JR東日本の『駅からハイキング』に参加しました。
『駅からハイキング』というのは、スタート駅でコース案内の地図を受け取り、駅からハイキングのカード(無料で作ってくれる)に、参加した記録を登録して後は勝手にスタート、勝手にゴール‥と、スタンプラリーと比べてもゆるゆるなウオーキングイベント。
今回、このマイナーともいえるコースを選んだのは、コースの前半は、子供の頃に住んでいた街だったから。
こんな機会でもないと、遙か彼方の昔に引越して地縁も無くなっていたので、行くこともないだろうなあ‥と、思いこのコースを選びました。
案の定、浦島太郎状態でしたが、半世紀ぶり近くに訪れた蒲田からスタートです。
スタートの蒲田駅。
蒲田駅西口がスタート。
蒲田駅というのは、京浜東北線の駅で東京のはじっこ、最も神奈川県寄りの駅。
我が家からは1時間半近くかかりました。遠いなあ‥。
地図を受け取り、スタートです。
こんなマイナーなコースなのに、意外と参加者がいて、地図を持ってスタートから迷っている人が多いような‥。
だって、有名な観光地が入っているという訳じゃないし‥。
外観のみで、内部は見せてもらえません。
写真右手の白い建物は、別の企業のビルで、JRの建物は写真の左奥方向の古いビルでした。
でも、オモチャのようなコロンとした京浜東北線のミニ車輌とホームなどの設備が外から見えます。
この小さなホームとミニ車輌は、『大田駅』『下茂田駅』という訓練の為の駅で、駅社員は、ホーム上での救護や落とし物の回収の訓練などをするそうです。
外観からはよく見えませんでしたが、線路は合計3本、信号や踏切なども設置された本格的なものだそうです。
②西六郷公園(タイヤ公園)
私にとっては懐かしいタイヤ公園。
私が小学生の頃からあり、よくここで遊びました。
この公園が出来た時は、古タイヤを利用した画期的な公園として結構話題になっていました。
JRの電車に乗って蒲田から川崎方面に向かう時、右手の車窓からタイヤのゴジラが見える、その公園です。
私が子供の頃は、園内はタイヤだらけで、殆ど地面が見えない状態でした。
大きな声で言えませんが、当時は滑り台からタイヤを転がしたり、ゴジラも『登ってはいけません』と、書いてありましたが、みんな登っていました。(笑)
ただ、滑り台からタイヤを転がす時は、人払いしてから転がしたり、ゴジラに登るのも自分の運動神経をわきまえて登っていたので、悪ガキ、くそガキなりに怪我をしないようなルールが自然と出来上がっていた気もします。(現在はタイヤは全て固定されていました。)
懐かしい💕
③雑色商店街(ぞうしきしょうてんがい)
『雑色』ぞうしきと読みます。
タイヤ公園からJRの線路の沿って川崎方面に歩いた先の踏み切りを渡ると、そこから京浜急行の雑色駅に向かう道が雑色商店街です。
バス通りを横切ってからはアーケード街になっています。
ここでもやっぱり浦島太郎状態。
昭和レトロな雰囲気ですが、角のお肉屋さんは昔のままのような気がするものの、殆どの店が入れ替わっているような気がします。
知らない間に、高架駅になっていました。
東京埼玉神奈川千葉ではきっと有名なokストアが駅前にあります。
雑色駅前にあるのが、okジャンボサガン店で、ここが長らく本店だったと思います。
(現在、本社は横浜の立派なビルになったらしい‥。)
okストアは雑色周辺に3店舗もありました。いいなあ😊
このジャンボサガン店は、私が子供の頃からあったし、よく買い物に利用していました。
懐かしい💕
ここで、ちょっと困ったことが起きました。
『駅からハイキング』のコースから外れるのだけど、かつて住んでいた付近に行ってみようと思いたち、少し寄り道したのですが、後をついてくる雰囲気の人がいるのです。
同じ地図を持っているので、『駅からハイキング』参加者だと思うのだけど、私は寄り道中。
それを言った方が良いか、1人で悶々としていました。
でも途中で気がついたみたいで、黙って引き返して行きました。(笑)
④水門通り商店街
雑色商店街は京浜急行雑色駅でおしまいで、第一京浜の国道を渡ると、更に商店街が続きます。
