はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

核家族のお盆。

世間はお盆休みです。

スーパーに行っても、お花売り場は仏花ばかりになっていて、果物売り場には籠に入ったお供え用のフルーツがあり、お盆休みなんだなぁと感じています。

人様のブログにお邪魔すると、立派なお仏壇の画像と共に、念入りにお掃除をして準備万端でお盆を迎えている様子などをお見かけします。

我が家は、というと、フツーの暑い夏の一日です。(笑)

 

うちは私も夫も核家族で育ちました。

正直なところ、日本のしきたりとかには無頓着で、結婚式やお葬式に参列することになってから、慌て失礼がないように準備して‥という感じでした。

お仏壇も、義母と同居することになって、義母と一緒に我が家にやってきたという感じです。

その義母も同居して半年で、動脈瘤乖離であっという間に亡くなってしまいました。

義父は結婚前に亡くなっていたので、私は会ったことがないのですが、生前の義母は、よく義父のことを自慢していました。

ヌケヌケとステキだと言っていた可愛い義母でした。

義母にとっては、自慢の旦那さんのお仏壇。

でも、義母は本当はお金持ちの一人娘だったのに、幼い頃に両親が亡くなった上に、戦争も経験した波瀾万丈な半生がありました。

だから、しきたりとか、お仏壇とか、お墓とか、教えてくれる人も無く、義父も無頓着だったようで、自力で調べて自力で準備してきたのです。

そこへ、私も核家族で、しきたりとか無頓着な家庭で育ったので、我が家はわからない人だらけ。(笑)

当の義母もしきたりなんて分からないと笑っていました。

でも、『最後は気持ちが入っていればいいのよ。』

 

義母と同居することになった時、決して広くはない我が家。

お仏壇の置き場所は悩みの種でした。

義母は大腿骨骨折をして手術になり、リハビリを頑張りなんとか伝い歩きで家の中は歩けるようになっていました。

ベッドを入れるとレイアウトを工夫しても動線を考えると、押入れの上段の半分のスペースしかありません。

お仏壇の下の台は処分してもらい、押入れに強引にお仏壇をはめ込んだ感じになりました。

なので、お花を飾るスペースとか、お供え物は最小限しか置く事が出来ないし、お線香も、狭い場所に置くので、お仏壇の一部分に焦げた跡があったりということもあり、危ないので、お線香をつけることも辞めていました。

このお仏壇が義母の家にあった時は、お盆になると、大きな仏花、ナスやキュウリに楊枝を刺して作る牛や馬。

見よう見まねでお盆らしい風景になっていました。

息子達もその様子を見ているので、なんとなくお盆の雰囲気は味わえたようです。

お墓参りも、うちからはお墓は遠いので、渋滞を避ける為にお盆やお彼岸に行ったことがありません。

『気持ちが入っていればいいのよ』

この言葉を免罪符にするつもりはないのですが、実際は、この時期にお墓参りに行ったらほぼ丸1日渋滞の中でのドライブになってしまうのです。

 

お盆が近くなると、テレビのバラエティー番組などで、お盆にまつわるウンチクを取り上げていることがあり、最近知ったことがあります。

お供えものは、封を切って供え、故人の好きだった食べ物の香りを届けるとか、お線香の煙(香り)が、故人にとってのあの世の食べ物であるとか。

すみません。

うちでは、お仏壇に花は欠かしたことはありませんが、お線香は、火の始末が心配で殆ど使っていませんでした。

このお盆は、お線香は忘れずに供えます。

息子達が幼い頃、おばあちゃんの家に行くと、いつもお菓子の袋が用意されていて、

必ず入っていたボンタンアメ

息子達にとっては、おばあちゃんイコール、ボンタンアメのイメージになっていたほどですが、こんなお線香を見つけました。

煙は少なめのお線香ですが、お盆にはこのお線香を使いますね。

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