12月10日、埼玉県の大宮にある氷川神社(武蔵一宮氷川神社)は、大湯祭(だいとうさい)という本祭の日で、それに合わせて、十日市(とおかまち)という酉の市がたちます。
ここ2年、十日市はコロナ禍の為に中止になっていましたが、今年は、規模を縮小して行われると新聞の片隅に書いてあったので、散歩がてらに行って来ました。
こんな感じで、毎年12月10日には沢山の熊手を売る店が境内にひしめきあうように出店し、参道や隣接する大宮公園には沢山の露店が並ぶ真冬のお祭りと化します。
この酉の市のお店は、明後日の12月12日には浦和の調神社(つきじんじゃ)へ移って行きます。
今年は、境内の熊手の露店のみの出店で、その他のお店は一切出ていませんでした。
この地に住んで結構長いのですが、うちの家族は酉の市の十日市(とおかまち)イコール大湯祭(だいとうさい)だと、実は最近まで勘違いしていました😅。
大湯祭(だいとうさい)は、1680年ごろから行われている歴史ある祭典で、釜で沸かした熱湯で清めを行ったことに由来しているんだそうです。
11月30日から12月9日までが前斎。
12月10日が本祭。
12月11日が後斎。
本祭では、福熊手や福種銭などの縁起物の授与が行われ、この日に合わせて酉の市の十日市がたっていたのでした。(ひとつお利口さんになりました😊)
だから、コロナ禍で規模が縮小と言ってもこんなに混んでいたんですね。
本殿に参拝する人の行列が綺麗に出来ていたので、ちょっとびっくりでした。
新年の初詣ほどの人出ではないものの、なかなかの混雑ぶりです。
この池は、数年前に『池の水を全部抜く』という内容の番組で、一度綺麗にしたはずなんですが‥。
周りの木々の落ち葉のせいか、どれだけ綺麗なっているのかよくわかりません😅。
このカラフルな小袋は、中に絵馬が入っているようです。
個人情報保護といったことでしょうか。
〇〇高校に合格出来ますように‥とか、子供が絵馬に願い事を記入すると、バッチリ住所まで書いちゃうし、微笑ましいわあ‥という時代ではなくなってきたんですね。
勿論、従来の絵馬もありました。
隣接している大宮公園です。
ここも例年では、沢山の露店がひしめきあい、寒いので、温かいもののお店が沢山出ていました。
露店と言うと思い出すのが、次男の小学校1年生の時の生活科の課外授業の一コマ。
この日は給食をキャンセルして、特別にお小遣いとして1000円札1枚を用意する様に学校より指示されていました。
学年の先生方総出で子供達を引率して、大湯祭の露店で、昼食を買って食べるという課外授業でした。
当時の次男は聾学校に通っており人数も少ないのでこんな楽しい授業が出来たので、市内でも指折りの大規模な小学校に通っていた長男はとても羨ましがっていました。
でも、この日、次男が昼食として食べたのはたい焼き1枚100円分だけ。
残りの900円はというと、1回300円の亀すくいに注ぎ込んで、1匹も取れなかったそうです😅。
今は、もうないかもしれませんが、金魚すくいの亀バージョンで、ミドリガメをモナカの皮のようなものですくうといったもので、失敗したらおまけもないシビアなもの。
それでも次男は亀が欲しくて、3回分注ぎ込み、残った100円で、何が食べられるか探した結果がたい焼きだったそうで、先生は大変だっただろうなあ‥。感謝、感謝です。
これ、親だったら、お小遣いの上限を決めてあっても、全部注ぎ込むことをさせることに我慢出来ないですものね😅
次男にとっても色々な意味で思い出深い良い経験になっているような気がします。
結局、小学校1年生の次男君は、大湯祭で亀をゲット出来なかったのが悔しくて、お年玉を握りしめて、初売りでペットショップ巡りをすることになりました。
亀は春先に孵化するので、冬場は、殆ど売っておらず、普段行かないホームセンターのペットコーナーで、売れ残っていたゼニガメをゲットしたのでした。
‥と、話が逸れましたが、早くコロナが終息して、露店も復活して欲しいなあ‥と思いながら、冬枯れの大宮公園を散歩して帰路に着きました。
寒々しい景色ですが、風もない穏やかな暖かな一日でした。
本日の歩数11603歩。