もう3月になった。
昼間はコート要らないかな‥と、暖かな日を毎年嬉しく思う頃だけど、
昨年は、コロナのせいで、本格的に落ち着かない世の中になってきたのもこの頃だった。
まずマスク。
春節休暇の中国人観光客が、マスクを買い漁るのを冷たい目で見ていたのをすぐに後悔したほど、コロナのニュースと共に店頭からマスクが消えてしまった。
たまたま手に入れた不織布マスク1箱を洗濯してアイロンまでかけて、大事に大事に使う日々。
並行してシャープマスク抽選販売の為にパソコン張り付き、当たった💕と、大喜び。
コロナ前では考えられない、高価な不織布マスクなのに‥。
送料、消費税込みで、1枚80円ぐらいになってしまう贅沢マスク。
その後、ボチボチ日本製のマスクが出てきたけれど、シャープマスクは、まさにブランド品。
勝負マスク(何の勝負?笑)と、化したせいか、大事に使いまだ在庫がある😁
マスクの他にも、消毒液などあっという間に店頭から消えてしまったし、
デマでトイレットペーパーをはじめとする紙製品や、小麦粉や、スパゲッティー、袋麺などの食料品も店頭から消えてしまった。
その光景は、10年前の東日本大震災直後の様子を思い出させるもので、不安な気持ちにさせられた。
結局、みんなが買い占めて品薄になったが、数ヶ月で需給バランスも戻ってきたものの、価格は高止まりしてしまった。
コロナ前の倍の価格でも、売っているだけでありがたい気持ちになって買うしかない、おケチな節約主婦にはちょっとジレンマだった。
それが1年経ってやっと戻ってきたところ。
しみじみ、スーパーなどの物流はギリギリの計算で成り立っているんだなあと思った。
普段1つしか買わないお客さんが、世間の不安な空気を感じて2つ買ったら、たちまち売り場の棚は空っぽなり、不安が伝播して更にみんなが余計に買って品薄になる。
結果、数ヶ月して需給バランスが戻っても、価格は高止まりしているんだから、次、何かあったら少しは賢くなろうよ‥と思うけれど。
また、コロナは目に見えないのが厄介なところ。
毎日ニュースで、『今日の感染者は〇〇人で、クラスターが、どうのこうの‥』を聞くと、すごい怖い病気のような気がしてくる。
実際、かかったら辛そうだし、後遺症も心配だし、運が悪いと汚物の様な扱いで荼毘に付されてしまう、やっぱり怖い病気。
一方で、他にも癌などの もっと怖い病気の死者数の方が多いのにね‥とも思うのだけど。
新しい生活習慣、ソーシャルディスタンス、黙食、緊急事態宣言、時短営業、‥と、世の中は大きく変わった。
個人的には、マスクを息苦しく思う程度で、生活を脅かされるような影響がないのは、本当にありがたいことだと思う。
職種によっては、壊滅的な影響を受けている人達が沢山いるのだから。
我が家でも、社会人の息子達も早々に会社から自粛命令が出て、いい若いモンが家と会社とオンラインゲームと時々テレワークという生活をしている。
万が一感染してしまうと、病気の辛さもさることながら、社会的に抹殺されてしまいそうな不安から、自粛生活をしているようにも見える。
それでも生活が成り立っているから幸せな方なのかもしれない。
テレビでは、若い人が動き回って感染を広めている‥のようなことをよく聞くけれど違うと思う。
年齢ではなくて、その人の置かれた立場。
一人暮らしとか夫婦のみで、自分さえ大丈夫ならいいというアクティブな高齢者はフットワークも軽い。
若くても家族に基礎疾患があるなどの弱者がいれば、自粛モード。
身近な人間関係でもそんな傾向があって、特にウイルスという見えない敵に対峙する姿勢は、人間観察のフィルターにもなっているように思う。
特にコロナ第一波の頃は、自分さえ良ければいい人なのか否かのフィルターのように思える出来事が身近でもあって、人間関係の断捨離にも 繋がったように思う。
コロナで自粛モードの人に対してマイナスエネルギー浴びる‥などと、批判をする人は、アウト。
相手の背景を想像しようともしないんだなあ‥と、私は断捨離。
多分、相手も私を断捨離していると思うけれど😁。
きっと、コロナが沈静化した頃には、知らない間に色んな断捨離が進んでると思う。
だから、これからの一年は、また新しいステキなことを取り入れて行くチャンス‥だと思う。
そう思うと、緊急事態宣言が延長になっても、もうすぐ春ですね♪という明るい気持ちになれるように思う私はノーテンキかな。