それが水門通り商店街。
定休日なのか、シャッターが降りている店が結構あり、雑色商店街と比べると少し寂しげです。
私が子供の頃の世界は、京浜急行雑色駅の東側だけで、こちら側には行ったことがないので、全く土地勘が無く、ここからはコース地図が頼りです。
寄り道したせいか、参加者らしき人の姿が無く、地図をぐるぐる回しながら歩く、典型的な『地図を読めない女』です。(笑)
⑤六郷水門。
水門通り商店街を抜けると、ちょっと古めの高層団地群と公園が広がり、この水路の門が六郷水門です。
この水路は狛江から流れていた六郷用水で、多摩川への排水口にあたります。
水門の向こう側は、多摩川の緑地が広がり、土手はサイクリングコースになっていました。
六郷水門は、多摩川本流の逆流防止の為に1931年に設置されたとのことです。
⑥重幸稲荷神社(じゅうこういなりじんじゃ)
住宅街の合間にある小さな神社。羽田七福いなりめぐりのひとつの神社です。
⑦高山稲荷神社
六郷土堤改修工事の際に、現在地に移転し、移転前の社が飛騨高山から来た大工により建築されたことが、社名の由来だそうです。
⑧羽田神社
神社横の絵馬の奉納場所は、航空大学合格、航空会社への就職祈願や、航空会社の訓練生のものなどが多く、羽田の氏神様として、羽田空港、航空会社各社の崇敬の念が篤いことを感じます。
将軍徳川家定が天然痘が蔓延した際に病気平癒に参詣し治癒した故事にちなみ、病気平癒を祈願する参拝者も多いそうです。
また、須佐之男命、稲田姫命の夫婦神を祀り、縁結びのご神徳でも知られているそうで、御利益てんこ盛りですね。
御朱印を頂きました。飛行機の栞付きです。初穂料は500円でした。
⑨鴎稲荷神社
鳥居に弘化2年(1845年)と刻まれており、昔、漁師町だった羽田の漁師達が祈願すると、かもめが飛来し大漁になったことから、かもめを大漁の兆しとして崇めるようになったそうです。
⑩穴守稲荷神社(あなもりいなりじんじゃ)
文化元年(1804年)、この一帯の開墾の際、沿岸の堤防が激しい波によりしばしば大穴が開いた為、風浪の被害を防ぎ五穀豊穣を願って創建された神社。
戦後、羽田空港拡張の為に現在地に遷座したとのことで、神社の右手のビルの向こうには駐機していた沢山の飛行機が見えました。
御朱印を頂きました。初穂料500円でした。
穴守稲荷神社の右横のビルを曲がると、飛行機の駐機場が広がっていました。
コロナのせいでしょうか、沢山の飛行機が駐機していて、飛行機好きな子供がいたら一日中でもうっとりと眺めいられそうな場所です。(笑)
ゴールは、駐機場と道路を挟んで反対側です。
ゴールの天空橋駅です。
ゴールの東京モノレール 天空橋駅です。少し歩くと京浜急行の天空橋駅もあります。
時刻は12時半過ぎ。10時に蒲田駅を出発したので、順調なウオーキングでした。
お腹もすいたし、天空橋駅の後ろに見えるビルで飛行機見ながらランチしようと、ウキウキと向かいました。
羽田イノベーションシティというビルで、このあたり一帯再開発中といった感じでした。
このビルは7月にほんの一部開業したばかりで、食事の出来る店は数店舗しかない上に、何かのイベントをやっていて、少ないお店には待っているお客さんの列が出来ていました。
一箇所だけ、入れそうなお店があったのですが、キャッシュレスのみで現金NG。
Suicaの残高が1000円あるかどうかという状況だったので、食事は諦め、帰路に着くことにしました。
ビルの地下は京浜急行と東京モノレールの改札が並んでいて、京浜急行で品川に出ることにしました。
品川駅で、改札口を間違えて、JRの品川駅構内に入ってしまったので、エキュートでランチにしました。
この日の晩御飯はカレーライスの予定なので、和食系がいいと思っていたものの、ゆっくり座って比較的空いていたお店はお粥のお店でした。
美味しかったけれど、全然足りない‥😅
留守番していた夫に成城石井のチーズケーキをお土産に買って帰ったのですが、速攻でお茶にしたのはいうまでもありません。
本日の歩数24293歩。
さすがに疲れたけれど、天気もよく、ちょっと冷たい風も心地良い一日となりました。