。

丼にご飯も山盛りで、天ぷらのボリュームもすごい‥。

一瞬、全部食べられるかなあ‥と心配になるほどの迫力あるルックスでしたが、丼が底上げなっていて、多分ご飯の量は、普通盛り。

とても美味しく完食いたしました。(笑)

でも、黙々と食べていたのに、後から来た他のお客さんの方が、早々と完食していたので、不滅の食欲も陰りを見せるお年頃をしみじみ感じました。

今日は、川越に何しに行ったんだっけ?と思うほど、短時間で、楽しんだ一日となりました。