よく行くスーパーの冷凍食品コーナーに見慣れない商品がありました。
このスーパーは割と冷凍食品の売り場面積は広いほうですが、ハラール認定食品が、目立つところに置いてありました。
カレーっぽいもの、牛丼っぽいものなどの4種類のそのままレンチンすれば食べられるものと、東南アジアっぽい包装紙に包まれたピザ生地のようなパンらしきもの。
そもそもハラール食品って?
イスラム教徒の戒律にあった食事のことでしょ?とか、
イスラム教というと、1日に5回のお祈り、ラマダン(断食)、お酒とお肉はダメなんでしょ?という程度の認識だったのですが。
この牛丼っぽいモノ、どう見てもお肉が入っているよね。
なんちゃってハラール食品なのかなぁ‥などと不思議に思ったので調べてみました。
🧕ハラール食品とは?
禁止されている事を『ハラーム』。
食べ物だけに対するものではなく、生活全てにおいて神に許されているか、禁止されているのかを意味する。
食べ物に対する『ハラーム』(禁止)は、アルコールと豚肉。
豚肉は不浄なもの扱いで禁止。肉そのものだけでなく、豚由来や動物性の成分を含む食品全てが対象になる。ラード、ゼラチン、ショートニングなども含まれ、お菓子もダメということもある。
だから、野菜や果物、魚、卵、牛乳など以外は原材料に含まれていることも多くNGなものが結構ある。
牛肉や鶏肉はイスラムの教えに則った食肉処理方法であればオッケー。
🧕ハラール認証食品とは?
1970年ごろ、マレーシアで始まった。
イスラムの教えに則り処理された食品であると認証された食品のこと。
イスラム教の教えってやっぱり厳しいんですね。
私、まず食の時点でアウトです。(笑)
でも、イスラム教徒って、現在、約19億人を超す勢いで増えているそうです。
やはり、印度、パキスタン、インドネシア、バングラデシュは億単位のイスラム教徒がいるそうで、日本にも20万人いるそうです。
イスラム教徒(ムスリム)の人にとって、ハラール食品だけを口にするということは、神の教えに忠実に従うことでもあり、信仰そのものなんですね。
だけど、ハラール食品のハードルがあまりに高いので、日本で暮らすムスリムの人って凄く大変だと思います。
外食だって、単純に豚肉を外せばいいってもんじゃじゃないし、和食の調味料のみりんもお酒扱いだからアウトだし。
オリンピックなどで外国人観光客が更に増えると、対応するお店も増えるんでしょうね。
うちのような『トカイナカ』の立地のスーパーでも、ハラール食品を扱い始めているぐらいだから、結構需要があるのかな。
でもね、やっぱりちょっとお高い。冷凍のカレーとか牛丼に590円というのは、コスパを考える主婦としてはビミョーな価格。
確かにハラール認証のハードルが凄く高いから、590円という価格は、高くはないのかもしれないとも思うんだけど。
私、ムスリムでもないし、590円出すんだったら、魚屋さんの寿司弁当の方が絶対にコスパはいいし、魅力的。
でも、話のタネに食べてみたい気もする‥。
結局、コスパに負けて寿司弁当を買いました。(笑)
ハラール食品、珍しいなぁと思っていたのですが、業務スーパーは、結構取り扱っているようです。