いつもは日経新聞というと、土曜日に入ってるオマケのような新聞しか読んでいないのですが、なんとなくパラパラと眺めていたら、気になる記事を発見。
うなぎの稚魚が極端な不漁で、輸入価格も5割値上がりした、という記事。
もちろん、うちはうなぎ屋さんでもないし、養殖業者でもない。
ただのうなぎ好き。(笑)
でも、今年の夏の土用の丑の日にうなぎを食べられるかしら。
日経新聞の記事をざっくりまとめると、
ニホンウナギの稚魚のシラスウナギの国内漁獲量が過去最低ベースで、前年度の5分の1。不足分は中国や台湾から輸入しているが、輸入価格も上昇し、5年前の2倍以上の水準になっている。
スーパーなどで18年に売っていた蒲焼きの中には比較的豊漁で安かった17年度産の在庫を使ってコストを抑えていたが、稚魚の2年連続の高騰が、店頭価格に転嫁されて、値上げの可能性がある。
家庭でのうなぎの蒲焼の支出金額も高すぎて買わない人が増えて、10年前の半分以下に減少、ウナギ専門店も価格高騰による消費者離れとなった。
我が家のうなぎの消費もこの記事のように、高すぎてスーパーでは買わずに、年に数回、うなぎ屋さんで食べる程度になった。
息子達が幼かった20年近く前、中国産の蒲焼が1枚500円前後、国産が1000円前後ぐらいだったものの、×人数分となるので、普段の食事より遥かに食材費がかかった。
でも、子供には、夏の土用の丑の日にウナギを食べる習慣があるんだよーというのを実感させる為に、中国産にするか国産にするか悩みながらスーパーの戦略にはまって蒲焼きを買ったり、ひつまぶしにして一夏に何回かうなぎを食べていた。
ある年、長男が、『ホントはウナギよりお肉の方が好きなんだけどなぁ。土用の丑の日より土曜の牛の日のほうが嬉しい。』とぬかす。
ぬわんだとおおお💢
コストなんて全く考えていない息子達は、次男も同じようなことを言うのでガッカリ。
しかも蒲焼きの価格はじわじわ上がっていき、最近では中国産でも1枚が1000円、国産は2000円ぐらいになってきて、確かに国産牛ですき焼きした方が安いぐらい。
結局、ウナギ好きの夫の為に、夫のお誕生日に合わせて年に1回はうなぎ屋さんに食べに行くというパターンに落ち着いた。
もちろん、ウナギ屋さんで食べる方がお金は掛かるのだけど『ウナギって本当は美味しかったんだねー。毎年食べていたお母さんのウナギは何だったの?って感じ。』と、さらにヌケヌケと言う。
ぬわんだとおおお💢
訂正その1、お母さんのウナギではなくスーパーのウナギです。(お母さんの腕は関係ないゾ。)
訂正その2、君達はお品書きの価格を見てないんかい💢値段が違うでしょ。
‥という気持ちをグッと堪えて穏やかに伝え(笑)、
ウナギの価格を実感して、しかも美味しいと思って食べるようになったんだから良かったけれど、せっかくウナギ好きになったのに、高嶺の花になってしまった。(涙)
このまま、稚魚の不漁が続くと更に手が届かない高嶺の花になりそうで心配。
そこで、ウナギの資源保護の為に資源が安定するまでの策としての私の妄想案。
1、スーパーなどの小売の禁止。食べるならうなぎ屋さんだけ。
(だって、スーパーのウナギ、売れてないし普段は欠品してはいけない義務感から申し訳程度に置いてあるけど、買う人は稀だし、売れ残りは廃棄になるなんて勿体なさ過ぎる!ウナギだってどうせ食べられる運命なら、うなぎ屋さんに行きたいよね。)
2、中国人にウナギの美味しさを教えてはいけない。
(だって、あの人口でウナギ好きになられたら、あっという間に枯渇しちゃうよね。幸い?中国人にウナギを食べる習慣がないみたいだし。)
どうでしょう。
どうせ、スーパーで買ってももう十分高嶺の花なので、少ない資源は、うなぎ屋さんで無駄なく味わいましょうよ。
その間に、ウナギ関係者の方々?には、稚魚を増やして完全養殖の技を見つけるとか頑張って欲しいな。